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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:日々の出来事

入院するのに、いろいろ持っていかないといけないが、今日は1日じゅう何を持っていくか選別していた。

 

iPodに入れる曲を。

 

8GBなんて、あっという間に埋まってしまった。う~む、何を消して何を入れるか、悩ましい。いろんな気分用の曲を入れておかないといけない。あれもこれも、とアルバム1枚まるごとずつ入れるとあっという間に容量オーバー。iTunesの画面を見ながら、1曲単位でどれを抜くか、どれを入れるか格闘していた。

J-Popが大半を占めるのだが、合唱曲も入ってたりする。モーツァルトとフォーレとデュルフレのレクイエム、ブラームスのドイツ・レクイエムがまるごと入ってたり、ブルックナーやブラームスのモテット選、ChanticleerやKings Singersなんかもあったり。

ノートPC持ち込めたら手っ取り早いんだけどなあ。

 

荷物自体は「あまりたくさん持って来ずに、キャビネットに入る程度の大きさで、床に直接かばんを置かないでください」と言われたが、どう考えても大量になるぞ。体育館のある大きな病院なので、病棟OTでインドアシューズやら必要だし、精神科では普段着だから衣類もかさばるし。基本、Tシャツにスウェットでいいか、と思っているが汚れた時のために予備くらいは必要だろう。パンフレットにはさらっとしか書いてないが、実は「これも必要だった」というのがけっこうあるしなあ。あと何を持っていけばいいんだろう。

相変わらず眠れない。頓服全部飲んでしまおうとと思ったけど、2日分でやめておいた。

 

もうこんな生活嫌だ。楽しいことなんてひとつもない。何をやってもつまらない。お金がないから電車代がかかるところにも行けないし、お金がかかる遊びもできない。何より体調が不安定だし、妻も去年から病気が増えて、外出があまりできなくなった。ちょっと離れたところにはでかけられないし、電車にも乗れない。常に何かを我慢する日々を送る毎日。

 

昔はよかった。

日々充実していた。

 

歌いたい。

大規模な合唱団で、オケ付きでミサ曲やレクイエムなどを歌いたい。

小規模な合唱団で、いろんな曲を歌いたい。外国曲から邦人曲までいろいろと。とにかく歌いたい。

男声合唱をやりたい。昔は少数精鋭の男声合唱団で多田武彦とかいろいろ歌っていた。あの合唱団は楽しかった。

少人数のアンサンブルをまたやりたい。1人パートで、楽譜に書いてある音を出すのでなく、全体を聴きながら「そこにハモる音」を出す快感。ハモりたい。ハモりたい。ハモりたい。

 

 

登りたい。

木漏れ日が射す緑に囲まれた山道を、一歩一歩自分の足で登りたい。そして頂上についた時の達成感を味わいたい。北アルプスを中心に登っていたが、南アルプスは登ったことがない。日本で二番目に高い山、北岳にはずっと憧れがある。

山小屋泊と違ってテント泊で、自分たちで飯盒炊爨。みんなでご飯を作って食べて、ランタンを消したら辺りは漆黒の闇。寝っ転がって満天の星空を眺めながら、流れ星の数を数えたい。

沢を登りたい。ジャブジャブと沢を遡行していき、岩をへつり、滝を登り、最後はやぶこぎ。真夏のシャワークライミングは最高だった。山岳会の沢の師匠と仲間で「ドブ沢三人衆」とか言われながら、よく沢登りにいった。

クライミングをしたい。さすがに本ちゃんの岩場はやったことないが、岩場で実際に登っていくのが楽しい。登るのも楽しいが、懸垂下降でするすると降りてくるのも好きだった。

インドアクライミングもやりたい。入念に30分近くストレッチをして、ムーブの練習をした。トップロープで上まで登り切った時の達成感がたまらない。その後するすると降りてくるのもまた好きだった。初めてリードで登った時、途中で落ちた。あれは肝を冷やしたが、ビレイヤーがベテランで助かった。「腕がプルプルしてたので、そろそろ落ちるかな、と思っていた」と言っていた。自分はトップロープのビレイしかできない。あれは岩登りと違って、また別のスポーツである。

 

装備を揃えるのに50万はかけただろうか。全部売っぱらってしまった。ハーネスもたくさんあったカラビナやヌンチャクも、クライミングシューズも渓流シューズも、ハイカットの靴もアプローチ用の靴も趣味で集めていたザックもシュラフ2つもコッヘルのセットもポールも、全部売ってしまった。もうどこにも登れない。

近くの手近な山でハイキングくらい、という人もいるが、関東平野は広い。アプローチまでが大変なのだ。そしてアプローチに金がかかる。その時点で今の経済状況では無理である。そして、なまじっか山岳会で山の厳しさを叩きこまれたため、軽い装備で山に登るということが怖くてできない。途中で足をくじいた。痛くて下りてこれない。日が暮れた。真っ暗で動けない。それはもう遭難なのだ。

 

 

スポーツをしたい。

卓球をしたい。テニスをしたい。バレーボールもしたいしソフトボールもしたい。体を動かすのは好きなのだ。運動神経はないが、スポーツは好きなのだ。いつぞやかのように、スポーツジムでもくもくとエアロバイクを漕いだりマシンで筋肉を鍛えるのもまたよし。自分を極限まで追い詰めたい。

