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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2007年4月20日

昨日は22時半就寝。昨日も寝つきはよく、早くに眠れた。夜中も目を覚まさなかった。朝は7時40分に起床。朝いちの調子はまずまずといったところか。しかし、朝食を食べて少し経ったら、ちょっとしんどくなって横になった。なぜご飯を食べるとしんどくなるのだろう?眠くなるというのはよく聞く話だが。1時間くらい横になってから再び起きた。眠ってはいなかった。昨日までは寒くて天気も悪かったが、今日はいい陽気だったので、ほんの10分くらいだが表に出て散歩した。

昼もしんどくて1時間くらい横になったが、それだけで後はもちなおした。最近にしては割と調子はいい方だ。15時くらいに家を出てハローワークへ。昨日の日記に書いた精神障害者ジョブコンサルタントと面談した。普段は病院に勤務していて、週に1日だけハローワークへ来るらしい。

いろいろな話をしたが、とても気が楽になった。精神障害者がどうやって仕事に就けばいいか。私の凝り固まっている頭をほぐしてくれた。私はオープンで、つまり「うつ病であることを開示して」、その上で職場の人に理解をしてもらって働きたい、そう思っていた。オープンでいくことにこだわっていたし、ハローワークの職員も「履歴書の『健康状態』の欄に『良好』と書いたら、それは嘘を書いたことになりますから」と言っていた。

しかし、コンサルタントの話は違う。現実問題として、今の段階ではまだまだ「うつ病です」「精神障害者です」と言って雇ってくれるところはほとんどない。だから、とりあえずクローズドで入ればいいじゃない。最初はコンビニのバイトみたいに短時間のところからでもいいから。そう仰る。実際、彼女が見てきた患者にも、うつ病で午前中はしんどいが、夕方なら動けるので、コンビニの夕方からのバイトを始めて、うまく軌道に乗った人もいるという。

しかし、である。そういう職場だと、妻も以前コンビニで働いていたが、バイト2人体制のところを5人でシフトをまわしていたりして、調子が悪くてもいきなり休めなかったりする。10人いるところが9人になっても、みんな頑張ればカバーできるかもしれないが、2人ところが1人になったら大変である。妻もそれでコンビニを辞めたのだ。調子が悪くてもいきなり休めないからだ。

コンサルタント曰く「調子が悪いときは休めばいい。他の人に迷惑がかかるかもしれないが、そんなこと考えない。それよりも自分の体が一番大事だから。」とのこと。「休めば迷惑がかかるから、と言ってもその1日迷惑をかけるだけかもしれない。しかし、無理して働くと、結局自分が潰れてしまって、ずっと長い間休まないといけなくなる。いきなりそういう状態になる方がもっと迷惑がかかる。それはコンビニでもどこでも同じ」と仰る。うむ、それは私が前に勤務していた会社で散々やってきたことである。そうだなあ。調子が悪いときに休んだら迷惑がかかるから、とか考えてたら、どこの職場でも働けないよなあ。

しかし、今のところ私の病状は安定していない。「調子のいい日だけ、調子のいい時間だけ来て好きな時間だけ仕事して帰ればいい、なんていう都合のいい職場があればいいのですが、そんな職場はあるわけなく、しかし今の自分ではそういうところでないと勤まりそうにないし」という話をすると、「それはまだ動くときではない、ということよ。焦らないように」とのこと。「焦らないように」ああ、何回、何十回、何百回言われた言葉だろうか。

それからやはり「あなた、まじめすぎるのよ」と言われた。これも耳タコである。どうしてなんだろう。私は自分でまじめなのかどうかわからない。適当に嘘ついてとりあえずどこかの職場に潜り込んでしまえばいい、という考えに至らない。面接でも「会社を辞めた理由」とか、それからのブランク期間とかどう答えたらいいか、適当に答えておけばいい、とのこと。そうだなあ、その「適当に」が私も妻もできずに、どうも頑張りすぎてしまうのだ。

やはり焦りがあった。貯金はまだあると言え、6月いっぱいで失業給付金も切れる。妻も調子を崩してからなかなか戻らず、働ける状態ではない。早いうちに何とかせねば、早いうちに何とかせねば、そういう思いが強かった。しかし、最近になって「いざとなったら生活保護がある」と開き直って、今週の月曜日に区役所へ生活保護の相談に行ったりして、そういう自分の考えを少し切り替えて楽になったところに、このコンサルタントとの面談はとてもいいタイミングでいい話ができた、と思う。

「つい先日までは、生活保護だけには頼りたくないと思っていたんです。税金で養ってもらうっていうのに抵抗があったから」と話すと「あなた、今までたっぷり税金払ってきたんでしょう?だから、生活保護だって保険なのよ」と仰る。そうだなあ、私の勤務していた会社は、まあ業界ではかなり高水準の給料だろう。そのときにがっちり稼いでいたから、確かに税金もたくさん払ったのだろうし、そのときにお金を貯めていたから、今まで生活してこれたのだし。サラリーマンは天引きされて、自分がいくら税金を払っているとかよく把握していないのだ。そっかあ、保険と思えばいいのかあ。ふ〜ん、なるほどぉ。

ハローワークを出て今度は病院へ。今日は通院日である。診察で、少しずつ調子は回復しているが、今までの日内変動とはパターンが変わって、夕方になっても夜になってもしんどい、と話すと、う〜んと難しい顔をする。難しい患者なのだろう、私は。結局ジェイゾロフトがさらに増え、トリプタノールが減ることになった。少しずつ回復しているから、ジェイゾロフトの効果が出ていると判断したみたいである。これでもう少し回復するといいなあ。