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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2001年11月

昨日は夕食後、なんかしんどくてCDを聴きながら横になっていたら、いつの間にか眠ってしまったようだ。目を覚ますと19:30頃だったろうか、あぁ眠ってしまった、そう思いつつまたいつの間にか寝てしまい、次目が覚めると21:00前だった。いかんいかん、なんとかスウェットに着替えて眠剤をもらいに行き、また寝ようとするが、喘息が出てきた。かなり苦しくて、寝付くまで時間がかかったかもしれない。部屋は暖房が入って暖かいし、なぜ喘息が出てきたのだろうか。やはり精神的な原因があるのだろうか。心の疲れが体に現れる症状の一つなのだろうか。

夜中は何回か目を覚ましたが、割とよく寝たと思う。が、起床の放送が入っても起きる気力がなかった。もっと寝ていたい。自分の世界に閉じこもっていたい、起きるのがだるい、どれが本当なのだろうか。とにかく起きる気力がなかった。鬱とまではいかないが。ラジオ体操も服薬もすっ飛ばしてずっと寝ていた。起きてはいたが寝ていた。T看護婦が「薬まだだよ~」と呼びに来ても起きれなかった。朝食のときに、S君が「大丈夫ですか」と声をかけてきて、そのときにようやく体を起こすことができた。一度起きてしまえば何とか体は動く。でも鼻水は出まくるし、喉はからからに痛い。ああ、完全に風邪だなあ。思えば昨日の喘息も風邪の症状の一つだったのかもしれない。

朝食時、T看護婦が「はい薬」と言って朝の薬を持ってきた。「私のPL残ってませんか」と聞いてみた。食べ終わってトレーを下げた後、H看護婦に「PL、病棟の借りて飲む?午前中に先生来ると思うけど」午前中に当直医がまわってくるらしい。結局PLは飲まずに医者を待つことにした。

洗濯物がたまっているので洗濯する。今日はいい天気だ。今日のうちにやっておかないと、明日になればまた天気は崩れてくるそうだから。暖房が暑い。部屋の暖房も消してしまった。今日はおとなしくしていよう。

洗濯物を干した後、先日買っておいた「FBI心理分析官」を読み始める。数年前に話題になったそうだが、その頃は知らなかった。なかなかおもしろい。

当直医がまわってきたのでナース室に呼ばれた。風邪をひいて、鼻水が出て喉が痛い、それだけ言ったら3種類も薬を出された。そんなに大げさなものかなぁ。いつもはPLだけなのに。

「FBI心理分析官」を読み進める。とてもおもしろい。異常犯罪者の心理について詳しく分析しているが、だいたいにおいてこれらの犯罪者には、共通して生まれ育った家庭環境に問題があったこと、ある日いきなりおかしくなるのではなく、早くから異常な行動をとることが書かれている。社会全体がそういうことを理解して、そのような兆候を見せる子供を早い段階で正しい方向に導くことができればいいのだが、この本を読んだ人は、逆に「精神的な異常者はやはり怖い」という、精神病を持った人をひとくくりにした偏見の目で見ないか少し心配だ。

この本を午後も読み進める。もう8割ほど読んでしまった。今は15:15だが、風邪をひいているのでシャワーはパスした。首の周りがかさかさ、ひりひりして熱い。風邪のためだろうか。アトピーが少しひどくなりかけているような気がする。明日は月曜日なので、エアロバイクを漕ぎたいのだが、明日の朝調子がいいと思っても無理はしない方がいいだろう。いいだろうとわかっているが、どうしてもやりたいという欲求が自分にはある。それを抑えられるだろうか。ちょっとくらい休んだってかまわないのに、「少しでもたくさん運動して体脂肪を燃やして体重と体脂肪を下げたい」という欲求が高まりつつある。拒食に陥らなければよいが。

18:00前に「FBI心理分析官」を読み終えた。うん、なかなかおもしろかった。犯罪者に直接会っていろいろ話をした人が、犯罪者の内面から事件を語る、という点ではビリー・ミリガンと同じおもしろさがある。ただ、これを読んで、やはり「精神病」というものに対する偏見が強まらなければならないといいが。それに関しては著者も同じことを述べており、精神病患者全体で見れば、通常の人よりも犯罪率は低いことも書いてはあるが。