 

もう自分は何もできないのか。

今日はなんとか昼過ぎに外出して、あちこち巡った。まず銀行と郵便局へ行って、事業用の口座と郵便局からメインバンクへできる限り現金を移した。毎月銀行からいろいろ引き落とされるのだ。自分が入院している間に預金が底をついたらめんどうなので、今のうちに一箇所に集めて置くことにした。

区役所では高額療養費限度の限度額適用認定証を発行してもらった。毎年何回区役所へ行ってるんだろう。つい先日も自立支援受給者証の更新に行ったばかりなのに。

その後はかかりつけの眼科に行って、アレルギーの目薬を出してもらった。入院すると、普段通院している病院にも行けなくなる。皮膚科と内科にも行っておかないといけないな。薬の残りのサイクルだと再来週くらいに行けばいい予定なのだが、その頃には既に入院している予定。今週末くらいに行ってみるか。

入院する病院からの連絡はいつ来るのやら。状態は日に日にやばくなっている。

明日行って、翌日に入院してくださいとか言われたらどうしよう。いや、今の状況を考えると1日でも早いほうがいいのだが。でも準備する気力がない。

以前入院していたところとは別の病院だが、前回同様大きな病院で、運動療法のための体育館やグラウンドもある。ジャージとかインドアシューズとかどこにやったかなあ。

うう、探す気力がない・・・。明日はなんとしても早起きしないといけない。もう寝よう。

昨日、生活保護の相談に区役所に行った。正直、外にでるのがとてもつらかったが、明日は天気が荒れるみたいだし、早めに相談に行かないと、と思って必死に体を引きずっていった。

生活保護に関しては、不正受給が問題になったり、水際作戦なんて言われて追い返されたりするだとか、いろいろ悪い話ばかり聞く。しかし、うちのように2人そろって病気で、2人とも障害者手帳を持っている、という立場の人には親身になって相談に乗ってくれた。

一番心配しているのは、入院中に貯金がなくなって入院費が払えなくなったらどうしよう、ということなのだが、それに関しては病院のケースワーカーと相談してすれば、区役所と連携を取ってなんとかしてくれるとか。要は生活保護になると医療費はかからないので、生活保護の手続きをその間にするということだろう。

他にもいろいろ質問をした。生活保護の制度についてはネットでさんざん調べたが、どうも曖昧なところがある。人によって書いてあることが違ったりする。自治体によって、あるいはケースワーカーによって対応が違うのかもしれないし、書かれた日付によっても違うのかもしれない。年々厳しくなっているのだろうか。

 

ここで生活保護の制度についてちょっとおさらいをしておこう。

生活保護というのは、世帯の人数や年齢、居住区、家賃によって「最低生活費」という金額が設定される。そして、月々の収入に足りない分だけが保護費として支給される。その額面がまるまる支給されるわけではない。ここを誤解している人が多い。

ある月にアルバイトをして3万円の収入があったとする。すると次の月には支給額が3万円減らされる。トータルで得られるお金は変わらない。あくまでも「足りない分」が支給される。働くモチベーションが下がるわけだ。ケースワーカーが「働け」と言いつつ、生活保護から抜け出せない人が多いのはそういう仕組だからだろう。自分たちのようにワケありの人間には厳しく「働け」とは言わないらしいが。

最低生活費だが、公にされている数字なのでぶっちゃけた金額を書くと、横浜市で2人世帯のうちの場合、月の最低生活費はおよそ13万円+家賃である。他に収入がない場合はこれがまるごと支給されるので、「働かなくてもそんなに貰えるのか」と一生懸命働いている人はバカバカしく思うだろう。しかし、現実的にじゃあ家賃を除いて1ヶ月13万円で生活しろ、と言われると、もちろん贅沢しなければやってはいけるが、ちょっと臨時出費なんかがあればあっという間にピンチだ。冷蔵庫なんて壊れた日にはどうしたらいいのやら。

そして「申請」はいつでもできるわけではない。全財産が「最低生活費の半分」になった時点で、ようやく申請を受付けてもらえる。それまではあくまでも「相談」である。そして

・生活状況等を把握するための実地調査(家庭訪問等)
・預貯金、保険、不動産等の資産調査(生活保護法第29条に基づく調査の金融機関本店等への一括照会)
・扶養義務者による扶養(仕送り等の援助)の可否の調査
・年金等の社会保障給付、就労収入等の調査
・就労の可能性の調査

などが行われ、2週間後くらいに支給が決定する。しかし、決定してすぐに支給されるわけではなく、毎月の支給日は決まっているので、その日まで手持ちのお金で凌がなくてはならない。

かなりシビアである。実は前借りもできたりとかもするのだが、当然借りたものは返さないといけない。

 

長くなったので今日はこの辺にしておこう。生活保護についてはできるだけ「制度について」の情報は発信しておきたい。ただし実際に生活保護を受給することになってしまうと、こういうブログを見つけては嫌がらせのコメントを書き込む輩が後を絶たないらしいので、その時にはブログを閉鎖するかもしれない。

自分のことを心配してくれている人もいるみたいなので、できれば近況報告はしたいと思っているのけどなあ。

 

そして今夜も眠れないのだ。それでもって、明日はまた1日じゅうくたばっているのか。毎日そのパターン。