TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:日々の出来事

寝ていると「ピンポンピンポン」と玄関のチャイムが鳴った気がした。飛び起きて「はーい」と玄関を開けるが誰もいない。昨日ネットで注文した本がもう来たか、と思ったのだが。おかしいな、と思って寝室に戻ると妻が「まだ7時半だよ」と言う。起こしてしまったようだ。そんなに早く配達があるわけないので夢だったのだろうか。そのまま起きればいいのにまた寝てしまい、結局9時半起床。朝早くから動けない。

今日はオルガン1ドルコンサート。みなとみらいホールで100円または1ドルでパイプオルガンの演奏を聴けるコンサートで、毎月やっている。聴きに行くのはこれで3回目である。ちょっとしんどいが10時45分に家を出た。まだ体がだるくて行くのはやめようかと思ったが、ここで頑張らないと永遠に午前中から動けないような気がした。午前中から動く訓練をするのだ。そういうわけでてくてくと歩いて40分。一路みなとみらいホールへ。

途中ランドマークプラザを通り抜けた時、こんなものを発見。

コメダ珈琲

な、なんとコメダ珈琲ではないか。こんなところにできたとは。私の行動範囲にはなかったので、なんとなく嬉しい。コメダ珈琲はご存知の方が多いとは思うが名古屋発症のコーヒー店で、「ドリンクを注文すると、ゆで卵とトーストが無料でついてくる(逆ではない)」というユニークなモーニングがある。

そしてその隣を見てさらにびっくり。

甘味処甘味処

なんと!コメダ珈琲の甘味処もできているではないか。昔は横浜にも甘味処があったのに、なくなってしまったと妻が残念がっていたのだ。今度妻と行ってみよう。

コメダ珈琲

2月6日にオープンしたらしい。

そしてみなとみらいホールへ。11時半開場だが、11時25分に着いたらもう長蛇の列。ちょっと出足が遅れた。今日は何とか2階席の奥を確保。座ってから気がついたが、頭上には3階席がひさしとなっていた。1階席で良かったかな。まあ自分には違いなんてわからないけど。

パイプオルガン

今日のオルガニストはエリック・スーターというアメリカ人。このコンサートのためだけに来日したらしい。オルガニストであると同時に飛行機のパイロットとのこと。むむむ異色である。パイプオルガンはよくコックピットみたいだと茶化す、とMCのホール専属オルガニストが話していたが、まさにパイロットが操縦、ではなかった演奏するとは。最初の曲が終わった後に1~2分くらい挨拶をしていたが、きれいな英語だったのに半分くらいしか聞き取れなかった。ヒアリング能力も落ちている、はあ。

今日のプログラムは4曲。

F.リスト:バッハの名による前奏曲とフーガ

「バッハの名による」というのが面白い。クラシックの世界ではドイツ語の音名を使うのだが、ハ長調の場合「ドレミファソラシド」は「CDEFGAHC」となる。「シ」は「B」でなく「H」なのだ。そして「B」はシ♭を指す。するとバッハのBACHという綴りは、「シ♭ラドシ」という音階に読めるのだ。その音階を主題とした曲だった。BACHをテーマにした曲は古今東西いろいろあるらしい。

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544

バッハである。どこを切り取ってもバッハなのだが、曲中に「およげ!たいやきくん」の冒頭の「まーいーにちーまーいーにーちー」と同じ音形が出てくる。それが繰り返し流れるたびに頭の中にたいやきくんが出てきてしまったのだ。

W.ボルコム:ゴスペル・前奏曲第2巻よりアメイジング・グレイス

この曲は面白かった。ご存知アメイジング・グレイスなのだが、どんどん曲調が変わっていくのだ。パンフには「5つの変奏が続き、ブルースやジャズ、バッハの対位法をも内包しています」と解説がある。三拍子の曲って好きだな。

N.デュプレ:3つの変奏曲とフーガ Op.7より第1番

この曲は凄かった。ものすごい速弾きでしかも両足がもの凄く忙しい。パンフによると「とても難しかったため、パリのオルガニストたちはこの曲は演奏不可能で出版されることは無いだろうと感じていました」と書かれている。超絶技巧曲である。それにしてもオルガニストって、両手両足を器用に使うなあ。