続いて「今だからこそ歎異抄」を読み始めるが、いまいちピンと来ない。う~ん、易しく書いてあるのだが、よくわからん。愛を否定しているところとか、どうも自分の感覚とはずれている感じがする。すべてがわからんというわけではないが、ちょっと自分には合わないなあ。これを読んで、結局われわれは何をどうすればいいのか、ちっともわからんような気がするが、そもそもそういうことを求めていること自体が「ハウツーを知りたがってる」ということで、浅はかなことなのだろう。結局「念仏を唱える」しかないのか?これはいろいろな本で出てきた「祈る」のと同じことなのだろうか。もう少しものの考え方とか心の持ちようなどがわかり易く書いてあるかと思ったが、いまいちつかみどころがない。

さくさく読み進めるが、実はやはりいまいちよくわからん。もう20:30を過ぎた。今日はこれくらいにしておこう。

昨日は結局22:30くらいに寝た。いかんいかん。夜中、3回くらい目を覚ましたかな。尿意をもよおしたが、寒くてトイレに行くのがめんどうなので我慢していたため、たびたび目を覚ましたのかもしれない。6:00頃に起きて、メールチェックしながら朝飯の菓子パンを食べたりしている。また眠たくなってきた。というかちょっと鬱に入りそうなときの感覚だ。ただの眠気だろうか?いや、違うような気がする。今は6:43。先週は起きてからもっと調子がよかったのだが。今日は別に用事はない。ためしにもう一度寝てみようか。

寝ずにずっとPCに向かっていた。途中で散歩して商店街のところまでぐるっと一周してきた。その後もずっとPCに向かっていた。

昼食を食べてそのまま駅に直行し、電車に乗る。別にそんなに疲れているわけでもないし、まだ時間の余裕もあるので急ぐ必要はないのだが、なんだかあちこち歩き回るのが億劫になってきた。午前中も余裕があれば少しでも部屋を片づけよう、乾燥機に入りっぱなしの洗濯物をたたもうとか思っていたのに、どうしてもPCにかじりついて、自分の楽な方に逃げてしまう。あせることはない。少しずつ、少しずつだ。寝てるよりましだろう。

病院の最寄り駅へ戻って来て、駅ビルの上の本屋でぶらぶらブラウジング。いくつか手が出そうになった本があったが、我慢した。まだ読んでない本がたまってるっちゅーの。

バスに乗り病棟に戻る。荷物を片づけて、少ししてからシャワーを浴びる。寒いな~。冬になるとシャワーもきついかもしれない。湯のはってない浴室は冷え冷えとしている。どうも風邪気味なのか、朝から鼻水がぽたぽた垂れる。

その後、先日CSVファイルに落とした、携帯に登録している電話番号をOutlookの連絡先に転記していく。新たに追加した人がたくさんいる。入院してからもらったメールを見直して、メールアドレスを登録していなかった人も登録していく。なんてやっているうちに昔のメールをずっと読み返していた。引っ越しの荷造りをやっているときに、昔のアルバムに見入ってしまうようだ。

昨夜は珍しく消灯時間を過ぎても21:30くらいまで喫煙所で喋っていた。内容はアルコール依存症の怖さについて、だったと思う。昨日の夕方に入った患者さんが、抗酒剤を飲んでいるにも関わらず酒を飲んでぶっ倒れて入院になったので、「離脱症状が2~3日して起こるけど、すごいよ。大丈夫かな」とUさんは言う。暴れたりする人もいるそうなので、心配だ。

夜中にまた喘息が出て、かなり苦しかった。やはりこれはなんとかしなければ。内科のS先生はもうあてにならない。呼吸器系の病院に行って相談するか。朝は起床の放送、ではなくてN看護士の「朝ですよ~」という声で目が覚めたが、少しつらかった。

朝食後、8:00頃までベッドで横になる。あまり元気はない。オカリナを吹きに小山のピークへ行った。今日は尾崎豊の「I Love You」やドリカムの「Love Love Love」を吹く。だが、喉が痛くなってきて早々に引き上げてきた。病室に戻ると喉からひゅーひゅー音がする。Sさんが私を見て、「その喘息は絶対冷たい空気による生理的な反応でしょう」と言う。私もそう思うのだが、どうすればいいのだろうか。呼吸器系の専門医にかかった方がいいかなぁ。

