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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

朝4時に目が覚めた。そのまま眠れなくなった。我慢して布団の中にいたが、眠れないので5時に起きてきた。頭の中は仕事のことでいっぱい。4月からの大幅な組織改変に向けて、ネットワーク的には何がどう変わる可能性があるか、それに伴って何をどういうタイミングでどう修正していったらいいか、そんなことが頭の中をぐるぐる駆けめぐるので、忘れないうちにPCに向かってメモしておいた。こんなに頭がフル回転するのは、躁状態の兆候だ。これはこれで気をつけなければ。

しかし、思ったほど体が動き回って止まらない、ということはなかった。4時に目が覚めて眠れなくなるというのは、自分のパターンでは躁転のサインで、いつもなら

「誰か俺を止めてくで〜」

状態になるのだが、前に躁転したときに追加したバレリンが効いているのか、今日は比較的落ち着いている。

そして、慎重に飛ばしすぎないように過ごす。昨日撮っておいた「エンタの神様」を観た後、禁断のゲームに手をつけてしまった。それは「年末年始の暇つぶし用」と去年の暮れに買っておいた「逆転裁判4」。やり始めたらどっぷりはまってしまって、そのまま夕方までどっぷどっぷりり。う〜ん、おもろい。

そしてふと気がついた。なんだか画面がぼやける。文字が読みにくい。左目をつぶってみる。DS画面の文字がかすれて、しかも二重に見える。右をつぶってみる。正常に見える。顔を上げて時計を見てみる。右目で、左目で。

おかしい。右目がおかしい。いや、左目も以前に比べて若干見えにくくなっているような気もするが、いつの間にこんなに右目だけおかしくなった?急激に近視と乱視が進んだのか?

昔々、学生時代に同じ研究室だった人が、やはり急に目が悪くなったことがあった。でも試験期間だったのと、とりあえず見えるから、となかなか病院に行かなかったら、なんと網膜剥離だった、ということがあったのを思い出した。もしかして?うわ、何か怖い。どうしよう。

とりあえずは病院だ。先週も視野検査に行ったばかりだが、「スカイビル眼科」に行った。ここは休診日もなければ朝から晩までやっているのでありがたい。とりあえず症状を告げて、実際に検眼。確かに今の眼鏡で右目は0.6くらいしか見えてない。しかし、先週視野検査をしたときにも検眼したのだが、そのときは1.0見えていたとカルテにはある。

そして診察の結果、アレルギー性結膜炎になってますね、とのこと。そして

「アトピーですね」

と言われた。

「あ、はいアトピーです。首とかかゆいです」

と答えると、

「そうじゃなくて、目がアトピーです。黒目がアトピーで傷ついています

と言われてびっくり。なななななんと、目までアトピーになるのか?

その後、念のため網膜剥離や白内障などになってないか検査し、それはそれで無事だったのだが、「目までアトピー」になんとなくショックを受けてしまった。私のアトピーがひどかったときの姿と今の私の姿知っている人は、あの全身真っ赤な状態から、よくここまで肌が綺麗になったなあと思うかもしれない。アトピーはほぼ一部を除いてほぼ克服したつもりだったのに。

そのうち歯までアトピーになるかもしれない。とほほ。

朝6時半起床。

いきなり春が来た。しかし残念ながら今日から3連休。何が残念かわからない人もいるかもしれないが、

「動かないといけない(仕事をしないといけない)日に動けなくて、動けなくてもいい日に動ける」

のがちょっと悔しい。しかしながらまだまだ寒い。自分ではわかっている。どんなに気をつけていても、また調子を崩すだろう。波があるからしかたがない。だけど、できるだけ仕事に支障をきたしたくない。平日はまともに働いて、休日はぶっ倒れている、でもいいのだ。

でも今日は動けるからルンルンと3週間ぶりに合唱団Tの練習へ。BASS特練でイタリア語の歌詞読みをみっちりやってくれた。助かった〜。どうもこのステージの曲はみんなまだ手をつけ始めたところのようだ。しっかり復習しなくては。音は簡単なんだけど、言葉はまだまだ譜面にかじりつかないと見れない。これはいかん。暗譜だ暗譜!!!暗譜しないと指揮を見て歌えん。

そしてアンサンブル練習で念願のアイーダも歌えて満足。「バリトンもうちょっと頑張って」と言われて(けっこういいメンツ揃ってるのだが)、思わず吠えてしまった。力みが入って発声的によくないのだが、つい癖でやってしまう。これをやると、あっという間に喉をつぶすのに。ああ、どうにかして全く力まず、それでいて迫力のあるフォルティシモが出せないかなあ。

今日は何とか動け…………なかった。
とにかく待つ。毎年この季節は我慢なのだ。

しかし、のんびりもしていない。
一緒にネットワーク管理の仕事をしていたNさんが今月いっぱいで辞めてしまうのだ。すでに後任の人も来て引き継ぎは始まっているようだが、今月中に彼女から、できるだけのことを引き出さなければならない。

長期的に見ると、私の状態はじょじょに良くなってはいる。去年や一昨年などの冬の寒い季節は、本当に身動き取れなくて1日中寝ている日も多かった。今は調子が悪いとは言え、そこまで悪くはない。しかしながらバスと電車を乗り継いで会社に行って仕事をして…、というのは今の状態では高いハードルであることには変わりない。しかし、ハードルは少しずつ低くなってきている。自分を信じるのみ。

立春を過ぎて、暦の上ではもう春。だけど寒い。立春を過ぎたら「寒中見舞い」でなく「余寒見舞い」になると夕方のニュースで言ってた。

とりあえず、今日も動けず会社を休んだ。昨日は夕方2時間くらい寝てしまったが、今日は寝なかった。でも無気力感でいっぱい。昨日よりはましだが、中くらいの数日単位の波の変動範囲。ああ、みなぎる脱力感、ほとばしる倦怠感。

早く、早く、早く元に戻ってくれ。頼むから、と自分の体に自分の脳にお願いしてみる。

今日も一日動けず。仕事も休みっぱなし。昼頃になると「思い切り気合いを入れたら行けなくもない」くらいの感じにはなってきたのだが、その「気合いを入れる」こと自体が困難な病気なので、結局動けず。

昼過ぎ、会社から持たされている携帯に上司から電話がかかってきた。

「ご迷惑ばかりかけてすみません」

と謝ると、

「いや、まあ無理しないでいいから」

とのこと。そして本題。

「人事部に、来期の人員をどうするか出さないといけなかったので、継続ということで出しておいたから」

そうだった。今週の月曜日に面談をする、という話があったのだ。派遣の契約としては3月までで、それ以降の話はまだ何も出ていなかった。私の意思確認も兼ねていたのだろうが、いつでも切り捨てられる派遣社員の私を、こんなに迷惑かけているのに契約を継続させてくれるなんて、なんて懐が深いというか、ほんと、ありがたい。いい職場、上司に巡り会えたことに感謝。

しかしうちの会社の人事部って(本当は会社じゃないんだけど)、派遣社員まで把握しているんだ。まあ、どこの馬の骨ともわからないような輩にIDカードを発行するわけにはいかないから、今はどこでもそんなものなのかな。

上がってこい。自分の調子よ、早く上がってこい。頼む、上がってきてくれ。