TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2021年7月

心電図検査から病棟に戻ってきたら、看護師が尿道カテーテルを外してくれた。これで晴れて自由の身に。

その後は血圧と体温と血中酸素濃度を測定。熱はそんなに高くないが、酸素濃度は93~94という低い数字。「息苦しいとかないですか?」と聞かれたが、めっちやある。最近マスクをしてると苦しいのだ。マスクをしながら坂を上っていると、以前はなんてことなかったのに今では「息苦しい息苦しい」という感じで、あんまり息苦しいときは、前から誰も来ていなかったらマスクをはずしている。誰か来たらさっとつける。いつ頃からだろう。つい最近な気がする。大丈夫かなあ。そう言えば昨日はしばらく酸素マスクしてたけど、あれは酸素濃度が元に戻ったから外れたのだろうか。

その後レントゲンに呼ばれたが、またしても車上の人である時にしゃっくりがでた。なんで検査に行こうとすると出るかな。今回は検査中も止まらなかったが、レントゲンなので一瞬で終わったから助かった。そのまままた車上の人に。行ったり来たりだ。帰るときにはしゃっくりが止まってた。よくわからん。

昨日は眠れなかった。2時半くらいだったか、看護師が腕に刺しっぱなしにしている点滴を整えていった。ついでに首の傷を見てもらったら、自分が痒くてかいたから絆創膏が取れかかっていた。気をつけます、と言ったものの、朝になったらまた取れかかっていた。無意識の集合体。ちなみに首からも管を入れたのだ。

そのままじっとし続け、朝を迎えた。苦痛だった。

朝になってみんなが動き出したが、自分は身動き一つできない。もう動いても大丈夫な頃のはずだが、医者が足の付け根の傷を見てOKしないと座ることもできないのだ。スタッフが普通の朝食を運んできたけどおあずけ状態。ちなみに昨日の夕飯は横になって手で食べられる串刺し状のものだった。

8時過ぎに当直のお医者様が来たので足を見てくれるかと思ったら、自分のこの入院での主治医は別の先生だから、彼が来るまでお待ちくださいとのこと。そうなんか、前の入院のときもそうだったが、手術後にやっと主治医の顔と名前を知るという。なんだろう、この病院。

8時過ぎにやっと主治医が来て鼠径部に貼ってあった傷を保護するテープを貼がして確認し、ようやく足を自由に動かすことができるようになったので半分自由の身に。でもまだ尿道カテーテルがあるので自由に歩けない。とりあえずご飯を食べようとしたら、一昼夜寝ていたからか体に力が入らない。看護師に手伝ってもらってテーブルの向きを変え、なんとか食べることができた。

9時頃に心電図の検査に呼ばれ、尿のバッグを車いすに引っかけてお出かけ。途中しゃっくりが出てどうしようかと思った。しゃっくりしながら心電図取ったらどうなるの?検査技師さんもやってみないとわからない、と言ってとりあえずやってみたのだが、しゃっくりのタイミングで波形が乱れた。ありゃ~もう一度やってみましょう、とリトライしたらしゃっくりは止まった。無事検査できたが、これ、いつまで経っても止まらなかったらどうするんだろ。と言うか手術中に出たらめっちゃ危険だぞ。

昨日は一睡もできなかった。

想定の範囲内、ではない。ある程度眠れるかと思っていた。

前日はあまり眠れなかったから、次の日は眠れるだろうと昨日の朝起きたときには漠然と思っていた。しかし、手術でかなり鎮静剤を使い、手術後もしばらく寝てたからリセットされた。いや、それがむしろ悪かったかもしれない。

足の付け根を動かしてはだめなため、どこにも行けない、というか周りのものも満足に取れないもどかしかさ。横にある2Lの水をコップに移し替えてほしい。そうすると半身を起こしてストローで水を飲めるのに。そんなことすらナースコールを呼ばないとできないが、そんなことしたら悪いので我慢する。

1時過ぎくらいだったか。「眠れないときは牛乳を飲んで何か甘いものを食べる」という自分のパターンがある。甘いもの、と言うと冷蔵庫にチョコを忍ばせている。看護師にそれをとってもらおうかどうか迷っていたところ、いきなりスマホがけたたましく鳴った。私のだけではなく、隣の人のやらあちらこちらから。どうやら土砂災害警報で避難指示が出ている。看護師が様子を見に来た。これ幸いとチョコを取ってもらう。本当はだめだから「少しだけよ」と意味深なことを言われ、アーモンドチョコを3粒だけ取って「秘密にしておいてあげる」とまた意味深なことを言われて、なんだかもやもやしただけで終わった。真夜中の警鐘である。

今日の日記はかなり長くなりそうな気がするので、とりあえずここまで。

前回の手術は2時間半くらいで終わったのに、今回は5時間もかかった。

前回の手術は、手術室に入るとたくさんの人がわっとやってきて、背中にぺたぺた何かを貼ったり麻酔の注射を打ったりというのをあっという間にやってしまったが、今日はひとりの看護師がのんびり(?)やっていた。

前回は手術中の意識が結構あった。そもそもある程度の鎮静剤は投与するものの、眠らせないでやるものなのだが、今回はほとんど記憶がない。手術中は意識があったが、長くかかって鎮静剤の投与も多くなり、あとから記憶が飛んだのだろうか。

前回はカテーテルを入れるのに右足の鼠径部だけを切ったが、今回は両足を切った。その傷が開かないようにするため手術後の制限も大きく、手術後(14時頃)から一晩中仰向けで動いてはいけない。(途中から横を向くのはよくなったが、膝を曲げてはいけない。前回は片足はOKだったが今回は両足なのでつらい)

前回は手術後にHCUというICUの子分みたいな部屋に移されたが、今回は元の大部屋に戻って来た。

前回と同じ4人部屋だが、前回は静かだったのに、今回は病室でイヤホンをつけずにテレビを見てるおっさん、携帯で話しているおっさん、LINEの着信音を出しているおっさんがいてうっせーわ。コロナで面会禁止だから静かに過ごせると思ってたのに。

前回は手術後3時間で再発したが、それは今回も同じだった。不整脈が出てるよ。呪われてるのか。治らないのかなあ、この病気。

妻からLINEがあり、退院予定日が日曜ではなく月曜になったと病院から連絡があったらしい。自分は何も聞いてない。

主治医が来たのでお話。今回はかなり広範囲に焼いたので、両足からカテーテル挿入になったし時間もかかった。それでも期外収縮というただの(危険でない)不整脈は出ることはあるかもしれないが、あまり気にする必要はないとのこと。ちなみに前回焼いたところで再発している箇所は全くなかったらしい。

ただ、広範囲に焼いたため、明日、明後日くらいは熱が出るかもしれないらしい。その経過を見て月曜日にお話をさせていただきたいということで、退院は1日遅らせたいとのこと。月曜日も休みは取っているし、まあ大丈夫だろう。限度額適用認定証を出してあるからお会計はほとんど変わらないはずだ。これが月またぎになったらおおごとだったが。

前回はWi-Fi環境はなかったが、今回は全館フリーWi-Fiが入るようになったのでありがたい。30Mbps出たので十分。暇を持て余している入院患者にとってWi-Fiが入るというのは大きなメリットである。

昨日は1時過ぎまで眠れなかったので眠い。

これから2回目の手術である。

今度こそうまくいってくれ。

行ってきます。