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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:団地生活

前々からときどき、ネットが切れることがあった。

うちのネット接続は、B-FLET’SマンションタイプのVDSL方式であるが、ネットが切れる時は、モデムのVDSLランプが点滅している。たいていは1分くらいで復旧するのだが、一度現象が現れると、それからちょくちょく切れるようになる。しばらくすると安定する。

自分がインターネットに接続して何かするだけだったらまだいいが、このサイトは自宅サーバで運用しているため、ネットが切れると、このサイトに外部からアクセスできなくなる。そっちはそっちで困る。

VDSLは光配線方式よりも不安定なのかなあ、こんなものなのかなあ、と思っていたのだが、先日NTTに電話して調べてもらうことにした。その日のうちにNTTの人はやって来て、いろいろ調べてもらった結果、

「ケーブルの不具合」

だったことが判明。

なんてこった。

初歩の初歩ではないか。

NTT側の機器や配線などの問題であれば、料金は無料だったのに、こちら側の問題の場合、料金が7,875円かかるのだ。まさかのそのパターンだった。てっきりVDSLモデムか、その先の問題と思っていたのに、がっくりである。最初からVDSLモデムに付属していたケーブルを使えば問題なかったのだが、それができなかった経緯がある。

この団地に引っ越すとき、あまりにも何もないのでびっくりした。なんせ、モジュラージャックもなかったのだ。築30年の団地なので、建設された時はモジュラージャックなどなく、壁から直接黒電話への線が出ている状態だったと思われる。モジュラージャックにするにはNTTの工事が必要だが、退去時には「原状回復義務」により、わざわざ撤去しないといけない。入居者が変わるたびに、延々とそれが繰り返されている。呆れた話である。

全くお役所ってやつは。

同様に「風呂がない」という呆れた状態でもあった。入居するときには自分で風呂釜を設置し、出るときには原状回復のために撤去しなければならない。もちろん全部自腹である。そんな不合理が何十年も繰り返されていたのだ。

風呂の件は置いておいて、NTTに工事はしてもらったものの、宅内配線をしてモジュラージャックを壁に設置してもらうことはできなかった。なぜなら、宅内配線工事をするには「県に模様替申請書を提出して、承認してもらう」必要があったからである。

全くお役所ってやつは。

そういうわけで、最初はモジュラージャックは壁からぶらーんとぶら下がった状態であった。この状態ではVDSLモデムに付属していたケーブルでは届かない。しかたがないので、ADSL時代に使っていた長めの電話線ケーブルを掘り出してそれで接続した。

宅内配線とモジュラージャック設置の工事は、後日電気工事店にお願いしてやってもらったが、そのままそのケーブルを使い続けていた。それが、どうやら不具合の原因だったようだ。部屋またぎのための薄いフラットケーブルだったのが災いした。

それにしても、仕事でネットワーク管理をしていた身。ケーブルの不具合という最も初歩的なところを疑わなかったとは、プロ失格である。本来ならVDSLモデムに付属していたケーブルに交換して終了だったのに、高い料金を支払うはめになってしまった。

先月は電子レンジが壊れるし、泣きっ面に蜂である。

今日もまだしんどい。

しかし、今日は年に一度の、この団地の自治会の総会。

委任状を出しておけば別に行かなくてもいいのだが、うちは今年度の常任委員。出席しないわけにはいかない。今日は新旧常任委員の実務的な引き継ぎがある予定だった。しんどいけど、自治会館はすぐそこだし、なんとか顔を出した。

常任委員なんて引き受けたくなくても、毎年部屋番号順に回ってくるのでしかたがない。「うちは病気ですから」は通用しない。いや、通用するかもしれないが、2人とも病気のことは隠している。なぜ隠さないといけないのだろう。

この団地は高齢化が進んでおり、他の常任委員は大半がお年寄りである。自分たちなんか最若手の方だ。それに、やはり低所得者層向けの県営住宅である。お年寄りだけでなく、働いている人もシングルマザーやら何やら、そうでなくても共働きの人がほとんどだ。みんな忙しくてもわけありでも、ちゃんと責務は果たしているのだ。

