TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:日々の出来事

今日は9時半起床。午前中から読書。東野圭吾の「名探偵の掟」を読み終えた。登場人物が小説世界と小説の外の世界、つまり小説を読んだり書いている立場の世界を行ったり来たりする異色な作品だった。何回も使える手ではないな、という感じではあるが。このシリーズはもう1冊あるらしいから予約した。3作目も刊行予告されていたらしいが出ていない。

続いて筒井康隆の「聖痕」を読み始めた。美少年が幼少期に変質者に男性器を切り取られるというショッキングな描写から始まってげんなりした。いや、そういう小説だとはわかって借りたのだが、筒井康隆の描写力でなんだか気持ち悪くなったのだ。でも読み進めると面白い。そういう主人公の一生を描いた物語だと思っていたら、いやそうなのだが、なんだか方向性がおかしい。これはグルメ本なのか?

しかし読んでて難しい。文体が自分が理解できるぎりぎりのところといったところか。それに見たこともない言葉が並んでいる。なんせこんな風に見開きページの左端に言葉の解説が並んでたりするのだ。

聖痕

まるで辞書を引きながら英文を読んでいるようだ。こんなの以外にもよくわからん言葉がたくさんあるが、面倒なのでいちいち調べずに適当に読み流している。読んでてへこたれそうになるが、でも続きが気になるから頑張って読んでいる。今までは急ぐように本を読んでいたが、これはじっくり読もう、と思いつつ朝からもう半分くらい読んでしまった。

15時くらいまで本を読んでいたが、家の中に籠もってばかりではいかんと思って着替えて外へ出た。いつもの公園へ行こうとしたのだが、今日は寒いし風も吹いていて体感温度が低く、歩いて5分くらいで心が折れた。結局ローソンでお買い物だけして帰ってきた。20分くらいしか外にはいなかったよ。これからずっと寒いのかなあ。

帰ってきたら実家へ行っていた妻が帰ってきていた。今日はお正月料理用の食材を母親と買い出しに行ってたらしい。お正月はお煮しめやその他の料理を作るらしいのだが、毎年年末には妻が手伝いに行っている。今年は12月31日に手伝いに行くらしいが、妻曰く「毎年里芋の皮を剥いているだけ」らしい。義母が作る煮物が美味しいから作り方を覚えてほしい、と結婚当初は思っていたのだがもう諦めている。

妻がもらってきたお菓子。「萩の月」がうまいんだよな。妻の母親は編み物教室の先生をやっていて、生徒さんがいろいろくれるらしい。そしてそのおこぼれはうちに回ってくるのである。

和菓子

今日の動画。高橋優「虹」。2017年の「熱闘甲子園」のエンディング曲だったとか。元気をくれる曲だなあ。「前へ 前へ 数cmずつでいいから」「奇跡を待ちはしないよ それを起こしに行くんだろ」という部分が好き。前向きに生きたい。

今日の午後は横浜へお買い物。まずはそごう横浜店のロフトへ。ロフトはお正月用品でいっぱい。おそらく2日前まではクリスマス用品もいっぱいあっただろうが、一晩で入れ替えたんだろうな。こういうお店で働いてると大変だろう。お正月もお店やってるのだろうか。妻のお姉さんはファミレスで働いているが、年末年始は16日連続勤務とかあったらしい。

ロフトで山積みになっていた「アランジアロンゾ」というシリーズ物のキャラクターのグッズ。私は知らなかった。なんかひねくれてそうなところがかわいい。

アランジアロンゾ

ロフトの後は隣のスカイビルに移って100円ショップのSeriaへ。そこでもお正月コーナーがあって妻が物色。小さなだるまを買ったようだ。

Seriaのお正月コーナー

だるま

小さな鯛がいた。買ったら良かったかな。

小さな鯛

その後はそごうの地下で、妻の実家に持って行くお年賀の品を購入。妻が生協のカタログに載ってあるのを見つけて「これがいい」と思った品があったのだが、注文日を過ぎてしまっていたので売っている店を探したらそごうにあった。「幸せを呼ぶ馬車道馬蹄パイ」。

