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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

昨日の睡眠の状況は記録していない。夜中に目が覚めたときに、いちいちメモっていたりすると次にまた眠れなくなる原因になっているかもしれない、と思って昨夜はメモらなかったのだ。が、夜中に10回くらい目が覚めただろうか。目が覚めるたびに「まだ朝じゃない」と思ってもう一度寝なおす。それで眠れるのだが、また目を覚ます。結局5時に起きたが、頭はぼんやりしている。久しぶりに夢をたくさん見たような気がする。眠りが浅い証拠だ。なぜよく眠れなかったのだろうか。今日からの外泊で、マンションの見学とか楽しみなことが詰まっているので興奮していたのだろうか。追加眠剤はもらわずに寝ようと思っていたのもらわなかったが、おとなしくもらって飲んでおけばよかったかもしれない。朝から首が凝って痛い。朝から凝ってるなんて、寝ているときにも体が緊張していた証拠だ。交感神経が優位に立っていたのだろうか。まあ、興奮して眠れないなんて誰にでもあることだから、あまり気にしないことにしよう。

朝食後、手首で脈をはかってみる。やはりまた不整脈が出ている。脈が不規則な変拍子を刻んでいる。心配になったので看護婦に話してみた。主治医に話してくれると言う。内科の医師への診察依頼も出してくれるそうだ。5年くらい前にも不整脈が出たことがあったが、なぜなのだろうか。あまり気にする必要はないと看護婦は言うが、エアロバイクのセンサがちゃんと脈拍を読みとってくれないのは困る。心拍数に応じて自動的に負荷を調節してくれるのに。

散歩に行って猫と遊ぶ。空はどんよりと曇っている。天気予報では曇りだったが、なんだか雨が落ちてきそうだ。今日から外泊なのに、雨が降るとちょっと嫌だなあ。明日は合唱団Pのチラシを500枚持って川口まで行かないといけない。明日雨が降るともっと困るのだが、明日の天気はやばそうだ。あいかわらず首の凝りは取れない。一度凝ったらなかなか元に戻らないのだろうか。リラックスをこころがけているのに。

やはり睡眠が足りなかったのだろうか、散歩の後、ベッドで寝てしまった。いや、眠っていたのではなくぼ〜っとしていただけかもしれない。その辺の記憶はない。あ、そうだ、自律訓練法をやっているうちに時間が経っていたのだった。気がつくと9時半。いつもなら9時過ぎからストレッチをして作業棟へ行くが、今日はストレッチを省略して直接作業棟へ。。

体力テストをやったが、やはり不整脈のせいで表示される心拍数の値がおかしく、負荷がどんどん上がっていく。結果は「6段階中の6。非常に優れている」と出ていたが、これは嘘だろう。心拍数が正確に検知されないのでは、心拍数に応じて自動的に負荷がコントロールされる一般トレーニングをやるのは無理だ。マニュアルモードにして、自分で負荷をコントロールすることにした。ペダルを漕ぎながら、自分が体感するしんどさを元に自分で負荷を上げ下げする。よく考えたら、これは日常自分でやらないとけないことだ。日常生活では自分の体にかかっている負荷や自分の体の状態(心拍数)を、エアロバイクのように数字で表してはもらえない。自分の体の感覚を頼りに、自分で自分にかかる負荷をコントロールする必要があるのだ。それにしても、いつの間にか頭はすっきりしている。やはり自律訓練法は自分にとって有効なようだ。

エアロバイクを漕ぎ終わってデイケアへ行く。今日は卓球のトーナメント戦を10人でやった。私は素人相手だとどうしても本気を出すことができなくて、相手の打ちやすい球をひたすら返して相手がミスするのを待つ。それでもやった試合は全勝だった。まあ、今日は強い人が来ていなかったので当然だが。残念ながら時間切れでトーナメント戦は途中で打ち切られた。

病棟に戻ると、実家から電話があったとの伝言があった。昼食後、実家に電話してみると母親が出て「明日から外泊だって聞いてたので、誕生日プレゼントを送ってもいい?」と言う。テレホンカードの残り度数が少ないこともあって焦っていた私はついつっけんどんに「もうすぐ引っ越しするから荷物どんどん整理してるし、引っ越してからにして」と言ってしまった。それで電話は終わってしまったが、母親について突き放したようなしゃべり方をする癖がまだ抜けてない自分を反省した。せっかく親心でプレゼントを送ってくれるというのに、なんてひどい言い方をしてしまったんだろう。もう一度電話して、「さっきはつっけんどんな言い方をしてごめん。大きなものじゃなかったら送って」と話した。どうやらTシャツのようだ。もう一度電話してみて自分でもほっとした。今までさんざん親不孝してきたから、これから少しずつでも親孝行しなくては。昔の自分を払拭するのだ。

