TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

やはり今日も動けない。

どこまで続くのだろう。

まだ出口は見えない。

いかん。落ちっぱなしである。

どうして肝心なところで落ちるかなあ。

先週の月曜日、1月5日は仕事始めであった。しかし、朝しんどくて起きることも動くこともままならかった。しかし、初日くらいは無理して顔を出さないと、と思って無理やり体を起こしてタクシーで会社に行った。

行ってしまえばなんとかなる、ということも多いのだが、やはり無理なものは無理だった。しんどくてしんどくて、結局タクシーを呼んで帰ってきた。遅刻して早退したので、その日の稼ぎは少ない。行き帰りにタクシーを使ったのでマイナスである。何のためにいったのやら。

その無理がたたったのか、先週はずっと会社を休み、そのまま3連休に突入。明日からまた平日であるが、この不調、どうにかならないものかなあ。

焦らず回復を待つしかない、ということはわかっているのだが、いつものことながら自分の思い通りに自分の体調をコントロールできない自分がはがゆい。

今朝は4時起き。3時半に眼が覚めたが、それから眠れなくなって、我慢できずに起きてしまった。この年末年始は家に引きこもってテレビ観てゲームやって過ごそうと考えていたので、とりああえずHDDレコーダーの空き領域を確保せねばならぬ。ドラマ5本の1クール分と妻が観ていた昼ドラ(65話くらいあっただろうか)をひたすらDVD-Rに焼いていた。ここまで読むと、ああまた躁に入っているな、と気がつくところだが、本人、つまり私は全くそんな意識はなかった。今日は調子いいぜ、いえい、という感じだった。

それだけで済めばよかったが、また躁状態の悪い側面が出た。盤面がプリンタブルなDVD-Rにいつもプリンタで印刷するのだが、CD/DVDのトレイがどうしてもプリンタに入っていかない。所定の位置にセットしても突っ返されるのだ。う〜ん、ちょっとどこかおかしくなった。普通なら、とりあえずサポートセンターにでも電話するところなのだ。

が、

私はいきなりヨドバシのオンラインショップで今使っているプリンタの後継機を注文してしまったのだ。それだけではない。前からほしかったけどずっと我慢していたゲーム機「Wii」及びゲームソフト「Wii Music」まで注文してしまったのだ。ああ、またやっちまったよ、と思ったのは夜になってから。妻の実家でお茶していた15時過ぎには「発送いたしました」メールが来ていた。躁状態になると金銭感覚がおかしくなってしまう。今までも、いきなりPCを衝動買いしたり携帯を機種変したり、そんなことがあった。貯金を食いつぶしていて、財布のひもをできるだけ締めようと思っているのに。

まあ、これから妻に監視してもらって危険な行動は避けることにしよう。鬱は自覚できても躁は自覚できない。できれば他の人に迷惑がかからないように今度の躁も落ち着いてくれればいいのだがなあ。

昨日は朝7時に爽やかに目覚めた。支度をして会社に行って仕事して、夕方からお茶会モードになって、定時になったので退社。今年の仕事はこれでおしまい。なんだかんだ言って、波はあって休むことが多いが、振り返ってみると以前は2週間とか3週間とか、それくらい休んだこともあったが、最近では1週間そこらで済んでいる。病気は徐々に回復しているのか?病気に対する上司の理解もあって、こんなに勤怠の悪い落ちこぼれでも雇ってもらっているので、なんとか今の職を続けたいものである。最近の派遣切りのニュースにおびえていたりしているのだが。

会社から病院へ直行。今年最後の診察で、この2週間の経緯を話し、いったん落ちてから昨日回復して7時まで気持ちよく眠れました、と話すと、7時まで眠れれば躁転したわけでもなく、安定していそうですね、との話。躁転したときは極端に睡眠時間が短くなり、夜中に目が覚めて眠れなくなり、布団の中にいるのが我慢できなくて4時とか5時とかに起きてしまうのだ。

が、

今日は3時半頃目が覚めて、4時に我慢ができなくなって起きてきてしまった。ああ、やっぱり躁転したのか自分?躁状態は自覚できないから怖い。普通のことだと思ってやっていることが、後になってから非常識だったりするので怖いのだ。妻に監視してもらわなければ。

結局今週は5日まるまる会社を休んでしまった。ずっと低調だった。
先週までよりも一段階深い症状に入ってしまった。
鬱の症状にもいろいろある。自分なりにまとめると、

割とましな方:軽い憂鬱感、倦怠感、不安感

これは何とか会社に行って仕事ができる状態。

割とましな方2:疲労感、眠気で、体を動かすのがしんどい。

これは陽性症状の精神面の症状というより、陰性症状として症状が身体に現れる。このしんどさで今まで何度も会社を休んでしまったが、最近は自分なりにしんどさから抜け出す方法を模索して、効果が現れている。

先週まではこの「割とましな方2」な感じで、なんとか会社に行っていたのだが、今週はだめだった。今週は、

ましじゃない方:憂鬱感とか疲労感とかではなく、もう単に気力がない。何もできない。なぜ?と言われてもわからない。とにかく何をする気も起きず、一日中寝ている。

であった。なんとかこの状態を脱したい。

そしてこの状態より悪くなると、

もっとましじゃない方:離人感に襲われ、自責の念が強くなる。

「自責の念」というのは読んで字のごとく、自分を責める感情で、

「自分はだめな人間だ、世の中の悪いことは全て自分のせいなんだ」

というような「加害妄想」が強くなり、強烈な「自己嫌悪」に襲われる。さらにこれが強くなると

「自分なんて生きていたってしかたがない」「もう死にたい」

という「希死念慮」、いわゆる「自殺願望」となる。

正直、このモードに入るとしんどい。布団に横になりながら、妻に必死に「ごめんね、ごめんね」と謝っていたりする。

「離人感」というのは、正直人には説明しにくい。実際になってみないとわからないだろう。正常な人間の中で離人感を説明するための、それに近い感覚というのがないのだ。なんというか、自分が自分でないというか、自分が自分の体から抜け出して外から自分を見ているというか、それがとても気持ち悪いのだ。これが出ると体がぶるぶる震えたりする。

なんとか、これから持ちなおしてくれないかなあ。経済的にもピンチだよ。

躁状態のときも、その程度によって状態は様々だが、それは今度書くことにしよう。今日はもう疲れた。