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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2001年8月6日

昨日は寝つきはよかったものの、中途覚醒がひどかった。まず11:00に目が覚め、その後もう一度目が覚めた後、次は2:00。そこで追加眠剤をもらって飲んだ。たばこを吸おうとすると、喫煙所にSさんとTさんがいた。Tさんはとても華奢な若い女性だが、かなり参っているようで、リストカットの跡がなまなましい。

その後は寝たり起きたり。でも睡眠時間自体はだいぶとれてるので、朝のけだるさはなく、畳でみっちりストレッチをやると気持ちよかった。これから日課にしよう。

調子いいかなと思ったら、やはり朝食後寝てしまった。

10:20頃起きてコーヒーを飲む。

11:00から頭部CT検査。よくテレビなんかで見るように、スライド式のベッドに寝かされ、少しずつベッドが動いてはぐわ~んという音がする。頭の輪切りの画像を何層もとっているのだろう。

昼過ぎに院長先生と面会。面会と言っても1分くらい話しただけで、顔あわせのような感じだ。「主治医とよく相談してゆっくり治してください」とのこと。当たり前のことしか言わないんだな。

その後は3日ぶりのお風呂。毎日入りたいけど、そうはいかんだろう。しかし、看護婦さんは大変そう。なんせ、介助が必要なお年よりも多い。それにしても、若い看護婦さんが脱衣所でずっと見張っていて一人一人を監視しているのには参った。事故が起きたりしないように、ということなのかもしれないが、おばさんなら気にならないのだが…。

Hさんが急遽退院するそうだ。任意入院なので、自分の意思でいつ退院してもいいはずではあるが、もう少しかかりそうだと言ってたのに。Hさんの隣のベッドの人が、夜中にHさんがごそごそするのでこっちまで目が覚めてしまう、部屋をかえてほしい、とこぼしていたのだが、それを看護婦に言って、それで注意されたからなのだろうか。

ここの病院はいかにも「療養所」という感じだが、昔は結核の療養所だったらしい。今は目の前に道路が通っているが、昔はそれはなくて、ここから逃げるには海を渡るか山を越えるかしないといけなかったらしい。

普通の病院では、大きな建物の1階から数階までが外来で、それから上が入院病棟となっていることが多いが、ここは外来の建物と、入院患者の病棟が完全にわかれている。病棟もたくさんあり、患者の病気の重さによってわけているようだ。ここは精神科でも一番軽い人が入る開放病棟だが、閉鎖病棟はもっと監視が厳しいのだろう。外来病棟からここまで歩くとたっぷり5分はかかる。途中の廊下はとても気味悪い。いまどきこういう建物は珍しいので、よく映画なんかの撮影に使われるらしい。

夜は飯食って卓球して連絡会してテレビ見て、お決まりのパターンになってきた。今日入院してきた女性は壁に向かって手をあわせて何やらとなえているらしい。いろんな人がいるもんだ。

いろいろと足りないものがあるけど持ってきてくれる人がいないので買い物に行きたいのだが、外出許可はまだ出てない。だめもとで外出届を出してみたら、医師に確認してみるとのこと。明日は外に出られたら買い物のついでに羽を伸ばしたいなあ。