外泊する準備をしてもうすぐ行こうかというときに主治医に呼ばれた。面接の希望は出してなかったが「最近どうですか?」と聞いてきた。調子はいいこと、睡眠は中途覚醒があるものの、一応眠れていて日中も体が動くということを話す。これから外泊でいろいろ予定があるので、それが終わって帰ってきたらまた報告します、と言うと、あまり無理して詰め込みすぎないように、と言われた。それは自分でもわかっている。今回の外泊では特に詰め込んでいるというほどの用事はない。今日の夕方にマンションの見学をして、土曜日は友人の合唱団の演奏会にチラシをはさみに行き、日曜日はお昼から彼女と指輪を見に行って、そのあと横浜で彼女のお母さんと話をすることになっている。月曜日の予定は何もなし。空いている時間で、私が管理しているHPの更新だとか部屋の整理だとか、ちょこちょことやっていこうと思っているくらいである。自分のペースを考えながらやろう。

病院を出て、途中で昨日ゆがんだ眼鏡を直し、横浜で買い物をして帰ってきた。ネットでの「ハウツー部屋探し」というページで下見をするときのポイントなどをチェックする。そして、「賃貸契約を結ぶとき」のページに「入居する人の住民票を用意する」と言うのを読んで、さっそく区役所へ行ってきた。契約は7月中にする予定だが7月いっぱいは退院できない。今日は平日の昼間に動ける数少ないチャンスなので、行ける時に行っておこうと思ったのだ。マンションを見学する17時までは時間の余裕があるし、体もそんなに疲れてない。区役所は歩いて10分ほど。行って帰ってきて30分もかからなかった。ついでに婚姻届の用紙ももらってきた。

そのあとまだ時間があるので、またザックに本を詰めて駅前の古本屋に売りに行く。やっとこれでダンボール2箱分が片付いた。まだ1箱残っている。でも今日はこれくらいにしておこう。

16時過ぎに彼女に電話し、家に来てもらう。しばらく時間をつぶした後、不動産屋との約束である17時前に家を出て不動産屋へ。新しい物件がもう1つ出てきたらしい。一応間取り図を見せてもらう。目星をつけているところとほぼ同じ広さながら3LDK。正直言って3LDKもいらないし、間取り図を見る限り収納スペースなんかがちょっと苦しそうだ。でも近くなので、一応そこも見せてもらうことにする。

まず最初に目星をつけていた方のマンションへ行く。間取り図を見て気に入っていたのだが、実物を見てもっと気に入った。使いやすそうな収納スペース、私の書斎にできそうな洋室の出窓、広くて使いやすそうなシステムキッチン、洗面所やお風呂もきれいで問題ない。そしてもう一つの物件へ足を運ぶ。リビングはわりと広いが、他の部屋は窮屈そうで、間取り図どおり収納スペースも苦しい。内装はきれいにクリーニングしてあるようだが、古いので外見はぼろっちい。風呂も狭苦しいし、なぜかトイレがとても臭い。クリーニングしてもこれではちょっといただけない。それに風呂の追い焚きができない。家賃はちょっと安いがここは見送ろう。ということで、一応帰って検討します、ということにしたが、検討するまでもなく最初の物件を早く押さえてしまおう、という結論に至った。明日の午前中にもさっそく不動産屋に足を運んで賃貸契約申込書を出してこよう。

ちょっと遅くなったので夕飯はコンビニでお弁当を買ってすます。その後久しぶりに彼女とゆっくりテレビを見たり、今後のことについて話をした。彼女の母親が、一緒に住むのはいいけど籍を入れることには難色を示しだしたそうだ。私がちゃんと復職してからでもいいんじゃない、ということだ。彼女の母親の言うことはもちろんわかる。私も当初はそのつもりだったのだから。だが、彼女のほうは籍を入れたいというし、自分も一緒に住むんだったらちゃんとしたい、というのがあったので、二人の間では籍を入れようということになっていた。あさって彼女の母親と話をすることになっているが、はてさてどういう展開になるのやら。

夜になって、ちょっと疲れを感じてきた。一度はとれた首の凝りがまた復活してきた。彼女にも言われたが、やはり少しオーバーワーク気味のようだ。そうならないように自分では気をつけているつもりなのだが、まだまだ甘いようだ。まあ、すぐに完璧になんでもできるようになるわけではない。これから少しずつ自分をコントロールできるようにしていけばいいのだ。自律訓練法をやって寝ることにしよう。


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