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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:日々の出来事

今日は8時半起床。8時台に起きるのは久しぶりだ。目覚めもいい。これが続くといいのだが、いつも続かない。

「死神の精度」読了。とてもおもしろかった。この人は死ぬと読者はわかっているのに、希望を持って生きる登場人物がかわいそうで切なくなる。ストーリー自体もおもしろいのだが、日本語を中途半端にしか知らない主人公の死神と人間の会話が噛み合わなくて愉快だった。比喩的な表現がわからずにそのまま解釈してしまって変なことになるのだ。最終話で最初の話で出てきた登場人物のその後が明かされる。この作家、こういうの好きだなあ。

今日はみなとみらいホールでオルガン1ドルコンサート。去年の11月にTwitterで偶然見つけた企画で、100円または1ドルでパイプオルガンの演奏を聴けるというコンサートである。定期的にやっているらしく、前回とても良かったのでまた聴きに行った。

10時45分に家を出ててくてく歩く。着いたら11時25分、開場時間の5分前だった。既に長蛇の列で、行列がホールの入り口からはみ出して「最後尾」と書かれた看板を持っている何者かがいたのでそこに並ぶ。開場して列が進み、受付で100円玉を箱に入れて先に進む。一瞬100円玉がなかったらどうしよう、と思ったがSuicaも使えるようだった。さすが大きなホールは違う。前回は出だしが遅れて3階席になったが、今回は1階席の後ろのほう、2階席のひさしの下にならない位置に座った。2階くらいが一番いいのかなあ。

パイプオルガン

本日の曲目
L.マルシャン:オルガン作品集第1巻より「プラン・ジュ」「ティエルス・アンタイユ」「ディアローグ」
J.S.バッハ:コラール前奏曲「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV662
J.S.バッハ:オルガン協奏曲 イ短調 BWV593
L.ヴィエルヌ:24の自由な形式の作品Op.31より第13曲「レジェンド」
Ch-M.ヴィドール:オルガン交響曲第5番より「トッカータ」

バッハ以外聞いたことがない作曲家である。演奏はとても良かった。バッハはまあ「バッハだなあ」という曲でどこを切り取ってもバッハなのだが、他の作曲家の曲は個性があってよかった。ヴィエルヌの曲はなんとなく三善晃ぽくもあり、大学生の時に歌った合唱曲「地球へのバラード」の「夕暮れ」を思い出した。

最後の曲はもの凄い迫力で圧倒された。パイプオルガンはやはり迫力がある。アコースティックな楽器では一番迫力があり、そして一番大きな楽器ではないか。ホール全体が楽器となって空気をふるわせる。今日も来て良かった。何かが浄化されたような気分だ。次は2月にあるらしいのでまた聴きに行こう。終わって時計を見たら50分も経っててびっくりした。あっという間に時間が過ぎていたのだ。

コンサートのあとは昼食を済ませ、そのまま歩いて図書館へ行った。途中の桜木町駅の前で何か配っていたのでちょっと見てみたら、三浦の大根を手渡された。

大根

なんと、大根をまるごと1本配っていたのだ。街頭ではいろんな物を配っていたりするが、大根ははじめてだ。神奈川県の農産物のアピールらしい。何か怪しい薬でも注入されているのではないだろうな。この大根は今晩のおかずになった。身がしまっていい大根だった。葉っぱも美味しくいただきました。

図書館へ行き、借りた本を返して新たにまた4冊を借りてきた。

本2冊

本2冊

またもや伊坂幸太郎「チルドレン」「ラッシュライフ」。それから清水義範「ターゲット」、筒井康隆「陰悩録」。伊坂幸太郎にはまってしまっている。筒井康隆の本は「リビドー短編集」と副題がついているので、まあそういう話だろう。そういう話が好きなのである。

ランドマークプラザの入り口に機関車トーマスとプラレールがあった。なんだろう。子どもの頃は毎日のようにプラレールで遊んでいたなあ。懐かしい。

トーマス機関車

プラレール

妻がお年玉年賀はがきの当選はがきを替えてきた。招き猫の切手。妻は招き猫が好きなので喜んでいる。何年か前に高校時代の友達と平泉に旅行に行った時には招き猫のお土産を3つも買って帰った覚えがある。