しかし、昨年度までの常任委員の方が体調不良で来られず、結局引き継ぎは持ち越しに。常任委員は2世帯で1組なので、もう一人の常任委員と相談して、上期と下期で役割を分けることにした。うちは下期になったので、引き継ぎは当分先になる。

そもそも常任委員は各世帯から一人出せばよくて、うちは妻の名前で出してあるので、本来は自分は行かなくてもいい。実際、二人で来ているのはうちだけだった。自治会やら子ども会やら、こういう活動はたいてい奥様の管轄のようだ。しかしまあ、ああいう場に顔を出しておくのは悪いことではないだろう。「夫婦揃って真面目な人」を演じている自分がここにいる。もしも困ったときのために、助け舟を出してもらえるように「いい人」を演じている。ずっとそうやって生きてきたのか。

自分の前に座っていた、志村けんに声がそっくりなお爺さんとお婆さんの話を聞いてると、「あたしゃこないだ93になってね」とか。お達者だ。どうやらこのお爺さんは、実はお婆さんらしいと気がついた。そんなことはどうてもよいが、本当に高齢化が進んでいるのだな、というのがああいう場に出るとよくわかる。

さらに総会資料の予算案を見てびっくり。

自治会総会

 

自治会費の収入と子ども会の収入である。

233世帯あって、小学生が19人、幼児が5人とな。

ここは単身者向けでなく、あくまでもファミリー向けの団地なのだが。

この団地は、すでに超高齢化社会の縮図である。 

総会のあとは常任委員会だったが、その前にこの地域の地区センターの方から、最近の振り込め詐欺の手口などの説明があった。その方が「この中で詐欺かもしれないという不信な電話がかかってきた方はいらっしゃいますか」と尋ねたら、30人くらいのうち5人が手を挙げたのには驚いた。

最近では振り込ませるのではなく、現金手渡し型の手口が多いので、警視庁が新しい名前を募集しているらしい。

なんか脈絡がない日記になってしまった。要するに、心身ともにまだまだしんどい、ということだ。何を書いているのか自分でもよくわからなくなってきたので、この辺りで終わりにする。

うちの団地はコミュニティが密であり、自治会組織がしっかりしている。10棟以上からなる団地なので。世帯数もかなり多い。そして自治会では、各棟から毎年2世帯ずつ「常任委員」というのを出さないといけない。

他の棟ではどうやって選出しているか知らないが、うちの棟では部屋番号順に持ち回り制である。全部で20世帯あるので、まわってくるのは10年に一度なのだが、それが来年度なのである。入って2年目で、まだ右も左もわからないのに、いきなり常任委員である。

しかし、いろいろ話をしてみれば、来年度からペアを組むお隣さんも、最初は入居2年目でまわってきたし、現職の常任委員さんは、入っていきなりまわってきたらしい。うーん、それよりかはましだが、とりあえず拒否権はない。

そして常任委員は毎月「常任委員会」というものに出席しないといけないのだが、3月と4月は引き継ぎも兼ねて新旧両方の常任委員が活動する。その最初の常任委員会が昨日の夜にあった。

常任委員といっても、何をやるかは役割分担があり、いくつかの部会に分かれる。いろいろな部会があるのだが、常任委員は最低「庶務・防犯部」「保健部」「厚生部」のどれかには必ず所属することになっている。昨日はその役割分担を決めた。うちは「庶務・防犯部」で、まあ一番無難なところである。

その後がちょっと大変だった。各部に分かれて、今度は部長と副部長を決めないといけないのだ。部長や副部長になると、常任委員会とは別に「役員会」に毎月出席しないといけない。やることは大したことではないという説明だったが、1ヶ月に2日も夜間に拘束されるのはみんな嫌である。「去年入ったばかり」という言い訳はここでも通用しなさそうだった。

実はこういうものには真っ先に手を挙げたがる性格なので、手を挙げようかどうか迷ったのだが、ただでさえ体調が不安定なのに、さらに首を突っ込んでどうする、と思いとどまった。結局じゃんけんで決めて、うちはセーフ。こんなんでいいのか?と思ったが、いいのだろう。組織はそれなりにまわっていくものである。

