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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2020年4月10日

昨日の夜のことだが、突然インターネットのプロバイダを変えた。なんでまたプロバイダを変えたかというと、最近めちゃくちゃネットが遅くなったのだ。今までのプロバイダは最初からかなり遅かったが、最近特に遅くなり、動画が途中で止まったりしてストレスが溜まるようになった。速度計測サイトで確認すると、5Mbpsとか、ADSLかよ!というような状態。

私はいろいろなプロバイダを使ってきたが、最初に契約したDTIのメールアドレスをずっと使っていて、このアドレスは数え切れないほどのサイトやサービスに登録してあり、友達なんかにもこのアドレスで通っているので、DTIはメールアドレスを残すためにずっと契約している。

2009年に自宅でサーバの運用を開始した。それに伴って固定IPが必要となったので、確かSo-netの固定IPオプションを使うために一時的にSo-netと併用していた。そのうちDTIでも固定IPオプションができたのでそっちに乗り換えてSo-netは解約し、DTIに一本化した。

それが一昨日くらいだったか、DTIの固定IPオプションが終了するというのでちょっと慌てた。調べたら固定IPサービスを提供しているプロバイダが激減していて、インターリンクとGMOとくとくBBくらいしかなかったのだ。どちらかにしようと思って悩んだところ、インターリンクは3ヶ月間無料お試しができるというのでそっちにしてみた。それで今まではちゃんと接続できていたのに、最近になって、特に夜になると極端に遅くなるようになった。

ということで、GMOとくとくBBだとどうだろう?と思って昨日の夜に調べたら、月額1,100円で最低使用期間はなし。固定IPアドレスは即座に発行。とあったので、1ヶ月使ってみてだめだったら元に戻せばいいやと思って契約してみた。すぐに接続IDが発行されたので設定してみたところ、おおお、めっちゃ速くなった。79Mbpsも出てくれた。これくらい出れば上等なのだ。と言うことで、今はGMOとくとくBB、インターリンク、DTIの3つのプロバイダを契約しているというよくわからない状態。1ヶ月か2ヶ月くらい様子を見て大丈夫そうだったらインターリンクは解約しよう。

接続スピード

今日利用している福祉施設に行く途中で牛乳屋から電話があった。ああついに来た。父親が配達してもらっていた牛乳屋さんで、代金が未払いになっている。弟が相続するなら弟が払えばいいのだが、相続放棄するなら一切払ってはいけない。「父親が払うはずだったものを少しでも払ってしまったら、その時点で負債を相続したことになる」ので、まだ払ってはいけないのだ。ちょっと面倒だな。

電話の向こう側では「あの~代金をお支払いいただいてないのですが」という人の良さそうなおっちゃんの声が。まだ払うわけにはいかないので、「内輪のことで恐縮ですが、相続関係のことでごたごたしてまして、全てのお支払いを待ってもらうように言われてまして」と話しておいたのだが、実家の近くに配達に来たついでにまた集金に来るかもなあ。弟が相続するかどうかはまだ決まっていないのだが、相続放棄したら今のおっちゃんにも「払えません」と言うしかないんだろうなあ。そういうのが気が重たくて、先週は疲れも残ってて頭がパニックになった。友達に電話して話を聞いてもらってかなり気が楽になったのだが、それでもまだ気が重い。自分の性格なんだろうな、こういうのは。立場上しかたがなくとも、こちらの言い分が間違っているというわけでもないのに、相手が困るようなことを話さないといけないのがとても精神的な負担になるのだ。

昔私がITエンジニアとして働いていた頃の話だが、うちで作ったシステムが不具合を起こし、お客様に迷惑をかけてしまったことがある。原因を調査したら、プログラムの内部で呼び出しているWindowsの機能(API)が予想外の挙動をしていたのが不具合の理由だとわかった。そうとわかったとたん、会社側からは「絶対にマイクロソフトのせいにしろ」というお達しが出た。うちの非は認めるな、ということである。

しかし、それは実際にはそのAPIの問題ではなく、Windowsのシステム仕様を自分たちが少し誤解していたのが原因であった。そういう使い方をするなどとはマイクロソフトも想定してなかっただろう。しかし、「そういう使い方をしてはいけないとマニュアルにはどこにも書いてなかった」ということでマイクロソフトを悪者にしろ、というのが上からの命令である。正直「電子レンジで猫を温めるなとはどこにも書いてなかった」レベルのいちゃもんに近い。

その交渉は、そこの担当であった自分がやることになった。その箇所を作ったのは私ではなく前任者なのだが、ともかくマイクロソフトにいちゃもんをつける電話をかけて「お宅のせいでプログラムが誤作動してお客様に損害を与えた。どうしてくれる。これはWindowsの不具合ですよね」という話を始めた。向こうはびっくりして「いや、そういう使い方をされるというのは想定外で、それはそういう仕様でして、不具合ではありません」と主張する。

