TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2021年3月16日

昨日は21時半に寝たが、なかなか眠れない。一度起きようかどうか迷っているうちに寝てしまった。朝方は眠りが浅くて何度も目が覚めた。6時半くらいにもう起きようかと思ったが、体を休めるためにまた寝て7時に起床。スマートウォッチの睡眠記録を見ると、昨日も浅い眠りばかり。

睡眠の状況

睡眠の状況詳細

浅い睡眠が71%で深い睡眠は9%しかない。頭が少しもやっとしているが、もっと深く眠れないものか。

今日は作業所の最終日。まずは第1作業所に行って所長や職員に挨拶し、第3作業所にも挨拶に行って、一時期うちに来ていた職員と少しお話しした。「はまーさんははまーさんそのままでいいから、頑張らなくても、いつも頑張ってるからそのままでいよ」と言ってくれた。その後少し遅れて出勤。

最後の仕事は両面テープ切りであった。細めの両面テープをひたすら2.5cmの長さに切って台紙に貼っていく。そのテープは次の行程で他のメンバーが何かをくっつけるのに使う。

この両面テープを切る仕事は、私ともう1人しかできるメンバーがいない。能力的に「普通のことが普通にできる」のはその2人しかいないのだ。前はもう1人いたが辞めてしまった。そして今回私が卒業することになったので、できるメンバーは1人だけになってしまう。彼は不安そうだが、頑張ってもらうしかない。普通の職場ではないのでアルバイト募集なんてことはない。

作業所最後のお昼ご飯はローソンの冷やし中華。今日はかなり暖かいから冷やしがうまい。もう冷やしの麺類が出ている。

冷やし中華

15時で作業が終わったら、私の卒業式だった。色紙をもらった。いつ以来だろう。大学を卒業する時にサークルの人達からもらったが、それが最後かな。30年近く前だ。

色紙

色紙にいきなり書くのでなく、かわいらしいにゃんこの付箋に書いてもらったのを貼ってある。これなら書く方も気楽に書ける。色紙に書くのって、失敗したらどうしようとちょっと緊張するのだ。ところで「船は帆でもつ帆は船でもつ」が作業所のモットーだと書いてあるが、初めて聞いた。

それ以外にもいろいろもらった。

もらったもの

第3作業所の職員から、ということでハンカチをもらった。新社会人(?)にふさわしい。まともなハンカチが少なかったのでありがたい。

ハンカチ

うちの作業所特製のシフォンケーキ。ホールでくれた。これはむっちゃうまい。ありがたいことだ。

シフォンケーキ

そしてお花。これは栄養分が入っていて放っておいてもしばらくもつやつかな。

お花

きれいである。自分は花のことはわからないが、とにかくきれいである。

お花

お花

これだけ盛大にお見送りしてくれたことは今までなかったと思う。みんないい人たちばかりだったから別れが名残惜しい。「頑張りすぎないでね!」「はまーさんは、ゆっくりゆっくりやればいいからね!」そう言われた。どこへ行ってもそう言われる。

私は昔から周りの人に恵まれていた。敵という人はいなかったし、嫌いという人もあまりいなかったと思う。会社の上司で病気のことを理解してもらえずにつらい思いをしたことはあったが、もう20年以上前でまだその上司もメンタルヘルスの知識がなかったから、それはしかたがなかったと思っている。面倒見がよくて根はいい人だった。

学生時代はクラスメートやら部活、サークルの仲間、社会人になってからは職場の上司や同僚、所属していた合唱団や山岳会の仲間たち、作業所の人達、福祉施設の人達、今まで自分が接してきた人はいい人ばかりだった。それは運が良かったと言える。

そう言えば学生時代のサークルの仲間に、「同じ部屋にいてくれるとほっとする」と言われたことがある。社会人になって入った合唱団の仲間には「その場の中心にいるわけではないけど、その場には不可欠な特殊な存在感」と言われた。作業所のボスには「うちの癒やし系」と言われていた。自分ではわからないが、どうやら自分はどこへ行ってもそういう存在らしい。会社でも先輩にかわいがられていた。私にとっては、所属するコミュニティとは暖かいものだ。今回もそれをしみじみと感じた。

4月からの職場も、先週2人と話しただけだが、ものすごく感じがよかった。職場の雰囲気もよかった。多分大丈夫だろう。4月まであと16日。入学式はもうすぐだ。

いただいたシフォンケーキが夕食後のデザート。でかく見えるが、ふわふわなのであっと言う間に食べてしまえる。

シフォンケーキ