お年玉切手

何か浄化された気がするので今日の動画はTK from 凛として時雨「katharsis」。最近変わった名前のアーティストが多いな。

今日は9時20分起床。起きるのがつらいということはなかったが、もう少し早く起きなければ。

午前中から伊坂幸太郎の「死神の精度」を読み始めた。死神が主人公の話。死神の組織があって、研修を受けた後に人間界に派遣されるというサラリーマン死神。人間に化けた死神がターゲットの人物を生かすか殺すか決める、その過程でのドラマ。死神は何よりも音楽が好きで、人間界で音楽を楽しむために仕事を引き延ばしたりする。そして微妙な日本語の言い回しがわからなくて勘違いする。おもしろい設定だ。

13時過ぎに家を出て今日は眼科へ。今週は忙しい。眼科は平日のこの時間にしてはまあまあ混んでいる、と思ったら結構早く呼ばれた。はて、他の待ってる人を飛び越したような気がするがなぜ?

前回は眼圧があまり良くなかったのだが、今回もそうだった。左目は11といいのだが、右目が14.6と高い。冬場は高くなることがあるという話だが、去年までは冬でも安定していたのに。ただ視野検査の結果は悪くないのでこのまま様子見となった。次回は視野検査である。あの検査は一番疲れるから嫌なんだよなあ。いろいろな検査があるが、苦しい検査でもとにかくじたばたせずに大人しくなすがままにしていればいいものが多いのだが、視野検査は集中力が必要でとても疲れるのだ。

眼科の後は、ふと思いついてダイエーに行ってみた。横浜駅西口のダイエーは長い歴史に幕を閉じ、2月11日に閉店してしまう。靴とかカバンとか安かったのに不便になるなあ。ただいま閉店セール真っ最中とのことなので、なにかめぼしいものはないかなあと思ったのだ。よけいなものを買わないようにしないと。

・・・靴とカバンを買ってしまった。私が好きなダンロップの防水のシューズがお手頃価格だったので買ってしまった。靴も消耗品だしまあいいや。ぜんぜん履いてなくてもうやばいんじゃないか?という靴があるのでそれを処分しよう。

ダンロップのシューズ

そしてデイパックも、自分の要求仕様にマッチするものが20%引きであったので、これも予備で買ってしまった。カバンも長い間使ってるとクタってくるので消耗品だろう。

デイパック

ところでお会計したときにレシートを見ると、「バック」と書かれている。私はこういうのがすごく気になる。後ろがどうした、と思うのだ。なぜ「bag」を「バック」と書いて読んで平気なのか。他にも「bed」を「ベット」と言われると背中がむず痒い。「simulation」を「シュミレーション」と言ってるのを聞くと「違うんだけどなあ」と思うが、カタカナの発音で「シミュレーション」と言ってるのを聞くと、やっぱり「違うんだけどなあ」と思ってしまう。でもイバラキとイバラギの違いはよくわからない。

デイパック

今月は臨時出費がないと思っていたのに、思わぬ出費だった。でもまあ、いずれ必要になるものだし、まあいいや。買えるうちに買っておこう。

今日の動画。大森靖子「死神」。途中で終わるが、死神に消されたみたいに終わる。

今日は9時20分起床。昨晩は眠りが浅くて何回も目が覚めた。夢の中で妻に説教をしていたが、夢だからでたらめというわけではなく、非常に的確なことを言っていた。起きてそれを妻に話すとはっとした顔をしていた。

朝から筒井康隆の「夢の検閲官・魚籃観音記」を読み始めた。コメディ短編集。最初の方は夢に関する話なのだが、わけがわからない。夢ってのは脈略もなく不条理でわけがわからない世界だが、そういう誰かが見た夢をそのまま小説にした感じだ。相変わらず筒井康隆ワールドが炸裂である。

おれは彼女を「けいこ」でも「けい子」でもなく「ケイコ」と呼ぶことにした。

こういうの、好きだなあ。

お年玉年賀はがきの抽選結果が出ていたので調べてみると、なんと1枚も当たってない。これはこれで珍しい。毎年1枚くらいは3等が当たるのに。妻は1枚当たったようだ。でも今年はダブルチャンス賞というのがあって、4月にもう一度抽選があるらしい。

15時過ぎに家を出て、メンタルクリニックへ。診察でこの2週間の様子を話す。主治医は「そうですね」と言いながら聞いている。面白いことにこの先生、「そうですか」ではなく「そうですね」なのだ。「先週の月曜から木曜まで調子を崩してて」「そうですね」見てたんかい!なんだかおかしい。リカバリー系のプログラムに出られなかったという話をしたら、そのプログラムはいいと思うのでぜひ出てみてくださいと言われた。また来月の予約をしなければ。定員があるのだ。

