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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

最近は波はあるものの、調子は割といい方だった。しかし、昨日、今日と少し調子がおかしかった。いや、調子が悪い、というより心理的におかしくなった。

理由はわかっているが、自分で自分をコントロールできない。自分はあまりにも過去にしがみつきすぎて生きている。楽しかった時のことや、今となっては後悔していること、そんなことばかりが頭の中に浮かぶ。その過去と、昨年自分を自殺未遂に追い込んだ悪夢のような事実が重なって、自分の中に渦巻く狂気が牙をむく。ほんのちょっとのきっかけで。ずっと鳴りを潜めていたのに。

今日は鎮静剤を飲んでやり過ごした。その間、妻は避難していた。

自分が怖い。もう頭がおかしくなるのは嫌なのに。

自分は昔から空想癖がある。

夜に寝る時、いつも何か「自分にとって都合のいい世界」を空想しながら眠りについていた。自分の記憶では、小学校1年生の頃からやっていたと思う。そのうち寝る前だけでなく、何もやることがなくて手持ち無沙汰のときなど、日常生活でもたびたび一人で空想の世界を楽しむのが癖となった。

そして、徐々に自分の意識が空想に邪魔されるようになっていった。何かをやろうとしても、いや、やっている最中でも、気がつくと空想の世界にどっぶり浸かっている。あ、いかんいかん、そう思って空想を振り払い、本来やっていることの続きをする。これは中学生頃だったと思う。

今ではそれが、自分でも病的と思えるほどひどくなった。何かをしながら、同時進行で空想をしているのだ。たとえばテレビを見ている時、食事している時、人と会話しているときなど、脳の半分ではちゃんとやることをやっていながら、もう半分では空想が回っている、そんな状態にしばしば陥るようになった。一日中頭の中で空想がぐるぐる回っているときもある。

子供の頃からの空想癖は、自分で意識して作り上げた世界を頭に描いていたのだが、最近自分の頭に現れる空想は、自分で意識して作ってない。勝手に登場人物が出てきて好き勝手しているような状態。いつの間にか頭の中で、もう一つの自分の人格が勝手に何かを空想しているようだ。もう一つの人格といっても、それは多重人格における交代人格とは違って、それもまた自分自身の人格である。

ここまでくると、もはや空想とは言えない。白昼夢が頭の中をぐるぐると回っているようだ。その内容は、身の回りのことやら、自分の過去や未来のことなどさまざま。特に最近は過去のトラウマに関して、ずっと気になっていること、今でも知りたいと思っていることについて、実際に「その人」と話をしている、という空想が多い。

面白いというか恐ろしいというか、その無意識の空想の中で、ずっと忘れていたことを思い出して、ハッとすることもある。

あの時「その人」はみんなの前で「死にたい」と言った。泥酔していたので本人は覚えてないだろうが、そばにいた自分も死にたい気分だった。

もう20数年前のできごと。なぜ今になって突然頭に浮かぶのか。無意識の領域に押し込められていた記憶が、突然よみがえる。

 

 

妻は寝るときに頭を空っぽにする、と言う。自分は「頭を空っぽにする」ということができない。常に何かを考えている。常に頭の中で何かの思考が働いている。

どうすれば頭の中を空っぽにできるのだろうか。

今日もあまり調子はよくない。特に首が異常に凝っている。揉んだりストレッチしたりしているのに、どうしてもほぐれない。ゲームに熱中したせいだろうか、目に来ているような気がする。

以前にこの日記で、自分はものが二重に見える「複視」ということがわかった、と書いた。今日は目が疲れてなかなか2つの像を一致させることができなくて、ずっと二重にみえたままなのだ。「斜視の一種」と眼科では言われた記憶がある。

友だちで斜視の人がいるのだが、ものが二重に見えるかどうか先日聞いてみたら、そんなことはないという。今日改めていろいろ調べてみたら、自分は斜視ではなく、どうも「斜位」というものらしい。参考サイトからまるまる引用するが、


 

