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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2001年8月2日

前夜はあいかわらず寝付きが悪い。眠りが浅く、4時に早朝覚醒。しかたないのでメールチェックして、少しでも寝ようとまた横になる。

目が覚めると7時半。7時48分の電車に乗るつもりだったのに、危うく寝すごすところだった。しかしせっかく買っておいた朝食のパンを食べるひまがない。バスにあわせて電車に乗るつもりだったのを、タクシーでいくことにして電車を遅らせて準備する。

病院につくと、病室に入る前にまず心電図とレントゲン検査。その後しばらく待ってから医師の診察があり、入院手続きを済ませて病棟へ入る。

病棟は病院の建物からかなり奥に行ったところにあり、相当離れている。入ってすぐに採尿、採血、血圧測定、体温測定、身長体重測定。なかなか血が出なかった。

ここでの生活は普通の入院と違って、患者同士の団体生活のようらしい。毎日夜にミーティングがあったり、食事は食堂でいっしょに食べたり、クラブ活動なんてのも毎日1時間あるようだ。

しばらくしてから看護婦と面談。今までの経過を再び説明し、現在の状態をいろいろ聞かれるので答える。いろいろ制約が多く、携帯も取り上げられてしまった。コンセントは使用禁止という。冗談じゃない。それじゃノートPCどころかこのハンドヘルドPCすら使えないじゃないか。

「なんでだめなんですか?」「なんででしょうねぇ」

看護婦もよくわからないが、決まりは決まりらしい。ハンドヘルドPCのことを「電子手帳」と言って「電話帳から何からすべてこの中に入っているので、これが使えないと困るんです」そう主張すると、「主治医と相談してください」ということになった。外界と隔離した環境で療養するため、こういうものはなるべく使わせない方針だと婦長は言った。

持ってきた薬も取り上げられた。薬は飲む時間のたびに手渡され、看護婦の目の前で飲まなくてはならない。ODを防ぐためと、飲まないのを防ぐためだろう。精神科はこの辺が厳しいようだ。

17:00夕食。病院らしく、まずい。

18:30全体ミーティングというのがあった。毎日あるらしい。入退院者の紹介。明日の予定。検査の予定の連絡。

19:00検温&血圧測定。このとき看護婦にコンセントの件について改めて尋ねてみると、電気コードで首をつられると困るので、使用は認めてないとか。それならACアダプターを預けてナースステーションで充電してもらうとか、逃げ道がありそうだ。

夜、みんなが卓球をやっていたので混ぜてもらった。この時間になると元気が出てくるのはあいかわらずだ。典型的な日内変動か。みんなと仲良くなれてよかった。日中はみんなもぼーっとしていてうちとけられるか心配だったが、なんとかなりそうだ。

20:00就寝前の薬。21:00消灯なのにもう飲むのか。疲れたので20:30就寝。すると眠れない。22:20起きてホールにいくと看護婦さんが追加眠剤をくれた。が、やはり眠れない。再び0:00過ぎにホールに行って煙草を吸う。眠剤について明日ドクターと相談しよう。