今日は今年はじめての満月。スーパームーンを見に団地の階段の踊り場へ出てみると、ランドマークタワーの横で輝く大きな黄色い月。これは今まで見た月の中で一番きれいかもしれない。例によって私のスマホのしょぼいカメラではたいした写真は撮れなかったが、一応載っけておこう。

スーパームーン

今日の動画。moumoon「moonlight」。mouはフランス語で「やわらかい」という意味らしく、「moumoon」は「やわらかい月」というフランス語と英語の組み合わせの造語だとか。優しい歌声がたまらない。

妻に「10時だよ」と起こされた。8時台にいったん目は覚ましたんだけどなあ、遅すぎるや。ネット巡回した後、伊坂幸太郎の「重力ピエロ」を読み出した。なかなかショッキングな出だしだ。

昼食後、いつもの公園へお散歩へ。今日は天気も良くて暖かく、散歩日和だった。日曜日なので人も多く、やはりファミリーが多い。ドーナツ型のフリスビーをやっている親子やバドミントンをしている親子、テニスをしている親子、サッカーをやっている親子、自転車に乗る練習をしている子どもなんかがいた。犬を連れている人が相変わらず多いが猫を連れている人は一人もいない。昔、妻が猫にリードをつけて散歩させている人を見かけたというが、本当だろうか。

帰りには妻にお使いを頼まれていたのでローソンへ寄ってお買い物。チョコフレークがあったので買った。チョコフレークは食べていると手がベタベタしてスマホをいじれなくなるという理由で売れなくなり、ついに生産終了に追い込まれることになった。その前に買っておけ、という感じで手にとってしまった。普段は気にも留めないのに、なくなるとわかったら欲しくなるというのは日本人ならではなのか、それとも人類共通なのか。

チョコフレーク

帰宅した後は夕食までずっと「重力ピエロ」を読んでいた。落書きと放火と遺伝子のミステリー。やっと半分ちょっと読めたところだ。明らかに読むスピードが落ちている。集中力がない。まあゆっくりと読めばいいや。

明日からちょっと忙しい。月曜日はメンタルクリニック、火曜日は眼科、水曜日はオルガンコンサート、木曜日は歯医者、土曜日は利用している福祉施設で面談だ。オルガンコンサートは別に行かなくてもいいけど、みなとみらいホールのパイプオルガンの演奏を100円で聴けるという企画で、11月に行って良かったのでまた行きたいのだ。定期的にやっているらしい。ペース配分を考えながら行動しなければ。ペース配分、私の苦手なところである。

今日の動画。感覚ピエロ「拝啓、いつかの君へ」。ドラマ「ゆとりですがなにか」主題歌。

今日は9時20分起床。起きたときの調子は割といい。

午前中は読書。昨日から伊坂幸太郎の「オーデュボンの祈り」を読んでいる。かかしが喋るというキョトンな話。今まで読んできた物語とちょっと違うぞこれは。なんとなく「不思議の国のアリス」を想像した。読み進めるとそういうわけではないのだが、ちょっと不思議な話である。これは果たしてミステリーなのか?と思ったが、この小説で伊坂幸太郎はミステリーの賞を取ったのだ。それにしても読むスピードが相変わらず遅い。集中力が戻ってない。

昼から妻とお買い物。途中で布団屋があったのでキッチンの椅子用の座布団を買った。この前牛乳をこぼしてダメにしてしまったのだ。500円のやつと298円のやつがあって、値段的にはどっちでもいいがデザイン的に安いやつの方がよかったのでそっちを買った。その後激安衣料品店の前を通りかかったのでちょっと覗いてみたら、さっき500円で売ってたのと同じ座布団が300円くらいで売っていた。そっちを買っていたらさぞかし後悔していただろう。その後スーパーでお買い物して帰宅。今日は外も暖かかったし、気分も少し晴れた。

その後も読書。夕飯前に読み終わってしまった。なんつーか、変わった小説だったなあ。文庫本についている最後の解説を読むと、1行目に「なんとシュールな小説か」と書いてあるのだが、まさに同じ感想だった。不思議な話だ。

この小説では「鳥」が重要なキーワードとして出てくる。と言うわけでこじつけがましいが、今日の動画はAlexandros「ワタリドリ」。車のCMで使われている。