外泊の用意をして、外泊届けをもらいに行く。薬をチェックして、ダミーの携帯とハンドヘルドPCのACアダプターを返してもらう。いつもと同じバスに乗る。今日もTさんと一緒だ。バスに乗ると、KさんとIさんが乗っていた。Tさんはパチンコに行くようで、Kさんは買い物、Iさんは荷物持ちをするというので3人とは駅で別れる。

ヴォーカルアンサンブルの練習に出て、いつものファミレスに寄って夕飯を食べて帰る途中である。今日はYちゃん以外の5人がそろって、5人で帰りのお茶に行った。久しぶりかもしれない。今は電車の中だ。前回ほど疲れを感じていない。家に帰ってから疲れが出るかなあ。この分だと、帰ってからも、明日の朝も、先週よりも調子はよさそうな感じがする。

19:30頃帰ってきたが、あまり疲れは感じない。山岳会の名簿の更新をやった後、いろいろ調べごとをしていたら、わあもう22:00だ。あわてて眠剤を飲む。早く寝なきゃ。生活のリズムを崩すといかん。

目が覚めて時計を見ると4:30だった。その後は5:00過ぎには目が覚めたが、結局5:30に起床。ホールに出てきた。昨日から早起きだ。眠剤の効果が薄れてきたのか。

メールチェックをするとHさんから「病院で知り合った男の子とメールのやり取りをしているのが夫にばれて、独身男性とのメールのやり取りが禁止になりました。残念ですがさようなら」とある。この「男の子」とは私のことではなくて内緒で会ったという男の子のことだろうと思うが、まあ夫としていはいい思いをしないだろう。しかたがないか。

日経コンピュータを軽く読んで特集記事を読み終えた後、昨日の夜受信したNさんへのメールの返事を書き始める。私のHPの掲示板で病気のことをカミングアウトしているが、その危険性について自分の意見を書いた。

今日は皮膚科通院だ。すでに先客が多く、私は12番目だった。おそらく地元の人たちだろうが、それにしてもみんな早いなあ。マイザーとリンデロンVGがきれているので、それも出してもらわなくては。診察では炎症が一番ひどい右足の太股を見せて、これはマイザーくらい塗らないといけないか聞いたが、リンデロンVG程度でいいと言う。

バスの時刻をエクセル表で調べ、なんとか9:30に乗れないかな、と頭の中で残り時間を計算する。会計を済ませ、数件離れた薬局に行って薬をもらう。残り5分で薬局を飛び出し、途中で銀行のATMでお金をおろして無事9:30のバスに乗れた。

病棟に戻ってすぐに体育館へ。9:50頃だったが、ちょうどドッヂボールが終わって休憩しているところだった。後半は、体育館の半分でバドミントンのネットを使ってビーチバレー、もう半分で卓球とバドミントンだった。私ははじめてビーチバレーをやったが、これはこれでなかなかおもしろい。途中足首をひねって痛かったので一度退場したが、すぐに痛みは取れてなんともなかったので再び加わった。向こう半分はしばらくバドミントンだけしてたが、いつの間にか誰もやらなくなって、みんな座ってのんびりしていた。

今日はとてもいい天気で、気温もけっこう高い。春の陽気だという。こんな日は暖房はいらないし、半袖でもいいくらいだ。昨日は卓球大会、今日も皮膚科に行ったのでオカリナを吹かなかった。散歩にでも行くか、と思って小山のピークに行き、オカリナを吹いて帰ってきた。

病室で日経コンピュータを読んだ後、日記を書いていると「今日の午後は園芸をやります」と放送がかかった。どうしようかなあと思っていると、看護婦が部屋に呼びに来た。入院したばかりの真夏にあった「園芸」はただの草むしりだったが、今日は花を植えるらしい。まあ、参加してみるか、と思って帽子をかぶり、ジャージを羽織って出ていった。