◆斜位◆
*原因*
眼位の基本的なずれによるもので、潜伏斜視ともいう。

*種類*
斜視と同じように、内斜位・外斜位・上斜位・下斜位がある。

*症状*
両眼を開いて見ているときには、両眼の視線が集中しているが、もともとの眼の位置が完全に正しくないため、両眼を開いた瞬間には視線が目標に集中しない。 
したがって、物体が二重に見えるので、融像をはたらかせ、視線を合わせて物体を一つに見る。
斜位の程度が強いと、融像の努力をいつも強くはたらかせる必要があるので、眼が疲労し、ときには融像を保つことが無理になって視線がずれ、物体が二重に見えるようになる。

*治療*
症状がなければ放置してさしつかえない。
程度が強く、症状があるときにはプリズム眼鏡を装用させる。

 


正に自分、これである。実はプリズム眼鏡を使用しているのだが、よほどずれが大きいのか、普通の眼鏡とほとんど変わらない。プリズムレンズをもっと屈折率の大きい物に変えれば歪みは減るだろうが、足元など視野の外側に近い辺りが今度は歪んで見えて、あまり強くするのも危険だとか言われたような気がする。

今もPCの画面は2つにずれて重なって見える。不便なことこの上ない。他にも、自分にとっては当たり前と思っていたことが実はそうでなかった、ということはあるのかなあ。目をつむったり暗い所を見ると視界全体に火花みたいのがバチバチ見えるのも、自分だけなのだろうか。

最近は、調子がすごく悪いというわけでもないが、いいというわけでもなく、まあまあだった。しかし、先週の火曜日に外出して以来、体がおかしい。

そもそもその日も、行くときは調子が良かったのだが、人混みの中を2時間くらい歩き回っただけで疲れてしまい、意識が朦朧としてふらふらになって帰ってきた。その翌日から体のあちこちに小さなぶつぶつができて痒くなり、それは数日続いた。明らかに疲れから来る発疹である。何回も体験しているので自分でわかるのだが、この疲れが極端にひどくなると蕁麻疹が出る。

その後は、また体調がイマイチな日が続く。毎朝起きるのがものすごく辛いのだが、今日は一段と辛く、いったん起きて朝食を食べても、しんどくてまた寝てしまった。久しぶりにはっきりとした抑うつ状態に襲われた。

昼になってからようやく起きて昼食を食べ、その後女子バレーワールドグランプリの試合をテレビ観戦。エースの木村が今度はキャプテンとなってチームを引っ張る。「スーパー女子高生」の頃からウォッチしている自分としては、ずいぶん頼もしくなったなあ、と感慨深い。日本代表はスーパーセッターの竹下や、その竹下と超高速コンビを組めるミドルブロッカーの大友が引退し、前キャプテンの荒木も故障で招集されず、スーパーリベロの佐野も、えっと引退はしてないがなぜか招集されてない。昨年のロンドン五輪での銅メダルメンバーで残っているのは木村、江畑、新鍋の3人のウィングスパイカーだけで、後は若いメンバーや初招集のメンバーばかり。その中で新生真鍋ジャパンは、なかなか健闘していると思う。18歳の初々しいセッター宮下は十分に伸びしろがあると思うし・・・・・

 

閑話休題。バレーの話はまた今度。

 

そして、その試合を見終わった後も、ずっとしんどかった。横にはならなかったのだが、ずっとしんどかった。そしてまだしんどい。いつまでしんどいのか。ずっと続いている酷暑がボディーブローとなって体が疲弊していくようだ。

先日、テレビを見ている際に突如として現れ、自分を狂気に陥れそうになった2つのトラウマ。幸いそれ以降、精神的におかしくなることはなく、狂気に駆り立てたトラウマの1つも、また意識の底に沈んでいった。

しかし、もう1つのトラウマが頭の中をぐるぐる回って止まらない。それは20年以上も前、自分が自分に、そして「その人」に絶望した瞬間のできごと。潜在意識の中でずっと眠っていればいいのに、時として顕在化し、自分を苦しめる。脳裏に焼き付いて離れない。耳にこびりついて離れない。そして自分の自殺未遂にもからんできた。

「なぜ?」

「自分の何が悪かったのか?」

「自分はどうすればよかったのか?」

自問自答しても答えは出ない。今さら「その人」を問いただしてもしかたがないし、「その人」に会うことも多分一生ないだろう。ただひたすらに、頭の中を支配する絶望が収まるのを耐えなければならない。耐えていれば嵐は過ぎる。いつものことだ。

 

不器用な生き方をしてきた。それは今も変わらない。

今日はただのモノローグ。