今日は団地の清掃日。朝7時半からなので、毎月ふたりとも「明日起きれるかな」と不安なのだが、今回も無事起きることができた。自治会の活動にはできるだけ積極的に参加しており、清掃に関しては今のところ皆勤である。欠席すれば「清掃欠席代」として1,000円徴収されてしまう。

清掃といっても団地の周りの清掃で、裏庭に面しているうちの棟は、ほとんどが草むしりである。夏は大変だったが、今はほとんど草も生えておらず、その辺をちゃっちゃと掃いておしまいだろう、と思っていた。

しかし、今日は草むしりどころではなかった。裏庭に大きな銀杏の木があるのだが、今日はその剪定作業をやった。住人の一人が木に登って、片っ端から鋸ででかい枝をごろごろ下に落としていき、それを下の人が、さらに小さく鋸で切ったり、ばきばきと手で折ったり、鋏で枝をちょん切ったりした。とにかくもう、肉体労働だった。普通は1時間の清掃時間が、今日は2時間かかった。

終わって帰ってきてから、よけいにどっと疲れが出てきた。いつもの神経からくる疲れではなく、久々に体自身がしんどかった。鉛のように重くなった体は、夜になってもまだ重いままである。明日はきっと筋肉痛であろう。そうとう自分の体はなまっているようだ。

それにしても、なぜこういう危険な剪定作業を業者に頼まないのだろうか。うちの棟ではたまたま登って剪定できる人がいるけれども、他の棟にもいるとは限らない。上から落っこちて怪我でもしたらどうする。県営住宅なんだから、そのサービスセンターに言えば手配してくれそうなものだが、と思っていたら「言えばやってくれると思うけど」と他の住人が話していた。じゃあ頼めばいいのに、なぜリスクを冒して自分たちでやるのだろう。

うう、それにしてもキーボードを打つ腕が重い。

一昨日から外に出ていない。まあ、よくあることだ。1週間閉じこもっているときもある。木曜日の午前中までは調子良かったのに、それ以降、ずっと低空飛行。

昨日は友だちから飲み会に誘われていたのだが、調子が悪くてキャンセル。また約束をやぶってしまった自分が嫌になる。もちろん向こうは自分の病気のことをわかってくれているし、当日調子が良ければ、という話に最初からなってはいたのだが、それでも心苦しい。

しかし、そんなことを言っていたら何の約束もできやしない。「約束を破るのが嫌だから、約束はしない」というのは単純な逃避行動に過ぎない。自分の事情をわかって誘ってくれているので、そこは無理せずに甘えたらいいのだろう。でもやはり、約束するときにはいつも「行けなかったらどうしよう」という予期不安が付きまとう。

昨日はまたまた十数年ぶりの友だちに会えるはずだったのに、その機会を逸した。それが残念だ。でも、去年再びつながった、友だちと自分とを結ぶ何本かの糸。飲み会にでも顔を出せば、その糸の数はもっと増えていくだろう。脈絡はない(ことはない)が、糸に半と書いて「きずな」と読むんだなあ。

そう言えば、居酒屋に行ったり飲み会に参加したり、ということが、ここ数年全くない。友だちと飲みに(飲めないけど)行けるお金があるうちに、一緒に行っておきたい。会える人には会っておきたい。まあ、別にお店に行かなくてもお金をかけなくても、会おうと思えばいくらでも会えるのだが。再びつながった糸を手繰って行けば。

さて、明日は朝7時半から団地の清掃である。朝の弱いうちら夫婦にとっては試練の朝。しかし、今のところ皆勤。「明日は必ず」と気合を入れて寝れば、なんとか起きれるのだ。まあ、団地周りの清掃だから、ろくすっぽ着替えもせずに、起きてそのまま外に出ればいいだけなので、なんとかなっているのだろう。あと、清掃が月に1回のペースだから、というのもある。「これを毎日」と言われると、多分今の状態では無理ではなかろうか。