中庭の花壇にまずいろいろ蒔く。ちゃんとした園芸というのは私はやったことないが、結構めんどうくさいものだ。肥料やら油粕やらよくわからないが4種類くらい蒔いただろうか。大きな袋を私が担ぎ上げて、ご飯にふりかけをかけるようにまんべんなく蒔いていく。その後土を掘り返して混ぜ、まずパンジーの鉢を30個並べてみる。全体のバランスを見てちょうどいい具合に調整して、みんなでポットからはずしてスコップで土に植えた。その後、少し隔てたところに同じようにスノーボールを植えていく。きれいな花壇になった。今日はいい天気で園芸日和だった。「園芸」と言うと少々年寄りくさいような気がするが、「ガーデニング」と言うとすこしおしゃれな気もする。こうやって花を植えるというのは気持ちがいいもんだ。参加してよかった。作業棟で麻雀をやっていたS君やMさん、KSさんも合流して、S君がホースで水をあげる。そう言えばS君は夏にはよく花壇の水やりをやっていた。

T看護婦が自分のデジカメを持ってきて撮っていた。私も貸してもらって何枚か写した。CASIOのかなり初期のQV-200だ。36万画素だと言う。今ではおもちゃレベルでもそれくらいのデジカメがあるが、それでも当時は3万円以上したと言う。もうデジカメは買わず、今はスチールカメラで撮った写真をスキャナで取り込むらしい。

メールチェックすると、Nさんと会社の庶務の子からメールが来ている。Nさんからは「軽率だったので掲示板の書き込みは削除してください」とある。庶務の子からは、年末調整のための生損保の受取人を教えてほしい、とのことだ。手続きをいつも代わりにやってもらっていて申し訳ない。

O嬢から電話が入っている、ということでKさんから代わってもらって話をした。元気そうだ。カウンセリングは私と同じカウンセラーで、私がまだ「やっとカウンセリングに入ったところ」と言うと、O嬢もそんなもんだったと言う。「Oさん、話題をそらそうとしているでしょう」とか言われたりしたらしい。

夜、クイズミリオネアを見た。今日も1000万円の挑戦まで行った人がいたが、最終問題は不正解だった。まったくわからない問題だったら、もうドロップアウトして確実に750万取ればいいのに、と思うのだが、みんな1000万円に挑戦するなぁ。

テレビを見た後、病室に戻ってきた。これからメール書いて、その後就寝準備して寝よう。明日はヴォーカルアンサンブルの練習で外泊だ。

今日はちょっと早く、5:20に起きた。途中3回目が覚めた記憶があるが、1回目はどうせまだ夜中だろうと思って時計を見ずにそのまま寝た。2回目は時計を見ると、確か4:30だった。3回目は、不思議なことに4:20だった。ありゃりゃ、おかしいな。-10分寝てしまった。ではなくて、最初に時計を見たときに見間違えたのか、「時計を見た」という夢を見たのだろうか。久々にこの時間に起きてくる。TMさんが暗い中で何かを書いている。「目を悪くしますよ」と言うと「大丈夫」と答えた。喫煙所ではKさんがイヤホンをつけながらかたまっている。さすがに寒い。

メールチェックする。Hさんからメールが来ている。それから、掲示板に書き込みがあったことがメールで通知されている。自分自身もアクセスしていない枯れたページだが、Nさんが「勇気を出して見てみました」と書き込んでいる。自分の病気のこととか書いているが、枯れたページとは言え、こんな公のページに書き込むのは、本人大丈夫なのだろうか。Nさんには「そんなこと掲示板に書いて大丈夫?」とメールを書く。

喫煙所でKさんと話をする。アルコール依存症についていろいろ話を聞く。自分の中に「治そう」という気持ちと「飲みたい」という気持ちが同居していて、それは比例するそうだ。なかなか難しい。