馬車道馬蹄パイ

そごうの地下は平日なのにものすごい人だった。有閑マダム、いや有閑婆と思しき人が多かった。やっぱり年末だからか。ここに来たら御座候が食べたいと思ってお店に行ったら長蛇の列で諦めた。またすいてるときに来よう。

今日は9時20分起床。相変わらず起きるのがつらい。起きた後もしばらくつらい。

午前中から読書。昨夜から読み始めた筒井康隆の「傾いた世界」を読み終えた。「自薦ドタバタ傑作集2」とサブタイトルがついている。7つの物語の短編集で、文字通りドタバタで何でもありである。うん懐かしい、まさに筒井康隆ワールドだ。

「毛布はないか」と、おれはケララに訊ねた。
「どっちの毛布だ」ケララが言った。「寝るための毛布か。起きるための毛布か」

このバカバカしさがいいなあ。

少々古臭いが面白い。古くても面白いものは面白いのだ。古いなと思ったら、一番古い話は昭和47年だと。自分は3歳だ。それはそうと、古いし筒井康隆だからか(?)、障害者への差別的表現が当たり前に出てくる。今でもこの本売ってるんだろうか。てんかん騒動で断筆宣言する前にも問題にならなかったのかな。これくらいは当たり前の時代だったのか。あまりにも暴力的で読み進めるのがしんどい作品もあった。ナンセンスの世界は何でもありと言えばありだが、筒井康隆はタブーを敢えて破っていくのだろう。

続いて東野圭吾の「名探偵の掟」を読み始めた。どうやら「天下一大五郎シリーズ」というシリーズ物の最初の本らしい。名探偵と警部の2人が、小説の登場人物ということを意識しつつ、「今回はお決まりの密室殺人か」などとありがちな推理小説のパターンに辟易したり、「あのトリックは見破ったがここで明かすと話が続かないのでまだ話さないでおこう」などと言いながら話を進めるという不思議な小説である。「推理小説っぽくするために、しかたがないからこんなセリフを吐くか」「密室なんて読者は飽き飽きしているだろう」みたいな描写が多い。Wikipediaの言葉を借りると「メタフィクション」とのこと。斬新で面白い。

宇多田ヒカル「誓い」。ゲーム「KINGDOM HEARTS III」のテーマソングで、この動画はそのトレーラーなので短い。ピアノ伴奏の2拍目と4拍目が微妙に後ろにずれていて、なんだか躓いているという印象を受ける不思議なリズムの曲。

今日は9時半起床。今日は特別に起きるのがつらく、起きた後もしんどかった。最近は午前中も調子がよかったのだが今日はしんどい。

メールチェックすると図書館からメールが来ている。ああ、また予約していた本が4冊も準備できている。今年の図書館は明日までだ。さっさと今借りている本を返してまた借りてこよう。ちょっとしんどいけど11時半頃家を出た。今日は夕方から面談が入っているし、明日は妻と年末年始の買い出しの予定なので、午前中に行くことにしたのだ。

昨日財布を忘れたから、行く前に妻が「財布持った?」と聞いてきた。「持ったよ」「本は?」

・・・持ってなかった。返しに行く本を持ってなかった。ボケボケである。

そして無事本を返して、また4冊借りてきた。

図書館で借りた本

図書館で借りた本

筒井康隆「傾いた世界」「聖痕」、東川篤哉「謎解きはディナーのあとで3」、東野圭吾「名探偵の掟」。図書館のサイトで適当に検索して出てきた本ばかり。東野圭吾の新しい本が読みたいが、大人気で予約がいっぱいなので少し古い本。筒井康隆の「傾いた世界」はかなり古い本でボロボロだなあ。

