TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

「あなたは糖尿病です」

と医師に宣告された。先週の採血の結果、糖尿病に間違いなしということだ。「HbA1cが7.6」この値が全てを物語っていた。正常範囲の値は 4.3〜5.8。6台だとグレーゾーンだが7台以上だと完璧に糖尿病だそうだ。

なめていた。完全に自分の食生活や生活習慣をなめきっていた。これからは間食は許されないし、カロリー制限もしないといけない。運動もまじめにやらなければならない。糖尿病は怖い。合併症で失明することもある。一度かかったらなかなか後戻りできない病気である。なんとか進行を食い止めなければ。

血糖値を下げる薬やコレステロールを下げる薬などを処方された。数えてみたら、これで自分が一日に飲む薬の数は35錠になった。ヤク中である。

なんで、なんでこんなに病気が舞い込んでくるのか。今でも精神科(躁鬱病)、皮膚科(アトピー)、歯科(定期的に歯石除去)、眼科(目のアレルギー)といろんな病院に通院しているのに、2週間に一度通う病院がまた一つ増えた。やっかいな病気をまた一つ抱え込んだ。

問題なのは、抗鬱剤の中に食欲増進の副作用がある薬があること。鬱でしんどいとき、しんどくて寝たきりなのに、やたらお腹だけすいて食っては寝て食っては寝て、それでどんどん太ってしまった。間食をやめるということは、その欲求と闘わないと行けないということ。薬の副作用から来る食欲。これがまた手強いのである。これを必死に我慢すると、今度はストレスがたまってメンタル面が心配だ。

これからどうすればいいのだろうか。先が思いやられる。

先週は躁状態のまま突っ走ってしまった。この反動が来なければいいが、と思いつつ今週の月曜日の朝を迎えたら、

鬱だった。

なんでやね〜ん!!!
早い早い早い早い、早いがな〜落ちるのが。9時過ぎにやっと起きた。
だけど、これからはどんなにしんどくても、着替えさえできたらタクシーを拾ってでも会社に行くことにした。鬱は日内変動で午後から夕方につれて調子がよくなることが多い。行きさえすればなんとかなる。タクシー代がかかっても、定時まで机にかじりついて電車で帰ってくればその日の稼ぎになる。

と言う感じで、

月曜日:電車で出勤、10時半着
火曜日:電車で出勤:11時着
水曜日:タクシーで出勤:10時半着
木曜日:さすがにしんどくてお休み
金曜日:タクシーで出勤:10時半着

という結果になった。行けばなんとかなる。収入にもなるが、それよりも仕事をしたという実績が残る。それが一番大事かもしれない。

それにしても、どうして自分の体調はちょうどよいところで留まって紅の豚だろうか。明日は砧公園でのお花見のお誘いが来ている。行けるかなあ。砧公園の桜はそれはそれは美しい。お昼からだから行けるかな。楽しみ楽しみ。

昨日の土曜日、朝起きて時計を見たら5時前。寝たのが0時だから、ああまだ5時間半しか眠れてないのかぁ。それにしても5時間半の睡眠にしては熟睡感があるし、5時前にしては明るいな、と思っていた。そのとき鳴った妻の目覚まし時計。

実は7時半だった。と言うことは?わ〜い7時間半とたっぷりノンストップで眠れたぞ。いや〜疲れがたまっていたのか、やっと躁が抜けたのか。それにしても私の目覚まし時計は電池が切れてしまったのか?と思って時計を見てみたら、

動いてる。ちゃんと秒針は回っている。昨日の夜は正しい時刻を指していたのに。電池の残量が少なくなったためか?しかしそれでは困るのである。電池が切れたら切れたでちゃんと止まってほしい。秒針が動いていると壊れてないと思って、実は遅れていた、ということで時計として全然信用できない。

と言うわけで、時計を買いに行くことにした。朝イチで近所の内科に行って採血してもらい、その後横浜へ移動してヨドバシへ。採血は糖尿病の検査のため。糖尿になったらやだなあ。

品揃え豊富なヨドバシで目覚まし時計を物色し、これはいい!と思ったものを買った。割と小さめなデジタルの電波時計。これなら狂わないだろう。私は時計はデジタル派でもアナログ派でもなく、用途によって使い分ければいい、と思っていた。目覚まし時計は今までアナログだったが、夜中目が差して「今何時?」と寝ぼけて見るのにはデジタルの方がいいかもしれない。アラームも正確にセットできるし。

その後、耳鼻科に行っていた妻と落ち合って、ヨドバシの地下にある「ポムの樹」というオムライスの専門店で昼食。う〜ん、これはおいしい。はじめて来たが、妻がずっとマークしていたお店らしい。

