TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2019年2月27日

寝ていると「ピンポンピンポン」と玄関のチャイムが鳴った気がした。飛び起きて「はーい」と玄関を開けるが誰もいない。昨日ネットで注文した本がもう来たか、と思ったのだが。おかしいな、と思って寝室に戻ると妻が「まだ7時半だよ」と言う。起こしてしまったようだ。そんなに早く配達があるわけないので夢だったのだろうか。そのまま起きればいいのにまた寝てしまい、結局9時半起床。朝早くから動けない。

今日はオルガン1ドルコンサート。みなとみらいホールで100円または1ドルでパイプオルガンの演奏を聴けるコンサートで、毎月やっている。聴きに行くのはこれで3回目である。ちょっとしんどいが10時45分に家を出た。まだ体がだるくて行くのはやめようかと思ったが、ここで頑張らないと永遠に午前中から動けないような気がした。午前中から動く訓練をするのだ。そういうわけでてくてくと歩いて40分。一路みなとみらいホールへ。

途中ランドマークプラザを通り抜けた時、こんなものを発見。

コメダ珈琲

な、なんとコメダ珈琲ではないか。こんなところにできたとは。私の行動範囲にはなかったので、なんとなく嬉しい。コメダ珈琲はご存知の方が多いとは思うが名古屋発症のコーヒー店で、「ドリンクを注文すると、ゆで卵とトーストが無料でついてくる(逆ではない)」というユニークなモーニングがある。

そしてその隣を見てさらにびっくり。

甘味処甘味処

なんと!コメダ珈琲の甘味処もできているではないか。昔は横浜にも甘味処があったのに、なくなってしまったと妻が残念がっていたのだ。今度妻と行ってみよう。

コメダ珈琲

2月6日にオープンしたらしい。

そしてみなとみらいホールへ。11時半開場だが、11時25分に着いたらもう長蛇の列。ちょっと出足が遅れた。今日は何とか2階席の奥を確保。座ってから気がついたが、頭上には3階席がひさしとなっていた。1階席で良かったかな。まあ自分には違いなんてわからないけど。

パイプオルガン

今日のオルガニストはエリック・スーターというアメリカ人。このコンサートのためだけに来日したらしい。オルガニストであると同時に飛行機のパイロットとのこと。むむむ異色である。パイプオルガンはよくコックピットみたいだと茶化す、とMCのホール専属オルガニストが話していたが、まさにパイロットが操縦、ではなかった演奏するとは。最初の曲が終わった後に1~2分くらい挨拶をしていたが、きれいな英語だったのに半分くらいしか聞き取れなかった。ヒアリング能力も落ちている、はあ。

今日のプログラムは4曲。

F.リスト:バッハの名による前奏曲とフーガ

「バッハの名による」というのが面白い。クラシックの世界ではドイツ語の音名を使うのだが、ハ長調の場合「ドレミファソラシド」は「CDEFGAHC」となる。「シ」は「B」でなく「H」なのだ。そして「B」はシ♭を指す。するとバッハのBACHという綴りは、「シ♭ラドシ」という音階に読めるのだ。その音階を主題とした曲だった。BACHをテーマにした曲は古今東西いろいろあるらしい。

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544

バッハである。どこを切り取ってもバッハなのだが、曲中に「およげ!たいやきくん」の冒頭の「まーいーにちーまーいーにーちー」と同じ音形が出てくる。それが繰り返し流れるたびに頭の中にたいやきくんが出てきてしまったのだ。

W.ボルコム:ゴスペル・前奏曲第2巻よりアメイジング・グレイス

この曲は面白かった。ご存知アメイジング・グレイスなのだが、どんどん曲調が変わっていくのだ。パンフには「5つの変奏が続き、ブルースやジャズ、バッハの対位法をも内包しています」と解説がある。三拍子の曲って好きだな。

N.デュプレ:3つの変奏曲とフーガ Op.7より第1番

この曲は凄かった。ものすごい速弾きでしかも両足がもの凄く忙しい。パンフによると「とても難しかったため、パリのオルガニストたちはこの曲は演奏不可能で出版されることは無いだろうと感じていました」と書かれている。超絶技巧曲である。それにしてもオルガニストって、両手両足を器用に使うなあ。

あっという間の1時間だった。パイプオルガンの音色はゴージャスで、いつも聴いていて圧倒される。今日も行ってよかった。次は3月20日らしい。また行こう。

帰りは以前に見つけた立ち食い寿司屋でお腹を満たし、そのまま歩いて今度は図書館へ。まだ借りた本は全部読み終わってないが、3冊返して4冊借りてきた。

本2冊本2冊

池井戸潤「下町ロケット2 ガウディ計画」
「下町ロケット」も面白かったので、これも楽しみ。前作はあれで完結していたから、その後また新しいストーリー展開があるのだろう。

宮部みゆき「ここはボツコニアン5」
前作の続きで「FINAL」と書いてあるので最終巻。話はどこまで続くのだろうか。

筒井康隆「日本以外全部沈没」
筒井康隆自選短編集の「パロディ篇」。タイトルは当然小松左京の小説のパロディだろう。

伊坂幸太郎「魔王」
かたっぱしから伊坂幸太郎の本を読んでいるので、また借りてみた。

さてさて、また本を読むとするか。

今日の動画。ゴスペラーズ with 桜井和寿「永遠に」。ゴスペルなんか歌ってないくせに「ゴスペラーズ」だなんてインチキだと私は思っている。