16時からは某福祉施設で面談。最近は割といい調子をキープして、イベントを見にみなとみらいまで歩いて行ったりとよく歩いていることや、図書館に通って本を借りてきて片っ端から読んでる、というような話をした。まあ昨日主治医にしたのと同じような話である。妻からは、何かに没頭するとブレイクを入れずに突っ走ってるのでそれが心配というような補足があった。確かにそれは自分でわかっているし、積年の課題でもある。職員の方からは、いい調子で来てるのでその調子をキープしつつ、予め休みの予定を入れておきましょうというようなことを言われた。前も同じことを言われたような気がする。

今年は調子も上がっていってこの季節になってもキープしているし、私も妻もプログラムに参加し始めたというのは大きな進歩なので、来年の目標としては他のプログラムでもそれ以外のときでもいいから、月にもう1日くらい福祉施設に来る、ということにした。リカバリー系のプログラムに誘われたので(前から誘われていたが)、どんなものかわからないが1月17日に参加することにした。予約制なのでその場で予約したが、吉と出るか凶と出るか。一度そのプログラムに関しては主治医に相談して、「激しい人もいるから引っ張られないように注意した方がいい」と言われたのでちょっと敬遠していたのだが、どうなることやら。

今日は9時半起床。朝食を食べてネット巡回した後、本を読んでいたら妻が録画していた「明石家サンタ」を見始めたので一緒に見た。ついこの間見たばかりだと思ったのにもう1年経ったのか。早いなあ。明石家サンタは今年も面白かった。今年は「別に」の八木アナネタがなかったな。

今日はメンタルクリニックへの通院日。今後他の通院の予定も入ってないので、病院はこれが今年最後の予定である。いつも通り身支度をすませてバスで病院へ。受付で診察券を取り出そうとズボンの尻ポケットの財布に手を伸ばしたら、

ない。

やってしまった。

自分、この「財布忘れ」というのを時々やるのである。とは言え途中でふっと気がついて取りに戻ることも多いのだが、今日は完璧に忘れていた。バスは財布とは別に福祉パスを持っていたのでそれで乗れた。なので病院に着くまで気がつかなかった。どうしようか。取りに戻るか。そうしようか。16時の予約だったが、事情を話して17時半の予約に変更してもらった。

そして妻に電話。どうしようか相談したら、病院まで持ってきてくれるという。うう、すまない妻よ。少しの間待っていたのだが、ふと「こんな時のために」と隠し持ってるお金があることを思い出した。いざという時のために、いつも持ち歩いているカバンの中にカモフラージュした一万円札を忍ばせているのだった。それがあることを確認し、妻に再度電話。幸いまだ家は出ていなかった。

受付で予約を元に戻してもらって、無事診察を受けてお会計を済ませることができた。診察券もなかったが名前と生年月日を言えば調べてくれた。保険証も財布に入っていたが、今月初めての受診ではなかったので事なきを得た。備えあれば憂いなしだ。それにしても診察券を出すタイミングで財布がないことに気づいて良かった。もしこれがどこかの飲食店で食事をしてお会計しようとした時だったら顔面真っ青だ。コンビニなんかだと商品を元に戻せばいいが、食べた物は戻せない。まあそんなときのための「隠し持ってるお金」なのだ。

診察では、最近は割と調子が安定していてけっこう外も歩いていることなどを話した。具体的には、イベントがあってみなとみらい方面まで歩いていること、図書館に通って本を借りて読んでいること、福祉施設のクリスマスパーティーに参加したことなどである。しんどくて横になることも最近はない。主治医はいつもどおりふんふんと聞いてオウム返しするだけ。しかしまあ、この時期にこれだけの調子をキープしているのは珍しい。やはり少しずつ回復基調にあるのか。

帰りに行きつけのカレー屋に寄ったが、お目当ての「今週のおすすめ」は売り切れで残念。昨日Twitterでメニューが発表されていて、私の好きな「Bigロースカツカレー」だったのに、夕方の時点で売り切れとはよっぽど人気が高かったのか。うう、久々の当たりメニューだったのに、リベンジしたいぞ。

今日の動画。ぼくのりりっくのぼうよみ「人間辞職」。Spotifyで流れてたおもしろい曲。なんか前向きに卑屈。それにしても最近変わった名前のアーティストが多いな。