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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2003年7月13日

昨日の睡眠の状況
 23:30 就寝
 02:21 中途覚醒
 02:56 中途覚醒
 04:22 中途覚醒
 04:42 いったん起床
これ以降は一服してメールチェックしたりネットしたり、20分ほど起きていたが、もう一度寝ることにチャレンジし、浅い眠りを断続的に繰り返しながら7時半頃まで寝ていた。やはり昨日と同じでなんとなくぼんやりする。追加眠剤を飲まないと質の高い睡眠を確保することはまだ無理なのか。

朝食のコーンフレークを食べて、散歩に行こうとしたら、雨が降っている。そうか、今日は雨かぁ。合唱団Pの練習に行くのもおっくうになりそうだ。天気によっても気分は左右される。ま、病気でない人でもそんなことは当たり前にあるが。

日記を書いたり、引越しに向けて住所変更を知らせるべき先をピックアップしたり、新しく買わないといけないものをピックアップしたり。朝はそんなことをしていた。少しぼんやりしているが、昨日の疲れが残っているということはないようだ。

今日の練習は昼から。ネットで調べたらちょうど12時の電車に乗ればいいようだ。それまで部屋の片付けなどをする。そう、今日もリラックス、リラックスをこころがけて。そうそう、入院でばたばたしていて実は衣替えをまだしていなかった。冬物と夏物を入れ替え、洗濯が必要なものを洗濯する。洗濯機が回っている間、ネットで賃貸情報を検索するが、ネットで調べられるものは数が非常に少ない。やはり定石どおり地元の不動産屋を地道に足でまわった方がよいだろう。ま、退院してからだな。なんだかんだしているうちに頭がすっきりしてきた。

ちょっと動いて少し横になったら、ちょっとうとうとしてしまったようだ。まだ家を出るまでには時間がある。もうちょっとゆっくりしよう。いつの間にか雨はあがっているし、今週は練習に行けそうだ。

家を出るまでまだ時間があるので、ネットで調べものをする。結婚式は挙げないが、写真くらいは撮りたい、と彼女が言っていたのでその情報を調べてみる。要は衣装を借りてきてどこかのフォトスタジオで撮ってもらえばいいのだろう。それだけがセットになったサービスをやっているところはないかなあ、とまず調べてみたが、ちょっとなさそうだ。普通、写真を撮るんだったら、その衣装は結婚式で使うものだから別に借りてくるのが当たり前だから、やっぱそういうのはないのか。

フォトスタジオを調べてみたら、まあこれは近くて適当なところがあった。ヘアドレスがセットになったところもある。式の当日は忙しいから、写真は他の日に、という人も多いのだろう。衣装は借りてきたものを持ってきても、髪は何日も当日用そのままというわけにはいくまい。

そして今度は衣装について調べてみる。う〜ん、びっくりした。ウェディングドレスのレンタルが安くても20万円、男性のモーニングやタキシードでも15万円くらいする。ちょっと記念だけ、というには高すぎるなあ。どうしようか。まあ彼女と相談だな。将来私がちゃんと職場復帰できて安定したら、改めて式を挙げるという考えもあるのだが、写真もそのときにしようか。彼女の母親も「そんなにするんだったら撮らなくていいんじゃないの」と言いそうだ。

彼女が二人で暮らしたい、ということを母親に言ったとき、反対はしなかったが「今のところに二人で住めないの?」と言ったらしい。やはり私の状態が心配で、できるだけ貯金を崩すのはやめた方がいい、引越にお金をかけずにすますことはできないか、ということらしい。いくらなんでも今のワンルームマンションに二人で住むのは無理だ。今でも自分のものだけで溢れかえっていて、引越に向けてどんどんものを捨てていこうと思っているくらいだから。

時間が来たので家を出る。いったんあがっていた雨はまた少しぱらついている。今日の練習場所ははじめて行くが、いつもより少し遠い。渋谷で乗り換えないといけない。またできるだけリラックス、リラックスを心掛ける。全身の力を抜くというより、肩の力を抜いて。ときどき首をまわしたり肩を上げ下げしたりして、できるだけよけいな力が入らないように注意する。電車の中でもリラックス、リラックス。渋谷の人混みでもリラックス、リラックス。

やはり効果はあったようで、あまり疲れずに練習場所についた。練習中もリラックス、リラックス。これは大きな効果があった。私は歌を歌っていると、つい力が入りすぎる癖がある。それを、昨日からずっとリラックスを意識しているので、練習中もあまり力が入りすぎずにリラックスして歌えた。変な歌い方をした後は喉が痛くなることがあるが、今日は練習が終わっても大丈夫。これはいろんな面で効果を出しそうだ。これからも極力意識しよう。リラックス、リラックス。

それにしても本番指揮者のK先生には感服する。指揮者が変わるだけでこんなにも合唱団が変わることか。休団する前に合唱団Pにいたときも思ったが、やはりK先生はすごい。自然と音楽が自分たちから引き出されるような気がする。どういう音楽を作りたいか、非常に明確に感じられる。合唱団Pのメンバーも、先生とのつきあいが長いということもあるだろうが、反応がいい。これはぜひとも本番に乗らなくてはもったいない。今日はブラームスを全曲やったのだが、これがまたいい曲なのである。歌っていて泣けてくる。

私の日記を読んでくれているのかどうかわからないが、私の事情を察して幹事長が「今回のステージの負担は免除にするよ」と言ってくれた。他のみんなには申し訳ないが、これは非常にありがたい。でも自分のノルマ分のチケットももらってしまっているし、友人に宣伝もしているし、チケットが売れた分のお金は団に入れることにしよう。合宿も、ちゃんと通常練習と先生の練習に出ていれば、行かなくてもなんとかなりそうだ。金を節約しつつ、なんとか自分のやりたいことはできる範囲でなんとかする。これからの生活でもいろんな面で課題となりそうだ。そのときそのときで、いろいろな選択肢を考えてベストなものを選んでいくことにしよう。

練習は予定よりも早く30分早く終わった。帰るときもリラックス、リラックス。渋谷の駅は昼よりもさらに混雑していたが、やはりリラックス、リラックス。あまり疲れずに家に帰ってきた。彼女は買い物に行っていて、私が帰ってからしばらくして家に来た。夕飯の支度をしてもらい、二人で食べる。いつもなら彼女は22時までうちにいるが、今日は風邪気味だということで20時に帰っていった。彼女が帰った後、ヨガの体操をやって自律訓練法をやる。日ごろから当たり前のようにやる習慣をつけるのじゃ。

やはり家は落ち着く。その家にいながら、なぜ入院前はあれだけ調子が悪かったのだろう。家にいながらリラックスしていなかったのか。なぜなんだろう。今回の外泊訓練で、やっと光が見えてきた。しかし、まだまだ油断はできない。また調子が悪くなったら、悪循環に陥ったら、今はわかっているつもりのことでも、そのときになればすっかり頭から抜け落ちているかもしれない。それを防ぐための対策も考えて、そして実行できるように身につけておかなくては。とりあえず、今回の外泊訓練はまだ終わってないが、明日の朝にちゃんと病院に戻って、そして疲れが残っていなくてデイケアにきちんと参加できたら、まあ成功だったと言えるだろう。