今日は卓球大会だ。普段なら散歩に行くが、今朝は卓球台を出してきて朝練する。メンバーを確認し、試合に備える。

卓球大会はけっこう盛大に盛り上がった。運動会のときのように応援団も盛り上がっていた。結果はうちの病棟が優勝した。AブロックとBブロックで4病棟ごとに分かれ、ブロックでの総当たり戦のあと、各ブロックの優勝チーム同士で決勝戦をする。うちはブロック内の試合はパーフェクトで、全試合5-0で勝った。決勝での試合も4-1で勝った。通算で、20試合中19勝1敗だった。圧勝だった。みんな盛り上がった。閉会式では私が表彰状を受け取り、Kおばあさんがトロフィーを受け取った。優勝の賞品としてポインセチアの花を病棟がもらった。こんなたいしたことのない試合でも、本番では少しどきどきした。もっと本番慣れしなくては。ただ、やり出すと集中できたのでよかった。私の相手は、最初のアルコール病棟Aのときだけ変な回転をかけてくるので少し手こずったが、相手のミスを待つ作戦に切り替えてからは楽勝だった。閉鎖病棟との試合は、ものすごく素人の女の子が出てきたので、優しく相手してあげたが11-1の圧勝だった。デイケアCは相手はやる気満々だったが、向こうがミスを連発して楽勝だった。決勝でのデイケアAの相手は、あまりたいしたことなかったが、あまり味気ないので大人げないがドライブやスマッシュを打ってしまった。11-0での圧勝だった。個人的には満足だ。

卓球大会で優勝したことをMちゃんにメールで書き、その後にHさんへの返事を書いている途中で昼食になった。昼食後、卓球大会に応援に来てくれたうちの病棟OGのY子さん、S美さんを交えてしばらく話をする。Y子さんのことはよく噂に聞いていたが、とてもノリのいい女の子だ。私とはすれ違いで退院していったそうだ。S美さんとは数日間だけ重なっていたが、彼女は私のことは覚えていなかった。

病室に戻ってHさんへの返事の続きを書き、朝に書いて送信していなかったNさんのメールとMちゃんへのメール、あわせて3通を送信した。同時に受信したメールにNさんからのものがあって「掲示板に書き込みました」と書いてあり、先日送ったメールの返事を職場から送ってきているようだ。私は「プロバイダ宛に送ったメールと入れ違いになりました」と前置きを書いて、職場とプロバイダ両方に返事を書く。ACに関する質問があったので、できるだけかいつまんで解説した。

その後「『心の病』の精神医学」を読み進める。なかなかおもしろい。入浴の順番までずっと読んでいたが、第7章の「境目にいる人達」に出てくる「ボーダーライン」という症状名は聞き慣れない言葉だった。が、どうやら読んでいくと「境界性人格障害」のことらしい。DSM-IVでの「ボーダーラインの判定基準」が載っている。この症例を見ているとかなり激しい患者らしい。

16:00からリラックス体操&自律訓練法をやった後、メールを書いている途中で夕食になった。明日はTMさんが退院するので挨拶していた。「仲間に巡り会えて本当によかったです。仲間に支えられました」そう言うTMさんは退院したら離婚が待っているという。本当に切ない。

夜は喫煙所で長々と話し込んでしまった。相手はNちゃんとKGさん。人との接し方やいろんな悩みの対処法など、いろいろな話をした。Nちゃんは17歳とは思えないほど話すことがしっかりしている。私がここ数年かかって悟ったようなことをすでに達観している。何かを乗り越えた時にそういう「ものの考え方」は成長するのだろうか。年齢に関係なく。

その後は19:00過ぎから「『心の悩み』の精神医学」を読みすすめ、19:40過ぎに読み終える。なかなかおもしろかった。やはりこの人の書き口は人をひきつけるものがある。具体的な症例もおもしろかったが、終章の「『心の悩み外来』から見た現代」の章はとてもおもしろかった。今まで読んだ本になかったような視点からいろいろなことが書いてある。「心理と医学の多軸診断」には思わずうなずいてしまったが、果たしてこの多軸診断をどれだけの精神科で採り入れているのだろうか。心理のわからない医者だけの病院などはまだまだあるのではないだろうか。「良い精神科医の判別法」もおもしろかった。混んでいる病院はそれだけいい医者がいるらしいが、それだけに一人の診察時間が短くなってしまうというジレンマがあるとのことだ。医者があわないと言って病院を転々とすることを「ドクター・ショッピング」というらしいが、それは3回までにしておいた方がいいなど、おもしろいことも書いてあった。

20:00からハモネプを見る。なかなかどうしてレベルが上がってきているような気がする。高校生でもなかなかやるもんだなぁ。いや、高校生だからこそできるのかもしれない。若さゆえ~てなもんかもしれない。今日はこれを書いて就寝準備をして、う~ん後は何をしようかな。気の向くままだ。