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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2001年11月25日

昨日は夕食後、なんかしんどくてCDを聴きながら横になっていたら、いつの間にか眠ってしまったようだ。目を覚ますと19:30頃だったろうか、あぁ眠ってしまった、そう思いつつまたいつの間にか寝てしまい、次目が覚めると21:00前だった。いかんいかん、なんとかスウェットに着替えて眠剤をもらいに行き、また寝ようとするが、喘息が出てきた。かなり苦しくて、寝付くまで時間がかかったかもしれない。部屋は暖房が入って暖かいし、なぜ喘息が出てきたのだろうか。やはり精神的な原因があるのだろうか。心の疲れが体に現れる症状の一つなのだろうか。

夜中は何回か目を覚ましたが、割とよく寝たと思う。が、起床の放送が入っても起きる気力がなかった。もっと寝ていたい。自分の世界に閉じこもっていたい、起きるのがだるい、どれが本当なのだろうか。とにかく起きる気力がなかった。鬱とまではいかないが。ラジオ体操も服薬もすっ飛ばしてずっと寝ていた。起きてはいたが寝ていた。T看護婦が「薬まだだよ~」と呼びに来ても起きれなかった。朝食のときに、S君が「大丈夫ですか」と声をかけてきて、そのときにようやく体を起こすことができた。一度起きてしまえば何とか体は動く。でも鼻水は出まくるし、喉はからからに痛い。ああ、完全に風邪だなあ。思えば昨日の喘息も風邪の症状の一つだったのかもしれない。

朝食時、T看護婦が「はい薬」と言って朝の薬を持ってきた。「私のPL残ってませんか」と聞いてみた。食べ終わってトレーを下げた後、H看護婦に「PL、病棟の借りて飲む?午前中に先生来ると思うけど」午前中に当直医がまわってくるらしい。結局PLは飲まずに医者を待つことにした。

洗濯物がたまっているので洗濯する。今日はいい天気だ。今日のうちにやっておかないと、明日になればまた天気は崩れてくるそうだから。暖房が暑い。部屋の暖房も消してしまった。今日はおとなしくしていよう。

洗濯物を干した後、先日買っておいた「FBI心理分析官」を読み始める。数年前に話題になったそうだが、その頃は知らなかった。なかなかおもしろい。

当直医がまわってきたのでナース室に呼ばれた。風邪をひいて、鼻水が出て喉が痛い、それだけ言ったら3種類も薬を出された。そんなに大げさなものかなぁ。いつもはPLだけなのに。

「FBI心理分析官」を読み進める。とてもおもしろい。異常犯罪者の心理について詳しく分析しているが、だいたいにおいてこれらの犯罪者には、共通して生まれ育った家庭環境に問題があったこと、ある日いきなりおかしくなるのではなく、早くから異常な行動をとることが書かれている。社会全体がそういうことを理解して、そのような兆候を見せる子供を早い段階で正しい方向に導くことができればいいのだが、この本を読んだ人は、逆に「精神的な異常者はやはり怖い」という、精神病を持った人をひとくくりにした偏見の目で見ないか少し心配だ。

この本を午後も読み進める。もう8割ほど読んでしまった。今は15:15だが、風邪をひいているのでシャワーはパスした。首の周りがかさかさ、ひりひりして熱い。風邪のためだろうか。アトピーが少しひどくなりかけているような気がする。明日は月曜日なので、エアロバイクを漕ぎたいのだが、明日の朝調子がいいと思っても無理はしない方がいいだろう。いいだろうとわかっているが、どうしてもやりたいという欲求が自分にはある。それを抑えられるだろうか。ちょっとくらい休んだってかまわないのに、「少しでもたくさん運動して体脂肪を燃やして体重と体脂肪を下げたい」という欲求が高まりつつある。拒食に陥らなければよいが。

18:00前に「FBI心理分析官」を読み終えた。うん、なかなかおもしろかった。犯罪者に直接会っていろいろ話をした人が、犯罪者の内面から事件を語る、という点ではビリー・ミリガンと同じおもしろさがある。ただ、これを読んで、やはり「精神病」というものに対する偏見が強まらなければならないといいが。それに関しては著者も同じことを述べており、精神病患者全体で見れば、通常の人よりも犯罪率は低いことも書いてはあるが。

続いて「今だからこそ歎異抄」を読み始めるが、いまいちピンと来ない。う~ん、易しく書いてあるのだが、よくわからん。愛を否定しているところとか、どうも自分の感覚とはずれている感じがする。すべてがわからんというわけではないが、ちょっと自分には合わないなあ。これを読んで、結局われわれは何をどうすればいいのか、ちっともわからんような気がするが、そもそもそういうことを求めていること自体が「ハウツーを知りたがってる」ということで、浅はかなことなのだろう。結局「念仏を唱える」しかないのか?これはいろいろな本で出てきた「祈る」のと同じことなのだろうか。もう少しものの考え方とか心の持ちようなどがわかり易く書いてあるかと思ったが、いまいちつかみどころがない。

さくさく読み進めるが、実はやはりいまいちよくわからん。もう20:30を過ぎた。今日はこれくらいにしておこう。