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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

作業所のトイレの鍵がちょっと前に壊れて、あららどうしましょう。でも誰か入っているとスリッパが置いてあるからわかるだろう、みんな注意してください、ということになっていた。トイレの鍵は直ったようだが、未だにトイレのドアにはこんなのが貼ってある。

トイレの貼り紙

もうトイレを開けたら誰かが入っていた、という心配はないんだけどな。

私は昔、合唱団の合宿で河口湖畔のぼろい宿に泊まったときに、朝起きてトイレをがちゃっと開けたら少し年上の女性がパンツを下ろして便座に座っていた、という経験がある。お互いびっくりして(そりゃそうだ)、「すすすみません!!!」と言って逃げ帰った。悲鳴をあげられてもおかしくなかったのだが、その女性は「ちょちょちょちょっと」という感じで「もうなにやってんのよ~」というようなことを言われただけだった。あとで分かったがそのトイレの鍵は壊れていたらしい。中から鍵を閉めると外から見たら青いのが赤くなって誰か入っているとわかるのだが、その状態でも外からドアが開け閉めできたらしい。半分寝ぼけていたのでその表示を見てなかった。

その合宿中はものすごく気まずくて、あああやばいもうこの合唱団には顔を出せないどうしよう、と思ったりしたのだが、でもその1週間後には団員同士の結婚式があって2人とも出席する予定だったので、どんな顔をして会えばよいのやらと頭を抱えていた。もっとちゃんと謝ったほうがいいのか、それとも彼女も忘れたい過去になってしまったのかもしれないので、何食わぬ顔をしてしれっと何もなかったことにした方がいのか。う~んと悩んでいたが、結婚式当日になると隣の席になった彼女はにこにこ話しかけてきた。「ああもうなかったことにしようとしてるのだな」と思ったのだが、それ以来やたら親しげにしてくるようになったので、ひょっとしてこれは「私の恥ずかしい姿を見たのだから責任をとって」的な何かのアピールなのだろうかと考え込んだことがある。その合唱団は辞めてしまったのでその女性ともう会うことはなくなったのだが、今頃どうしてるだろう。


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