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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:団地生活

ネットで注文していた食器棚が昨日の夜に届いた。組み立て式である。と言うか、うちにある家具はほとんど組立家具なのだ。今までいくつもの家具を組み立ててきて、いつも思うのだが、なぜ組立家具の組み立て説明書はあんなに不親切なのだろう。

とにかく部品を間違わず、向きを間違わず、順序を間違わず、書いてある通りにすればいい。最初に全ての部品を確かめ、組み立て説明書を2回読んで、組み立てていくイメージを頭に描いた。そうしてから、いざ組み立にかかる。

しかし、あんなに注意したのにもかかわらず、途中で一度ヘマをした。

sideboard0.JPG

上の図は、完成した下の部分に天板をとりつけるところである。ネジ止めではなく、天板の凸を下の凹に押しこむ形で、55番と書いてあるのは凸の部分に木工用ボンドを塗るという印。そして57番という部品を側板の内側からはめ込み、ドライバーで固定する。この順番通りにしないといけない。

しかし、ここで間違えて57番の部品を先に取り付けてしまった。すると天板がはまらない。いや、はまるのだが、側板とぴったり合わずに隙間が開いてしまった。57番の部品は、押し込んだ天板をロックする部品だから、当然である。その部品につっかえていたのだ。

しかし、それに気がつくまでに時間がかかり、押し込みが足りないのだと思って全体重をかけて天板を押し込もうと四苦八苦していた。やっと間違いに気がつき、57番の部品を取り外し、再び天板を押し込もうとしたら、やはりぴたりとは押し込めなかった。どうやら、天板の凸の部分にボンドを塗ったのでなく側板の凹の部分にボンドを注入して押し込もうとしたため、ボンドが下で固まってしまっているようだった。

しかたがなく、天板をいったんひっぺがし、4ミリの電動ドリルで穴をほじくって、再びボンドをつけて天板を押しこみ、ようやく外側が完成したのであった。あとは可動棚板を取り付けて扉を取り付けて、背面の背板と天板、側板、底板の間に隙間を固定する部品を取り付けて、インパクトドライバーでギュギュギュギュギュイーンとビス止めしておしまい。

そんなこんなで、思った以上に苦労してしまったが、なんとか完成。

sideboard1.JPG

sideboard2.JPG

うん、測ったようにぴったりだ。

と言うか、測ったんだけどね。

上にオーブントースターとポットの両方を置きたくて、それにちょうどいい幅と高さのものを探しまくったところ、大きさもぴったりで、しかも安いものをAmazonで見つけたのだ。定価14,000円の品が5,980円。なぜAmazonはこんなに安いのか。書いてある定価は本当の値段なのか?Amazon直販だし、嘘はないだろうけどなあ。それともこれはアウトレットなの?でもアウトレットならアウトレットって書いてるはずだよなあ。う~ん、わからんけどほしい物が安く手に入ったからそれでよし。

おかげさまで、これでポットもオーブントースターも使いやすくなった。これから、何年も眠っていたぴっかぴかの食器を入れてあげよう。

何回も書いたことだが、今回の県営住宅の入居に関しては、いくつも「なんでこんな制度になっているのか?」と疑問に思うことがたくさんあった。特に風呂に関しては、入居者が自分で高いお金を出して設置し、退去するときにはまた自費で撤去しなくてはならないという、誰に話しても「もったいない」「使い回せばいいのに」「わけがわからない」と言われる制度だった。

前にも調べたが、今一度、いまさらだが調べてみた。
 
で、今さらだが、県営住宅とは「公営住宅」である。「公団住宅」ではない。「公営住宅」「公団住宅」とは、全く別物である、ということを全く理解していなかった。
 
「公営住宅」は、憲法25条で規定されている「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保証するために、国および地方自治体が協力して、低所得の住宅困窮者に対して廉価な家賃で賃貸する住宅である。つまり、社会保障制度の一環ということになる。
 
一方、「公団住宅」は、高度経済成長期に地方から都市部へ出てきて働く人が増え、核家族化が進んだ結果、住宅が足りない状態になり、「日本住宅公団」(現在の都市再生機構)が建設した住宅である。最近耳にする「UR賃貸」というものがそれに当たる。これは「住宅が足りないので作った」ものであり、低所得者のためのもの、というものではない。
 
話を元に戻そう。「公営住宅」「健康で文化的な最低限度の生活」を保証するものである。しかし、この団地ができた何十年も前の時代では、風呂なしのアパートも多く、銭湯通いの人もたくさんいたらしい。つまり
 
電気・ガス・水道などのインフラや、トイレ、台所などは「最低限度の生活」に必要なものだが、風呂に関しては、昔は「最低限度」ではなかった。
 
ということだ。世の中そういう認識だったのだろう。だから、自治体は公営住宅を作るとき、「最低限度の生活」を保証するための設備は整えたものの、「贅沢品」である風呂は、初期投資も維持管理費もかかるので、風呂場のスペースは作っておいたから、つけたい人は自分で設置して、ということになったのだろう。
 