その後、私は散髪に行こうと思ったのだが、急に疲れがどっと出てきたので、そのまま帰ってしまった。まあいいや、散髪は来週にしよう。

そして今日は朝7時くらいに目が覚めてから9時くらいまで布団の中でまどろんでいた。ああ、「まどろむ」なんて久しぶりだよう。鬱で寝てるときは、寝てるのにしんどいのだ。

そのまま今日はゲーム三昧、と思ってWiiでRPGをやっていたのだが、15時くらいだろうか、急にしんどくなって眠たく鳴ってきたので横になったらあっという間に寝てしまって、「夕飯できたよ」という妻の声で目覚めた。ああ、やっぱり疲れがまだ溜まっていたのか。

さて、明日からまた1週間。うまくバランスを取りながらコンスタントに会社に行けるといいな。

昨日、「どうやら落ち着いたようだ」と書いたが、ぜんぜん落ち着いてなかった。今日は朝3時半に起きて、またまたプログラミング没頭状態。はあ、まだ治まらないかあ。

この間、妻に「なんだか顔が黄色いような気がする。黄疸かも」と言われ、驚いて鏡に顔を近づけてじっくり見ると、確かに黄色いような気がする。毎日28錠の薬を飲んでいる私の沈黙の臓器、肝臓が悲鳴を上げたのか?

それは怖いので、昨日の午前中に近くの内科へ行って診察してもらった。黄疸があるかどうかはほにゃららな物質が体内に蓄積されているか調べたらわかるそうで、それは採尿すればすぐ結果がわかるとのことなので採尿して調べてもらった。

検査の後、再び診察室へ入り、黄疸に関しては全く問題ないとのこと。ああよかった、と思ったが甘かった。医者曰く、

「尿の糖分が多いです」

え、え、え、え、え、え、え、え、え、え、え、え?

それって、「糖尿病」になりかけてるってこと?????

詳しい検査は時間をかけて、空腹時血糖値、食後の血糖値を何回も採血して調べるらしいが、とりあえずは数ヶ月の血糖値の値であるHbAlcという数値を調べればわかると言う。以前の診察で「3ヶ月に1回メンタルクリニックの方で採血している」と話したので、「次の採血のときにこの値も調べてもらうようにお願いしてください」と言われた。

しかしその3ヶ月に1回の採血は先日したばかりなのだ。一刻も早く結果が知りたい。昨日その場で採血してもらったらよかったのだが、ちょっと動揺して「はい、わかりました」と言って病院を出た。こうなったらちょうど明日にメンタルクリニックに通院なので、事情を話して採血してもらおう。2週間に1回通院しているが、早く結果が知りたいので予約は1週間後にしようか。よし、そう決めた。

糖尿病になったら大変である。合併症が怖いのだ。失明することもあるのだ。病気だらけの体だが、もうこれ以上増えないでくれ〜。

どうやらやっと躁が落ち着いたようだ。金曜日に躁転してからというもの、睡眠時間は毎日3時間から4時間。23時半に寝たのに2時半に眼が覚めて、それからもう眠れなくなるといった状態。眠れなければ、せめて体を休めるために横になっていればいいのだが、動きたくて動きたくてしかたがない。我慢できずに起きてしまい、夜中にプログラミングとかRPGとか始めて出社時間ぎりぎりまでやっている始末。

常に何かをやっていないと落ち着かなく、仕事がはかどるのはいいが疲れは確実に溜まってきている。躁状態のときはその疲れはリアルタイムに感じることができない。できるだけ「今はかなり疲れているはずだ」と思って体を休めるように努めようとするが、なかなかそういう意識も吹っ飛んでしまう。妻曰く、「ハムスターが回転するやつでくるくる走っているみたい」とのこと。

そんな中、月曜日の朝に友人からのメールで知った知人の突然の訃報。ショックだった。私と同い年。ダイエット宣言してから1日坊主で終わったこの中性脂肪とコレステロールだらけの体、毎日20錠以上飲む薬によるぼろぼろの肝臓。他人事ではない。

昨日の火曜日、昼を過ぎて疲れはピークに達した。お通夜なので早退します、と上司には伝えてあったが、予定よりも早く会社を出てマッサージ屋へ。はじめて入る店だったが、今まではしごしたマッサージの中でもダントツによかった。あんなにしんどかった体がすっかり軽くなった。思いも寄らずいいお店を発見してしまった。これからはしんどかったらここに行こう。

お通夜に行って帰ってきたら疲労困憊。でもテンションはまだまだ高くて夜中になっても眠れない。朝の2時半から起きてぶっ通しで動いているのに、0時になっても眠れない。ストレッチをして妻に足裏マッサージをしてもらって、ようやく眠れた。

そして今朝は5時起床。ああ、やっと躁の気分が抜けた。とにかくじっとしていられない状態は脱したようだ。この状態を今度はどこまでキープできるかなあ。