当たり前である。

向こうはそう言ってますけど、と上司に言うが「絶対に負けるな」と言われるだけ。マイクロソフトの担当者も困っただろう。その担当者の一存で世界中で使われているWindowsの不具合を認めるわけにはいかないし、向こうもまた上の人に相談しているだろうし、アメリカまで話が行ったかもしれない。日本だけで使われているOSではないのだ。不具合かどうかの判断は日本で決定されるわけではないと思う。

1週間くらい戦っただろうか、ようやく渋々マイクロソフト側が折れた。Windowsの不具合一覧に「電子レンジで猫は温めないでください」的なことを記載してもらい、客先にはそれを提示することでうちの会社の責任逃れをする、という阿漕なことになった。

私が鬱を発症したのはちょうどこの頃である。長時間の通勤ラッシュ、長時間労働、いろんなプレッシャー、原因はいろいろあるだろうが、このやり取りでかなり消耗してしまったのも心労の一つだと思っている。

この件は完全にこちらの言いがかりだったが、今回の代金の支払いの場合は、相続放棄したら法的にはこちらが払う必要のないもので、間違ったことを言うわけではない。マイクロソフトの件みたいに「電子レンジに猫を」のような言いがかりをつけるわけではない。しかしこちらの筋が通っている場合でさえ、相手が困ることを自分が要求するのは精神的に負担なのだ。電話の向こう側にいる人に対して鬼になれない。考えただけでも気が重い。

間違ったことを主張するわけではないし、友達には「きちんと主張して事情を話すことが相手のためにもなる」「お客さんが突然引っ越したりだとか、会社だって個人でやってるところだって、貸し倒れのリスクは当然わかってるし、気にしないでいい」と言われた。それはわかってるのだが。う~ん、自分は人に甘すぎるのか、気が弱いのか、なんなんだろうなあ。

いったん気が楽になったのに、やっぱり実際に電話がかかってきたら「どこにでもいい顔をしてへらへらしている自分」が顔を出す。「ノーと言えない自分」に繋がるところなんだろうな。これは相変わらず自分の課題。

この牛乳屋はこれからの戦いの幕開けに過ぎない。相手とではなく自分との戦いである。兄に連絡したら、兄のところには新聞屋の請求が来てるらしい。これからどんどんこういうのが来るのを覚悟しなければ。

昨日は22時に寝るつもりが、夜遅くになってから新しくプロバイダを契約して切り替える、ということをやっていたら遅くなり、23時に就寝。夜はよく眠れた。目覚ましをセットするのを忘れていたが、7時40分に自然に起きれた。遅く寝たほうが早く起きれるのか?そんなことはないと思うが、あるかもしれない。睡眠のリズムのちょうどいいいところで目が覚めるのかな。

今日も行っていいのか?と思いつつ作業所に出勤。今日の作業は箱折り。来週の水曜日までに4,500箱折らないといけないが、職員が頑張って1,000個近く仕上げていた。それでも残り3,500個。今日金曜日と来週の月曜、火曜でやらないといけない。水曜日の何時に納品なのかな。終業後でいいのだったら水曜日も作業できるかもしれない。今は人数が少ないし時短勤務なのでちょっときついな。

今日のお昼ごはん。セブンイレブンのネギ塩焼そば。豚肉がうまかった。焼きそばはソース派だが、たまには塩も良い。

ネギ塩焼そば

14時で作業は終わったのだが、ちょうど小池都知事の会見が始まったのでしばらくみんなで見ていた。都知事の話を聞いてると、ますます自分はここに来ていていいのか?という気になったが、多分あまりよくはないのだろう。とりあえず土日は外出を控えないといかんな。

そのあとは16時から面談なので某福祉施設に行った。行ったら体温計を渡されて熱を計らされた。作業所もそこまでやった方がいいのかもしれない。しばらく時間があるので本を読んで時間をつぶす。

かなり久しぶりのような、でも1ヶ月ちょいぶりに面談。3月はいろいろあったから時間の感覚がおかしくなっている。この1ヶ月はたくさんのことがあったので、いろいろかいつまみつつ、自分の体調のことだけでなく、父親が亡くなった件、その後の負債の調査やらいろんな対応やら大変だったこと、横浜に戻ってきてからも忙しくて司法書士事務所へ行ったこととか話した。職員はいろいろ驚いていた。コロナの話もたくさん出たが、なんだかんだ言って今の私は作業所に通うことでいろいろなことが整っているので、来週からも状況を見ながら行ければ行った方がいいのかなあ、でもそこは自己判断でみたいな感じになった。それにしてもこの騒動はいつまで続くんでしょうねえ、とどこへ行っても同じことを話している。

面談が終わって帰ってきたらもう17時半だが、それほど疲れてはいない。しかし施設の職員は「まだ気が張っているのだとおもいます」と言っていた。そうかもしれない。いろいろなことが片付いた後に、ぽっかりと穴が空いてどっと来るかもしれない。