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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

今日は目覚ましをセットするのを忘れていたが、7時50分くらいに自然に目が覚めて、動くことができた。急いで支度をして会社へすっ飛んでいき、9時10分と少々の遅刻ですんだ。最近の体調にしては上出来である。

そして無事定時まで仕事をして、帰りに病院へ寄って無事家に帰ってきた。上出来である。普通のことが普通にできる。なんて幸せなんだろう。

今朝は起きたが、だめだった。会社には午後から出社すると連絡し、昼から復調するのを願ってまた寝た。

目が覚めたら12時過ぎ。まだ鬱が残っていた。ああ、今日はだめなのか。でもちょっと大事な打ち合わせがあるんだけどなあ。うう、どうしたらいいのだろう。よし、とにかく行ってみよう。うつ病の特徴として日内変動というのがあり、1日の中で朝が最も調子が悪く、時間が経つにつれて調子があがってくるのだ。とりあえず行ってしまえばなんとかなるかもしれない。

こういう判断は非常に迷うところだが、なんとか着替えて外に出てタクシーを拾った。そして会社に着いたら、だいぶ頭も体も楽になっていた。そしてなんとか仕事を終えて帰ってきた。なんとかなった。

無理は禁物だが、背に腹は代えられない。タクシーを拾って午後から行っても、定時まで勤務して電車で帰ってきたら一応多少は稼げる。なんにもしないと1円も儲からない。でも無理をしたら、また何週間も休むはめになるかもしれない。生きていくためのぎりぎりのラインを見極めるのだ。

会社に行くのを断念して寝たのが8時頃。4時間ほど眠って12時過ぎに目が覚めた。自分の心身の感覚の変化に気がついた。自分自身をじっくり中から観察してみる。そして確信した。

「今日はなんだか行けそうな気がする〜」
(by Tenshin Kimura)

動く。頭は薄ぼんやりしていたが、体は軽く。鬱が抜けている。よし会社行くべ。外は寒いし、2週間以上も家にこもっていた。まだ頭はふらふらしているのでタクシーを拾って会社へ出勤。

大量のメールを読んで、私が進めていたところを同じチームの同僚が進めていてくれたことを確認し、ユーザ対応とかしたりして帰ってきた。帰りはそんなに疲れてなかった。

さて、ちょっとは効果があった断眠療法。明日は朝ちゃんと目覚めるだろうか。起きて動けるだろうか。明日は明日の風が吹く。風が吹けば桶屋が儲かる。それだけでよい。

夜が明けてごみを捨てに外に出た。

寒かった。寒さが身にしみた。家に戻ってもぶるぶる震えが止まらない。意識朦朧ふらふらの状態である。

この状態から強行突破して会社に行くのは無理だと思い、休むことにした。今から寝ることにしよう。

残念だ。

ただ今、水曜日の午前6時50分。
断眠療法を決行して、徹夜した。
眠い。
眠くて当たり前なのだが、眠い。
しかし、あと1時間で会社に行く時間だ。
行ってしまえば…、どうなることやら。
それとも会社は休んで寝た方がよいだろうか。
とりあえず行ってみて、しんどかったら午前中だけで帰ってくるという手もある。
とにかく、行ってみよう。

徹夜したこの晩に、ちょうどオバマ大統領の就任演説をやっていたのでライブで観た。
あんな大勢の群衆を観たのは初めてだ。200万人もの聴衆が集まったという。ちょっと圧巻だった。聴衆のための仮設トイレが5000個用意されたとか。思い切りアメリカンである。

それにしても、ワシントンはかなり寒いらしく、聴衆はみんな分厚いコートを着たり帽子をかぶったりしていたが、オバマ大統領は普通のスーツ姿だった。あの姿で20分も演説したらさぞかし寒かろう、なんてつまらんことを考えながらぼ〜っとテレビを観ていたのであった。

さて、もう夜が明ける。一か八か。その答えを探しに家を出る決意なのら。