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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2020年8月2日

昨日は22時半に寝た。今度はベートーベンの交響曲第6番「田園」をかけて寝てみた。「田園」なら牧歌的で眠気を誘うかと思った。それが終わるとプレイリストでそのままロ短調ミサになるようにしていた。しかし、予想外の事態に。

広告が入る。

動画の最初に広告が入るのはいつものことなので、それが終わってから寝ているのだが、私が再生した「田園」の動画は楽章ごとにチャプターに分かれていた。チャプターというのは最近できた動画を分割するYouTubeの機能で、まあ要はCDのように全体をトラックに分けて任意のトラックから再生できるようにできるというもの。これは動画の説明のところにタイムスタンプとタイトルのリストを記述するとできるらしい。

チャプターリスト

こうすると、YouTubeの進行状況バーに縦線が現れて、そこでチャプターが区切られていることがわかる。説明のところのタイムスタンプを押すとそこから再生できるのだ。

チャプター区切り

そうするとどうなったかというと、楽章の間に広告が入ってしまった。せっかくいい感じでうとうとと聴いていたのに、第1楽章が終わったらいきなり広告が入って一気に興ざめ、というか目が覚めた。何回もそれを繰り返してアホらしいのでロ短調ミサにした。

しかし不思議なことに、つい最近まで聴いていたブランデンブルグ協奏曲6曲入りも、各曲がチャプターで区切られていたのだ。

チャプターリスト

しかしこちらは今まで何度も聴いていたのに途中で広告は入らなかった。

なぜだろう?

広告が入らないようにするには月額1,000円以上払ってプレミアム会員になればいいのだが、そこまでする気はない。広告が入らない動画を探そう。

ロ短調ミサに変えてもなかなか眠れず60分のタイマーが切れてしまった。しかたがないのでもう60分おかわりして寝た。そのうち眠れた。朝は7時の目覚ましで目が覚めた。誰だよ日曜日なのに目覚ましをかけたやつは(俺だよ)と思いながら止めてまた寝た。昨日起きたのが8時だったので、休みの日でも7時台に起きないといかんな、と思ったのだが、結局今日も8時に起きた。

お昼ごはんを食べたあと、妻がブックオフに行くというのでついて行った。今日は体調が大丈夫そうなので、少しくらいは外に出ないといかん。まだ真っ昼間で暑いがなんとかなりそうだったので、のんびり30分くらい歩いてブックオフへ。帽子をかぶってマスクをして、これでサングラスでもかけたら立派な不審人物だ。

暑くなったから、この前買った気化熱で冷やすという冷感マスクを試してみた。冷たいと言えば冷たいが、ひんやりというほどでもなく少し生ぬるい。しかし普通のマスクをつけるよりかは冷たい気はする。少し息は苦しい。それなりに効果はあるかと思ったが、逆にこれは危ないのではないかと思った。ひんやり感があるからと言って体内に熱がこもるのを防ぐわけではない。暑くなったら今度は熱中症を避けるために、周りに人がいない場所などではマスクを外しましょう、と言われている。私も言われなくても暑苦しいのでいわゆるアゴマスクにしていて、人が来たらさっとマスクを上げている。しかしなまじっかひんやりしていると、マスクを外すのを忘れて、その結果熱中症になってしまうリスクがあるのではないだろうか。

などと考えているうちにブックオフに着き、妻は本やらCDやら売って、私はその辺にある本をぱらぱらと手に取って見てみた。「これからの「正義」の話をしよう」という本が積んであって、これは確かちょっと前に流行った本だっけな、と思って少し立ち読みしてみた。おもしろそうだったが、私は今はよっぽどのことがない限り本は買わない。図書館で借りれるものは借りて読むことにしている。以前は多い時は月20冊くらい読んでいたが、最近はとんとご無沙汰だ。これから2週間休むので、久しぶりに本くらい読めるだろうと思って、その足で図書館に借りに行くことにした。

10分くらい歩いてちょっと離れたバスの停留所まで行き、バスに乗って図書館へ。ついでに他の本もぶらぶら見て回った。図書館は久しぶりである。日曜日だし、梅雨が明けて暑くなったし、図書館はまあまあ人がいた。暑くなったし、というのは真夏には涼を求めて図書館に来る人が増えるからである。日曜日にしてはすいている方ではあるが、コロナの影響でもっとすいているかと思った。

これからの「正義」の話をしよう

マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう<いまを生き延びるための哲学>」

「ハーバード大学史上空前の履修者数を記録し続ける、超人気講義「Justice(正義)」をもとにした全米ベストセラー、待望の邦訳」と書いてある。なんとなく最近コロナの影響で世の中が殺伐としており、いろんな人がいろんなことを言っていて何が正しいのかさっぱりわからないカオスな状態が続いていて、そういう今だからこそこういう本はおもしろいんじゃないだろうかと思った。どちらかと言うと「正義の話」というより「生き延びるための」というフレーズに惹かれた。哲学の本は久しぶりかもしれない。と言うかほとんど読んだことないかも。10章まであって一つずつが短いから飽きずに読めそう。

人魚の眠る家

東野圭吾「人魚の眠る家」

適当にぶらぶらしていたら、まだ読んでない東野圭吾の本があったから借りてきた。2週間で2冊くらいは読めるだろう。帰ってきてから妻に聞いて知ったが、篠原涼子主演で映画化されたらしい。

帰りも暑い中歩いて帰ってきた。久しぶりに大きな公園を通りかかったが、さすがに暑かったからか人はまばら。

公園

公園

あまりに暑かったから、帰りにローソンに吸い寄せられた。ドリンク類やアイスを見たが、コンビニで買うと高くつく。まいばすけっとだと100円以下で帰るものが140円とかするのでまあいいや、と思って帰ろうとしたが、「アイスダブルエスプレッソラテ」の文字を見て、買ってしまった。1杯で200円もするのに。前はTwitterのリツイートキャンペーンで当たったからただで飲んだのだが、おいしかったのでリピートしてしまった。ああ相手の思うつぼ。

アイスダブルエスプレッソラテ

これからも無理のない範囲でちゃんとお外に出よう。

YouTubeでいろいろ聴いているせいか、いろいろおすすめの動画のお知らせがメールで来る。昨日の夜、神奈川フィルによるジョン・ケージの「4分33秒」のオーケストラバージョンが流れてきたので見てみた。動画を見ているとシュールだ。指揮者が一応ちょっとだけ手をふる。奏者はじっとしているが、ときどき譜面をめくる。なんだこりゃ。あ、第3楽章まであるのね。笑いをこらえているようにも見える。オケだけでなくピアノもオルガンもあって、こりゃ大編成だ。ピアノには譜めくりまでいる。

一応解説しておこう。ジョン・ケージの「4分33秒」とは、4分33秒の間全くの無音という前衛的な曲である。ピアノ版やらオケ版やら、いろんなバージョンにアレンジされているが、基本的に同じようなものである。改めてWikipediaで調べたら「無音を体験しようとして入った場所でなお音を聴いたことに云々」とか書いてある。「「無」を聴くより、演奏会場内外のさまざまな雑音、鳥の声、木々の揺れる音、会場のざわめきなどを聴くものとされている。」とも書いてあり、これは学生時代に聞いたことがある。しかしまあ、前衛芸術はよくわからん。一応貼っておく。