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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2003年1月18日

今朝は早く起きたが朝食を食べてまた寝てしまった。まあ、いつものことだ。11時半から病院で栄養相談の予約が入っている。それまで寝ようと思って寝てたら10時40分頃彼女からモーニングコール。それで起きて準備をし、タクシーを拾って病院へ。この時点ではあまり調子は悪くなかった。

栄養相談の内容は、細かい内容を大雑把に説明されるというもので、実際に食事をする段階で非常に悩みそうだ。今日のレクチャーの内容は、一日の摂取カロリーとコレステロール。一日の摂取カロリーは1600kcalに抑える必要があって、それも当然でたらめにとるのでなく、栄養のバランスが取れるように7種の食物群に振り分けて食べないといけないという。カロリーはさらに80kcalを1単位として数えるらしく、要はバランスよく一日20単位のカロリーを摂取する必要があるということだ。

たとえば糖分を多く含む食品が2つの食品群にわかれていて、一つがごはんやパンのグループ、こちらから11単位(880kcal)摂取する。ごはんだと茶碗5杯半、食パンだと5枚半。もう一つのグループがくだもので、こちらからは1単位(80kcal)。りんごなら中3分の2個、みかんなら3個。てな感じで7種の食品群が規定のカロリーになるように3食に振り分けて食べましょう、ということなのだが、こんなもの超めんどくさくて実際にできるのか?という感じだ。しかもその表に載っている食品群にはご飯とかパンとか代表的な食品しかなく、「朝はいつもコーンフレークなんですけど」と言うと、栄養士のおばさまは分厚い本を取り出してぱらぱらとめくり、「えー、コーンフレークなら1単位20グラムね。プレーンじゃなきゃだめよ」と言う。つまりそれはあれですか?そういう本を自分で買ってきて、食べるものについていちいち何グラムが何カロリーか調べて規定の分量だけ食べろということですか?う〜ん、どうやらそうらしい。何か気の遠くなる話だ。外で食べたりしたものなんかわからんじゃないか。

さらにこれにコレステロール制限が加わる。一日に摂取するコレステロールが300ミリグラムを超えないように、ということである。そしてまた食品のリストとそれらに含まれるコレステロール量が書いてある。これも代表的な食品ばかり。こんなことを実際に守れるのか?

そもそも今の食生活がそんなに悪いものだとは思っていない。朝はいつもコーンフレークで、昼はパンか軽めの弁当。夜はだいたい彼女に作ってもらっているが、焼き魚など和食が中心で比較的ヘルシーなものばかりだ。それでこんなに太ってしまったのは薬の影響もあるだろうし、やはり動かないのが原因でしょうと言う。うつ病であまり動けない日が多い、ということは最初に生活習慣を説明する段で言ってあるし、動かないから、というのは言われるまでもない。が、この栄養士のおばさま、この間うつ病の話を学会で聞いてきたとかなんとか言って「うつ病は治るからね。精神病じゃないんだって。それには時期があるの。時期が来ると治るの」とわかったようなわからないような話をする。と思ったら「動けなくても動きなさい」とますますわからない話をする。あの〜、動けないのが症状であって、動けるんならとっくに動いてますって、こんなに太ってないですがな。そうは言わなかったが、今日の栄養指導はそんな感じで終わった。

終わったのが昼過ぎ。とりあえず腹が減ったのでマックでビッグマックセットを食べる。栄養指導の直後にこんなもの食べているようではダイエットをする気はさらさらないように見えるが、実のところ食事制限はあんまり自分では気がすすまないし、食いたいものは食う!というつもりだ。今必要なことは食事制限よりも、より活発に動けるように鬱のほうをなんとかしていくことが必要なんじゃないか、となんとなく感じている。食べたいものをがまんしてストレスをためるのは、かえって精神的にはよくないんではないかなあと思っているのである。そう言い訳をしながらハンバーガーをぱくつく。ジャンクフードはけっこう好きなのだ。とは言え普段はそんなに食べないが。

せっかく外に出てきたし、まあ栄養士の言うように動けるときはできるだけ動いてみるのもいいだろうと思って横浜をぶらぶらしていたが、しだいにしんどくなってきて家に帰ってきた。15時前だった。それが限界で、そのまま寝てしまった。17時半くらいに彼女が家に来るまでずっと寝ていた。やはり一日は体がもたない。まだ本調子ではない。これからどうなることやら、という感じだ。