あっという間の1時間だった。パイプオルガンの音色はゴージャスで、いつも聴いていて圧倒される。今日も行ってよかった。次は3月20日らしい。また行こう。

帰りは以前に見つけた立ち食い寿司屋でお腹を満たし、そのまま歩いて今度は図書館へ。まだ借りた本は全部読み終わってないが、3冊返して4冊借りてきた。

本2冊本2冊

池井戸潤「下町ロケット2 ガウディ計画」
「下町ロケット」も面白かったので、これも楽しみ。前作はあれで完結していたから、その後また新しいストーリー展開があるのだろう。

宮部みゆき「ここはボツコニアン5」
前作の続きで「FINAL」と書いてあるので最終巻。話はどこまで続くのだろうか。

筒井康隆「日本以外全部沈没」
筒井康隆自選短編集の「パロディ篇」。タイトルは当然小松左京の小説のパロディだろう。

伊坂幸太郎「魔王」
かたっぱしから伊坂幸太郎の本を読んでいるので、また借りてみた。

さてさて、また本を読むとするか。

今日の動画。ゴスペラーズ with 桜井和寿「永遠に」。ゴスペルなんか歌ってないくせに「ゴスペラーズ」だなんてインチキだと私は思っている。

PayPayとやらを使ってみることにした。私の行動範囲にPayPayの使える店なんかないし、あまり興味を持ってなかったのだが、行きつけの中華料理屋でPayPayが使えるようになったので、ちょっくらスマホにアプリをインストールしてみた。設定は簡単で、ヤフーと連携できるみたいなのでほいほいと設定していくと、決済方法で私の銀行口座番号が自動的に出てきて(一部は伏せられているが)びっくりした。そのまま3千円チャージしてみて、ネットバンキングで銀行口座を確認したら、確かに3千円引き落とされていた。簡単過ぎる。いや、簡単すぎて恐い。そういうとYahoo!ウォレットでは銀行口座が登録されていて、ヤフオクで落札したお金が引き落とされるんだった。「その情報をPayPayに渡すから、PayPayからも引き落とされますよ」という説明が多分どこかにあったんだろうけど、使用許諾とかそういうものはよく読まずに「同意します」とか押しちゃってるからなあ。ひょっとしたらYahoo!ウォレットに登録した時に、「他のサービスと連携すると、そっちにも情報を渡しますよ」と書かれてたのかなあ。登録したのって10年以上前だぞ。

WAONのポイントを詐取されるとか悪いこと考える人はいくらでもいるが、別にハッキングとかされなくても、このスマホも紛失するとそれだけで恐いな。銀行の残高マックスにPayPayにチャージされて使われてしまう。そういう意味ではEdyも一緒か。あれはクレジット決済だからもっと恐いかも。でもクレジットは怪しい取引があるとクレジット会社が止めてくれたりするが、PayPayの銀行決済では即時に引き落とされるので、そっちの方が危険といえば危険かもしれない。どっちの方がリスクが少ないのかな。クレジット決済に変えられるか調べてみたら、Yahoo!Japanカードでないとだめらしい。それならまあしかたがない。このまま使おう。とりあず紛失したときのために一時的に利用停止する方法を調べておかなくては。そしてスマホにメモしておくのだ。あ、いやそれは意味がない。手帳に書いておこう。とりあえず「セキュリティ設定」で「端末の認証を有効にする」を設定した。これで少しは被害を防げるだろう。

昨日は最近にしては珍しく少し寝付きが悪かった。おそらく30分以上はかかっただろう。一度起きようかと思ったが、我慢して横になっていたらそのうち眠れた。夜中にまた夢を見た。最近夢の内容を覚えていることが多い。中学生か高校生の自分がテストを受けていた。数学と社会と国語。何かの教科で時間が足りなくて全部の問題を解けなかった。ああ人生時間切れ(特に意味はない)。そして9時半起床。