では、なぜ居住する人が入れ替わるたびに、前の人が設置した風呂をそのまま使い回せばいいのに、なぜわざわざ撤去させて、次に入る人にまた設置させるのか。
 
それは、「公営住宅法」という法律に書いてあった。県営住宅をはじめとする公営住宅は全て、この「公営住宅法」に基づいて建設または借り上げされ、維持・管理が行われている。
 
 
第二十七条  
4  公営住宅の入居者は、当該公営住宅を模様替し、又は増築してはならない。ただし、事業主体の承認を得たときは、この限りでない。
 
第四十八条  事業主体は、この法律で定めるもののほか、公営住宅及び共同施設の管理について必要な事項を条例で定めなければならない。
 
 
つまり、改築とか増築とか模様替えとかは、基本的に法律では禁じられている。風呂の設置もこれにあたる。しかし事業主体(自分の場合だと神奈川県)から承認を得たら、別にかまわない、とのことだ。そして、細かいことは事業主体である地方自治体がそれぞれ定める条例に任せる、ということ。
 
というわけで、今度は「神奈川県営住宅条例」を隅から隅まで調べてみた。
 
 
第31条 県営住宅の入居者は、県営住宅を模様替えし、又は増築してはならない。ただし、原状回復又は撤去が容易である場合で知事の承認を得たときは、この限りでない。
 
 
へ?これだけ?
 
う~ん、そもそも公営住宅法では禁止されており、条例で「原状回復又は撤去が容易である場合」はこの限りではない、とあるから、つまり原状回復又は撤去するのが大前提なんだな。それ以外の例外は書いていない。書いていないということは、ここに書かれていることが全て、ということだ。
 
風呂がないことはこの団地ができた時代背景に起因するもの。そしてわざわざ撤去させて、また設置させるというのは、法律・条例でそうなっているから。それ以上でもそれ以下でもない、ということだろう。
 
ただ、これはあくまでも古い公営住宅の話で、最近の公営住宅は風呂は当然ついているし、エレベーターがある物件も少なくない。ただし、そのぶん家賃は高めに設定されている。
 
まあ、これ以上つきつめてもしかたがない。家賃が安い分、初期投資が高かった。そう思って諦めよう。
 
 
ところで、法律の文章って、どうにかわかり易くならんかなあ。
 
(経過措置)
3 平成10年4月1日前から引き続き県営住宅に入居している者(旧条例第38条第1項の規定により新たに建設される公営住宅への入居を希望する旨を申し出た者で平成10年度から平成12年度までの間に公営住宅に入居するものを含む。)の平成10年度から平成12年度までの各年度の家賃の額は、その者に係る第17条第1項、第18条又は第20条の規定による家賃の額が旧条例第15条第1項、第16条第1項又は第20条第1項の規定による家賃の額を超える場合にあっては第17条第1項、第18条又は第20条の規定による家賃の額から旧条例第15条第1項、第16条第1項又は第20条第1項の規定による家賃の額を控除して得た額に次の表の左欄に掲げる年度の区分に応じ同表の右欄に定める負担調整率を乗じて得た額に、旧条例第15条第1項、第16条第1項又は第20条第1項の規定による家賃の額を加えて得た額とし、その者に係る第34条第1項若しくは第2項又は第38条第1項の規定による家賃の額が旧条例第15条第1項、第16条第1項又は第20条第1項の規定による家賃の額に旧条例第23条第1項又は第3項の規定による割増賃料の額を加えて得た額を超える場合にあっては第34条第1項若しくは第2項又は第38条第1項の規定による家賃の額から旧条例第15条第1項、第16条第1項又は第20条第1項の規定による家賃の額及び旧条例第23条第1項又は第3項の規定による割増賃料の額を控除して得た額に同表の左欄に掲げる年度の区分に応じ同表の右欄に定める負担調整率を乗じて得た額に、旧条例第15条第1項、第16条第1項又は第20条第1項の規定による家賃の額及び旧条例第23条第1項又は第3項の規定による割増賃料の額を加えて得た額とする。
 
なんじゃこれ?
 

toaster_oven.JPG

 
オーブントースターである。
 
引っ越したら、一番欲しいと思っていたものである。こんなにハイスペックである。
 
toaster_oven_spec.JPG
 
前のアパートのキッチンは超狭く、オーブントースターを置くスペースすらなかった。実は、その前に住んでいたマンションも、間取り自体は2LDKと広かったが、キッチン自体は狭く、やはりオーブントースターは置けなかった。
 
オーブントースターがあればトーストも焼けるし、グラタンとかいろいろな料理も簡単にできる。電子レンジにオーブン機能はあるが、いちいち中段に網を置いて、トーストを焼くのにも途中でひっくり返さないといけないというめんどくささ。しかも冷蔵庫の上に置いているので、私はまだしも妻には高すぎて危険である。なので、オーブンの機能は使ってなかった。
 
