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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2002年12月

気がつくと今年も今日で終わりではないか。そんな日に、今日も一日寝て過ごしていた。昨日とほぼ同じ状態だ。なんなんだろう。やはり自覚症状はないが相当疲れがたまっているのか。寝て起きて寝て起きての繰り返しだった。そうして今日が、いや今年が終わっていくのだろう。

今年には職場復帰できるだろうか?この分だとまだまだ難しそうだ。焦ることはないのだが、だんだん一般社会から自分の存在が遊離していくようで悲しくなる。どうしたら元に戻れるのだろうか。元に戻るのは不可能なのだろうか。自分の歩むべき道が見えない。

今日は一日中寝ていたのだった。

やはり昨日、おとといの疲れが出たのだろう。朝起きて朝食を食べては寝て、起きてはまた寝て、起きてはまた寝て…、を繰り返して17時過ぎまで寝ていた。自分自身の感覚としては、それほど疲れがたまっているとか、うつ状態というわけではない。が、起きて動き回る気にもなれず、ずっと寝ていた。間違いなく疲れているのだろうが、いまいち自覚症状がないのが問題だ。今日は何の予定もなかったからよかったようなものの、もし何かやらないといけないことがあったり、行かないといけない用事があったら、動けなくて悩んでいたかもしれない。

そんなに寝ていたのに、21時をまわると、また疲れが出てきたような気がして眠たくなってきた。まあいいや。今日はゆっくり寝よう。

10月から書いているこの日記、ついに1日あいてしまった。昨日から今日にかけて歌仲間の合宿に行っていたからだ。もちろん合宿先からでもPDAやi-modeから日記の更新はできるのだが、そこまでやるのはやめておいた。旅先まで自分をそのような日常にしばるのはやめよう。一年前も同じ合宿に参加したが、そのときと比べると自分は少し変わったような気がする。去年は旅先でも日記を書いていたような気がする。そしてデジカメで写真を撮りまくっていた。今年はデジカメは持っていったものの、ほとんど使わなかった。写真ばかり撮ってると、記録は残るが肝心の「今を楽しむ」ことができなくなってしまう。いつも「先のことを考えすぎて」今をだいなしにしている自分である。日記にしろ写真にしろ、「今のことをすべて記録しなければ」という思いにかられているから、なのだろうか。自分をもっと今へ開放してやらなければ。

そして調子は悪くはなかった。いや、先週からの状態を考えると、むしろよかったと言ってよいだろう。ただしかなりドーピングはした。咳が止まらなかったので咳止めシロップを飲み、お値段高めのユンケルを2日とも飲んだし、さらにのど飴なめなめで参加した。風邪の症状はそれで抑え込み、なんとか咳にも悩まされずに歌うことができた。

精神的にも好調だった。少しは加減がわかってきたような気がする。昨日の朝、出発する直前は少ししんどかった。2日間体がもつか、それが心配で鬱が入りかけていたようだ。だが、なんとか外に出たらスムーズに体が動いた。しんどかったら部屋で休んでいてもいいし、途中で電車で帰ったってかまわないだろう。そうやって開き直れていたし、テンションも抑え気味だったのでなんとか2日間持ちこたえた。以前は周りのテンションにつられて無意識のうちにテンションがあがってしまい、そして急にバタンと電池が切れてしまうことが多かった。今回は無意識のうちに自分をセーブしていたような気がする。意識してセーブしていたわけではない。が、決して調子が悪いわけではないのにも関わらず、あまりテンションがあがってなかったような気がするのだ。なぜかを考えると、「マイペースを守る」ということが身についてきたから、という気がするのだ。これはいい兆候だろう。この調子で日々を過ごしていき、常に自分で自分をコントロール可能な状態においたまま、自分のキャパシティをあげていくことができるといいと思う。

今日は同じ病院に入院していたときの友達が来た。入院生活も長かったし合宿みたいな共同生活を送っていたため友達もたくさんできた。今日来たのは自分の友達というより彼女のメル友という感じの女性で、私と同じうつ病である。と言っても入院中はあまり病気の話はしなかったので、彼女(友達)もうつ病だったと知ったのは彼女(友達)が退院してからである。退院してから私と彼女(彼女)がつきあうことになったと知ってとても驚いたそうな。でも他にも多かったぞ〜院内恋愛。入院患者同士の色恋沙汰は治療的観点からもあんまりよろしくないということらしく、みんな看護師や医者など医療スタッフには隠していた。なぜよろしくないのかはよくわからない。精神的な病気を抱えた人どうしがくっつくのはあまり望ましくないということはなんとなくわかるが、それ以外に「依存症」と名のつく病気、およびその予備軍というか傾向を持ち合わせた患者が多いので「恋愛依存症」に陥るのを心配しているということも聞く。実際マークされている患者は家族以外との電話は取り次いでもらえなくなり、自分宛に来た手紙も医者がストップしていたそうだ。彼氏とデートするのに医者の許可が必要な女の子もいた。「恋愛依存症」または「SEX依存症」という言葉は入院してはじめて聞いたが、大きな書店の精神医学のコーナーをのぞくと、結構それに関する本が並んでいて、実は悩める人割とが多い病気らしい。恋愛関係の間に「共依存」が生まれるとやばいのだ。共依存とは「相手から頼られる状態に精神的に依存している状態」の人と、「その人に頼ってしまう状態」の人との関係で、アルコール依存症の夫とその妻などがそういう関係に陥ったりしたりする。そうしてAC(アダルトチルドレン)が生まれる。私もある種のACであると思っている。ああ話が今日は脱線するする。

夕方まで私の部屋で友達と彼女と私の3人でしゃべった後、駅まで送っていった。次は新年会をしようということになった。普通にしゃべっているだけのつもりだったのが、やっぱりどこか気を使っていたのか、気を張っていたのか、夜になるとちょっと疲れてしまった。明日はGSOの合宿だ。早く寝よう。それにしてもまだ咳が出る。咳止めシロップに南天のど飴、そしてユンケルを買ってきた。明日とあさってはこれらで乗り切ろう。

う〜ん、風邪がなかなか治らない。今日は診察だったが、病院に行って帰ってくるだけで疲れてしまった。しんどかったのでデイケアには出なかった。

熱はないが相変わらず咳が出る。だんだんと頻度は減っているが一度出始めると苦しい。あさってから歌仲間との合宿なのに、まだまともに歌えるコンディションではない。明日のうちに治るかな〜。