午前中は動画を観たり本を読んだり。伊坂幸太郎の「陽気なギャングが地球を回す」を読み始めた。男女4人の銀行強盗団の話。横浜が舞台なので、馴染みのある地名が出てきたりするとちょっと嬉しい。

午後からちょいと外出。おととい河津桜を見に行ったが、妻はまだ見ていなくて、見に行きたいと言うので一緒に行った。桜はまだ散ってなくてきれいだった。おとといには気がつかなかったが、花壇にたくさん花が植えてあった。まだ冬だけどけっこう咲いてるんだな。自分は花のことは全くわからない。

花

花花花花花花花花花

帰りにセブンイレブンでデザートを買って帰った。「生チョコ仕立てのちょこもこ」。もちもちとした皮の食感がとても良くて、チョコクリームがとてもおいしかった。セブンはお弁当もおにぎりもパンもスイーツもお惣菜もクオリティが高い。

ちょこもこちょこもこ

今日の動画は宮本浩次「冬の花」。なんか昭和っぽい歌。エレカシ宮本が相変わらずアレなMV。ちゃんと前を向いて運転しないと危ないですよ。ドラマ「後妻業」主題歌。

今日は9時起床。朝方夢を見た。また意味深な夢だから日記に書かなきゃ、と思ったのにほとんど忘れてしまった。前の前に働いていた職場の同僚の車に乗っていたのは覚えている。その後場面が変わって、ホテルかどこかで食事するのに自分の分だけなかった。これもやっぱり疎外感の現れか。

昨日の夜に「グラスホッパー」読了。妻を殺された復讐をしようと裏稼業に転職した男、相手を見つめただけで自殺をさせる自殺屋、ナイフを武器にした殺し屋、背中を押してひき逃げさせる押し屋、彼らがそれぞれの思惑で動きながら絡み合って話が展開していく。おもしろいのが、昨日も書いたが幻覚が出てくるところ。幻覚というと統合失調症の症状として代表的なのだが、幻聴、幻覚はあくまでも自分の脳内で作られたものだから、自分が知っている以上のことは言わない(解離性の障害の場合はわからないが)。しかしこの物語では、幻覚が重要な秘密を教えてくれたりする。むむむ不思議なミステリーである。しかししっかりハードボイルドでもある。とてもおもしろかった。

昨日の時点では今日は雨の予報だったが、今朝の予報では曇り時々晴れに変わっていて、空もそんなに曇ってない。今日はどこへ行こうか考えて、なんか中華が食べたかったから。商店街の中華料理屋へ。今日は25日か。ちょっとお小遣いも残ってるし、今月は28日までだからいいだろう。これで打ち止めだ。

豚肉とほうれん草の玉子炒め

豚肉とほうれん草と玉子炒め。うまかった。その後、先日の面談で教えてもらった作業所が近くだったから前まで行ってみた。ビル、というより少し大きめの3階建ての一軒家みたいな建物の1階にこっそり「○○工房」という看板が出ていた。ぱっと見障害者の就労支援施設とはわからない。ここで作業することになるのかな。自宅からは歩いて20分かかるかかからないか、というところで、今くらいの調子だと通えるだろうが、ちょっと体調を崩すとそこまで歩けるかどうかもわからない。

朝から宮部みゆきの「ここはボツコニアン4」を読み始めて、短いので昼過ぎには読み終わった。3巻は確かホラーゲームのパロディ世界で終わったんだったな。で今回はその続き。よしよし今回はちゃんと覚えている。ゲームの中の世界で12歳の双子の姉ピピと弟ピノが冒険するおちゃらけた話。ピノがピピのことを「ピピ姉」と呼ぶのがなんだか微笑ましくて羨ましい。物語はホラーの世界を抜けてから、サブイベントを経て今度はSFの世界へ。

ここはボツコニアン

それにしても今回は、観たこともプレイしたこともない映画やゲームの内輪ネタが次から次へと出てきて、今まで一番よくわからない。宮部みゆきはよっぽどSFが好きなようで、ちょっと遊びが過ぎるのではないかと思うが、「分かる人だけ分かればそれでいい」という作者のスタンスをひしひしと感じる。作者の独り言とか関係ないセリフが多すぎてなかなか話が進まないし、行き当たりばったり感が否めないが、それでも読んでいる。それなりに続きが気になるのだ。それにしてもこのシリーズ、次の5巻で完結なんだがどうも尻切れトンボで終わるのではないだろうか。作者が脱線する間は冒険は進まず、まだ物語は序盤で回廊図書館の鍵も6つのうち2つしか手に入れてないではないか。まあいいや。