置く場所があったら、オーブントースターが欲しい。ずっとそう思っていた。そして、とりあえずキッチンに全部放り込んだ段ボールがほぼ片付いたので、やっとの思いで購入した。できるだけいいものを安く、と探しまわった結果、Amazonでほしい機能が全部入った商品が、安く売られていたので購入。定価6,825円の品が2,280円。Amazon直販なので送料はゼロ。新品なのになんでこんなに安いんだろう。型落ち品か、アウトレットか?とにかく、さっき届いたので、さっそくトーストを焼いて食べてみた。うまい。ちょっと感動である。
 
ところで、なぜこんな小さな台にちょこんと置いているかというと、置くスペースは確保できたが、その下のものがまだないからだ。あと2つ購入する予定のものがあって、ひとつはキッチン用のテーブルと椅子、そしてもうひとつが食器棚である。
 
今まで使っていた食器棚も当然あるのだが、超小さい。夫婦2人分が最低限使うだけの食器を、パズルのように押し込んでいる。何回も結婚式の披露宴に出席して、引き出物でいただいたたくさんの食器はずっと段ボールの中で眠っていた。ここにもう一つ新しい食器棚を買って、その上にオーブントースターとポットを乗せるのだ。
 
キッチンのテーブルは、言わずもがなである。今までモノであふれた居間の小さなちゃぶ台で、窮屈そうにご飯を食べていた。それは今もまだ同じ状態ではあるが、せっかくダイニングキッチンがあるのだ。テーブルと椅子を買って、そっちでご飯を食べたいではないか。
 
これからは、椅子に座ってテーブルでトーストを食べるのだ。実に贅沢な話である。

先日、自治会費の集金に一つ下の階の方がいらっしゃった。こういう集金は当番制らしく、他にも自治会のことをいろいろ教えてくれた。10棟を超える団地群である。かなりしっかりした自治会組織のようで、密なコミュニティが形成されているようだ。

 
そして今朝、郵便受けを見たら「自治会 定期総会関係資料」という小冊子が入っていた。読んでみると、1年に1回の定期総会の案内と、自治会規約、各役員名簿、昨年度の事業実施報告書と決算報告書、今年度の事業実施予定と予算などが細かく書かれていた。役員の数も多く、たくさんの○○委員会、というのがある。むむむ、これは本当にきちんとした自治会だぞ、と思っていたら、
 
jichikai.JPG
 
むっちゃ歴史古い。
 
昼前に、自治会の役員の方が来訪し、改めて自治会のことや定期総会のことを教えてくれて、住人名簿に載せるために名前と電話番号を聞いて帰っていった。各戸世帯主の棟番号、部屋番号、名前、電話番号が掲載されるようだが、思いきり詐欺に利用されそうな気がする。「とりあえず自治会長さんにご挨拶に行ってください」と言われた。こういうコミュニティでは、積極的に参加してうまく立ちまわるのが私の方針である。最初が肝心、と思って手土産を買って挨拶に行った。会長さんは人当たりの良さそうな、学者風の聡明そうな方だった。まとめ役として一目置かれてるな、という感じがした。
 
人はみな誰かの支援を受けながら「お互い様」で生きていかなければならない。それは誰しも同じ事だが、私の場合、病気というハンディキャップを抱えている。病気であるということを最初からオープンにするつもりはないが、コミュニティが密な分、そのうち知られていくだろう。「精神障害者」という言葉に偏見を持つ人がまだまだいるだろうが、最初に自分が無害な人だと理解してもらえていたら、偏見を持たずに接してくれるだろう、そう思っている。
 
まだまだ船は港を出たばかりである。長い航海になりそうだ。

「今月の清掃 4月22日(日)7:30より団地の周り」

団地の階段に掲示された貼り紙を見て、何をどうするのかよくわからんが、とりあえず行ってみた。
 
集まったのは10数人というところか。団地全体で一斉にやるのではなく、うちの棟の、さらにうちの階段の左右、計8戸の清掃日が今日だった。清掃というか、実際には草むしりである。団地の周りにはけっこう緑がある。月に1回、みんなで草刈りをするらしい。
痛めた腰をコルセットでかばいつつ、軍手で引きちぎったり鎌を貸してもらって刈り取ったり、竹ぼうきで集めたり。1時間くらいで団地の周りをだいたいきれいにして終了。
 
清掃が終わってから、改めて自己紹介。と言っても、お隣やすぐ真下へのご挨拶は済んでいるし、階段などで顔を合わせた人には、既に自己紹介済みである。みんな気さくな人たちで、馴染めそうだった。網戸をつけたいけど、みんなどうしているのか、とか聞きたいことも聞けた。
 
せっかく引っ越しても、ご近所の人を選ぶことはできない。とりあえず1週間ちょっと暮らしてみて困ったことはないし、他の住人もいい人そうでよかった。割りときっちりしたコミュニティができているみたいなので、自分達が孤立死する心配はなさそうだ。