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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2001年9月16日

昨日は21:00に眠剤を飲んでベッドに潜り込んでから、寝付くのは昨日より早かった。1:00にいったん目が覚め、次に3:00に目が覚めてから、次は4:00から眠れなくなったので、起きてホールに出てきた。MちゃんとKちゃん(と呼ばれてるおじいさん)がいる。昨日はMちゃんは見あたらないと思ったら、18:30から寝てたらしい。ずっと調子が悪いようだ。「生きていても何もいいことがない。生きているのがしんどい」とう言う。ずっと悩んでいるみたいだ。「自分の中で2人が闘ってるの。そんなことしちゃだめ、ていう人と、もう電車にでも飛び込んじゃえ、ていう人がいるの」そう言う。いつの間にかS君やUさんも起きてきて、「生きていればいいことたくさんあるよ。死んだら両親もみんなも悲しむよ」そんなことを言ったりするが、そういう当たり前のことはさんざん言われてきただろう。私は何を言っていいかわからない。やはりそういう気持ちになったこともなければ、医者でもカウンセラーでもないので、下手なことは言えない気がする。「死ぬ死ぬ」と人前で言ってる割に死なないだけの「自殺狂言アピール」かもしれないが、実際に自殺未遂も2回やっているというし、何を考えているのかは本人にしかわからない。いや、本人にもわからないかもしれない。

その後Mちゃんは姿を消し、私はKさんとえんえんと喋っていた。気がつくと6:00をまわっている。洗面して着替えなくっちゃ。6:30からはいつもの通りラジオ体操なのだが、私は前から疑問に思っていることがある。「ラジオ体操第一」の前に、日替わりで体をほぐす簡単な体操があるのだが、「両手を大きく前回ししましょう」と言ってから「さあ、両手を前から後ろへ」と言うのだ。私の感覚では「前から後ろへ」は「後ろ回し」だと思うのだが、NHKの人はそう思わないのだろうか。

この作業の途中に、S君が「散歩行きませんか?」と誘ってきたが、「気が向けば行くから先に行って」と答える。どうせ行き先はいつものグランドだ。さてオカリナでも吹くか、と思って散歩に行こうとしたら、S君とMちゃんが喫煙所にいるのが見える。う~ん、どうしよっか迷ったが一人で行った。せっかく誘ってくれたのに悪いが、私はちょっと一人でいたい気分だったのだ。と言うか、最近オカリナのリクエストが増えて、ちょっと閉口している。一緒に行けば、また「○○吹いて」と言われるのはわかっている。私は誰のためでもなく、自分のために吹くので、自分が吹きたくもない曲を他人からリクエストされるのは実は迷惑なのだ。「今は」人に聞かせるために吹いているわけじゃぁない。「今は」と書いたのは、もちろん人に聞いてもらうために吹くこともあるからだ。要はコンサートに出演するときなどだが、今は自分を癒やすために吹きたいし、それとは別にコンサートに向けての練習もしたい。練習しているところを見られるのもあんまり気持ちがよくない。

一人でグランドに行き、昨日やってみた「竹田の子守歌」をもう一度やってみる。昨日よりも即興部分がうまくいかない。何度か吹いていると、S君とMちゃんがやってきた。Mちゃんが「リクエストしていい?」と聞いてくるので「それが嫌なんだ」ときっぱり答える。この子に中途半端な優しさは却って危険かもしれない。S君は、私が一人で吹きたいというのを察知していたようで、「やっぱ一人でいたかったんだ」と納得して、二人して少し離れたところへ行ってしまった。私は続けて、即興でいろいろなメロディーを吹いてみるが、それもいまいちうまく決まらない。日によってインスピレーションに差があるようだ。

今日は何の予定もない。ひたすら日経BP社の雑誌を読みまくる。やたらめったら読むのではなく、10数冊たまっている雑誌の目次を全部チェックし、今一番関心のあるセキュリティ関連の記事に丸をつけ、付箋を挟む。そして、それらの記事から優先して読んでいく。これらの記事を読めば読むほどおもしろい、と感じるのは、ついこの間まででは考えられなかったことだ。

午後もひたすら雑誌の記事を読みまくる。日曜日だからカラオケをやっているが、カラオケなんかよりもこっちの記事の方がおもしろい。おかげで日記を書いてる暇もない。いったいどうした変化だろう、と自分でも少し不思議だが、まあ勉強できるときにしとかなきゃ。

夕食前にリラックス体操。これくらいはやんなきゃ、本ばっか読んでると肩が凝ってしかたない。それにしても今日の日記は自分で書いててもつまらんなぁ。

日経バイトの特集記事「常時接続を活用するインターネットVPNのすべて」を読み終える。う~ん、勉強になった。

ちょうど記事を読み終わってスクラップしているときに、連絡会の時刻になった。今週最後の司会を務めるが、結局普通にやってしまった。最後に何か一発かましたかったが、年配の方も含めて50人くらいいるので「ふざけるな、まじめにやれ」という人が一人くらいいてもおかしくないため、自粛した。「皆様からのご意見、ご要望があればおっしゃってください」と言うと、一人の女性が手を挙げて訴えた。「トイレを流さない人がいるのでなんとかしてください。あと、トイレのドアを開けっ放しでする人がいるので、なんとかしてください」はらほろひれはれ~。そんな人がいるのか。本当に忘れっぽいのか、単にボケてるだけなのか、排泄物&排泄姿露出狂なのか。

連絡会の後、MちゃんとHさんが卓球をはじめたので、自分もラケットを持ってホールへ行く。と、ホールのCDプレーヤーでOさんがCDを聞いていたみたいで、ちょうどケースにしまうところだった。この間、彼女がゴスペルが好きだと聞いたので、私の持っている30枚あまりのCDをごそっと持ってきて(メディアだけで持ってきてるので「ごそっと」という感じではないが)、いろいろお勧めの曲を聞かせた。彼女はゴスペルの他にもDoo-Wap系が好きらしく、14 Karat Soulは気に入ったようだ。

その後I看護士が卓球しようと誘ってきたので、しばらく卓球をしてたら、Oさんはいろいろ自分で選んで試しに聞いているようだった。私が持っているCDは、普通のCD屋には売ってないものばかりで、よほど大きなCDショップで買うか、後は海外からインターネット通販で買ったようなものばかりなので、どれもこれもはじめて聞くものばかりらしい。まあ、一般の人はそうだろうな。とは言え、私が持ってきているCDは、マニアの中でも割とスタンダードなもので、家に帰ればもっとマニアックなものがたくさん転がっている。

20:00になってI看護士はあわただしく仕事モードに帰っていった。私も病室に帰ってきて汗を拭き、今これを書いている状態だ。さて、あとは着替えて洗面してから、21:00の服薬、就寝まで何か「心を癒やす」本を読もうかな…。