今日の動画。DAOKO「もしも僕らがGAMEの主役で」。ピッタリの曲ってあるもんだな。

今日は9時半起床。夜中変な夢を見ていた。小さな洋風庭園のようなところに結婚式を挙げられるところがあって、そこに次から次へと手錠で繋がれた男女が連れられてくる。これはなんだろう。あとは他の大学が主催した合唱のジョイントコンサートの練習に出る夢とか。でもなんだか疎外感があるので抜け出そうとするのだが、抜け出せない。友達はいつの間にか消えている。やっぱりこれも自分だけ置いてきぼりを暗示しているのか。

私は学生時代のサークルの学年代表をやっている。現役生のOB係との連絡係で、現役生から時々連絡メールが来る。それはいつもご丁寧に「拝啓」から始まって時候の挨拶が入る。いくら先輩相手だと言え、別にメールだしそんなにかしこまらなくてもいいのだが、と思っていたのだが、今日きたメールにこんな挨拶が書いてあった。

「向春の候、貴社ますますご繁栄のことと心からお喜び申し上げます。」

貴社・・・。時候の挨拶って何を書いたらいいかわからなくて、ネットで探したんだろうなあ。でもおかしいと思わなかったのかな。決してバカな大学ではないのだが(いや、ある意味バカかも)。「先代のOB係との協議の結果」という文面もなんだかおかしい。いや間違ってはいないのだが、「先代の」て、そっちも会社かい!と思ってしまった。

伊坂幸太郎の「グラスホッパー」を読み始めた。殺し屋とかの裏稼業の話なのだが、殺し屋が幻覚と話をしている。映画「ビューティフル・マインド」みたいだ。あの映画はおもしろかったなあ。途中まですっかり騙されていた。この小説では「オーデュボンの祈り」の喋るカカシみたいに幻覚が不思議に話を進めていく。

先週見に行った河津桜が満開だという情報を得たので見に行ってみた。小さな公園に1本だけ咲いている河津桜がたしかに満開だった。

満開の河津桜

満開の河津桜

桜の色で思い出すのは、北野武監督の映画「Dolls」。西島秀俊と菅野美穂が赤い紐で結ばれたまま放浪の旅をする、という映画だったが、四季折々の風景がとてもきれいだった。多分北野武でなく他のスタッフが言ったのだと記憶しているが、「桜の花はピンクってイメージがあるんだけど、実際は限りなく白に近いんだよね」という言葉があった。確かに桜と聞いてイメージするのはソメイヨシノだという人が多いと思うが、あれはほとんど白かもしれない。河津桜はもう少しピンクかな。

その後は図書館へ。この前借りた4冊はまだ全部読み終わってないけど、いい天気だし散歩がてら行ってきた。その公園は家から見て図書館とは反対方向にあったため、まずは来た道を逆戻り。上って下って上って下って上って下って上って、ぜいぜい、さらにもう少し上ってから一気に下って図書館へ。坂の多い街である。3冊返して3冊借りてきた。

借りてきた本

借りてきた本

東山彰良「女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。」
宮部みゆき「ここはボツコニアン4」
伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」

「女の子の…」は「宮辻薬東宮」で知った東山彰良の小説を読んでみようと思い、Wikipediaで作品一覧を見てた時になんとなく目に入って、「なんじゃいそりゃ」と思ったので借りてみた。「ボツコニアン4」は前作の続き。「陽気なギャングが地球を回す」は映画化もされた小説。1月9日に予約して、やっと順番が回ってきた。

今日の動画。桜の歌はいっぱいあるのだが、和楽器バンド「千本桜」をば。オリジナルはボカロ曲だが、小林幸子も紅白で歌ったり色々カバーされている。和楽器バンドバージョンはめっちゃかっこいい。