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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今日は9時半起床。寒い。この冬一番の寒さではないか。布団から出るのがつらい。空は曇っている。日食は見れない天気だった。

今日は最初からお休みと決めていた。明日から連チャンで用事がある。月曜日はメンタルクリニック、火曜日は歯医者、水曜日は皮膚科、木曜日は朗読の会、金曜日は内科。一つ一つの用事はそんなに負担はかからないのだが、こう続くと息切れするかもしれない。計画的に休みを入れるようにというのは福祉施設の面談でも言われている。

朝から読書。昨日の「手紙」の続き。と言っても昨日のうちにほとんど読んでしまっていたので30分くらいで読了。重い話だった。図書館のサイトにアクセスしたら、予約している本のうち3冊が受け取り可能になっていた。借りに行きたいが今日は休みにすると決めたからおとなしく家にいることにした。時間があるのに読む本がないのはつまらないと思ったが、妻が掘り出してきた本があった。伊坂幸太郎の「終末のフール」。

終末のフール

もう何年前になるかわからない。私が買ったのか妻が買ったのかも覚えていない。たまには本くらい読まなくては、なんて思って読み出したのだが、その頃は頭がぜんぜん回らなくて少し活字を読んだだけで頭痛がして、そのままずっと放置してその存在すら忘れていた本だ。改めて読むことにした。

「終末のフール」は、3年後に地球に小惑星が衝突して地球が滅亡するということがわかっている状況での人々の営みを描いた小説で、同じマンションに住む8つの家族の話から成る。前の話で主役だった家族が他の話では脇役で出てきたり、その逆だったりするオムニバス形式。「お、この人が出てきたか」とにんまりしてしまう。そしてその人のセリフから、前の話から状況が進展しているのがわかったりする。そうか、うまくいったんだね。良かったね。と何話か前の話を思い出す。こういう仕掛けは割と好きだ。じわっと来る話が多くて、7話目でちょっと涙ぐんでしまった。

夕食後には読み終わってしまった。伊坂幸太郎という作家はあまり馴染みがなかったのだが、妻によると人気作家らしいから彼の本を図書館に予約していた。それも用意ができた本の一つだ。さて、明日から忙しいが、その合間を縫って図書館に行ってまた本を借りてこよう。

妻が今日実家から頂いてきたプリン。義姉が働いているレストランの商品で、時々おすそ分けをくれる。とてもおいしい。

プリン


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