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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今朝、目が覚めると5時。しんどくない。どうやら鬱から脱したようだ。寒いしまだ早いので、6時半まで布団の中でねばってから起きた。

それにしても今回は回復に時間がかかった。今頃元気になっても遅いがな。今年はもう2営業日しかないではないか!1週間以上会社を休んだ挙げく、怒濤の9連休を迎えるまでの3日しか会社に行けないとは。これではちっとも稼ぎにならん。とほほ。

会社に行って仕事して帰ってくる途中、横浜のヨドバシに寄ってみた。長い連休になるので、暇をつぶすために何かおもしろそうなゲームはないかいな、と思っていったのだが、ゲーム売場に行ってびっくり。レジに長蛇の列。ヨドバシでこれだけの行列は初めて見た。なんせレジの手前にジグザグにOーーーーOみたいなのでしきられて列が群れを成しており、その列の最後はゲーム売場の壁面を蛇が這うかのごとくぐるっと売場を一周し、エスカレータ前で曲がって隣のおもちゃ売場まで続いていたのだ。みんな、そんなにも今日ゲームがほしいかあああああ。

ほしいんだろうなあ、クリスマスだし。どうしても今日子どもにプレゼントを買って帰らなければならない人がたくさんいるのだろう。

ゲームはあきらめて、ささやかながらいちごのショートケーキを買って帰った。家では妻がチキンを用意して待っていた。この不況の中、クリスマスケーキの売上げは伸びているという。大きな贅沢はやめて、ささやかな贅沢を楽しもうという心理だろうか。うちも、チープではあるがぬくもりのある今年のクリスマスであった。

今日は12日ぶりに会社へ行った。9時頃起きて、しばらくはしんどかったが、なんとか10時半に家を出て11時半くらいに着いた。そんな私に職場の人は何事もなかったのように普通に接してくれた。ありがたいことだ。前の会社では、もう10年以上前のことだからうつ病とかみんな知らなかったとは言え「また重役出勤かよ」とか嫌味を言われて、会社に行くのが余計に億劫になったりした。

会社へ行ったものの、ばりばり働けるわけではない。頭の中は半分霧がかかったようにうっすらと白い。そんな脳みそにむち打って、溜まったメールを読みつつ、とりあえず今日中にお願い、と言われた仕事をやって、定時過ぎになったので帰ってきた。

いつもは閑散とした駅前の一角に行列ができていた。なんなんだろう、と思って見たらケーキの店頭販売だった。そうだった、今日はクリスマスイブだった。すっかり忘れていたよ。自分にとってこんなにも実感のないクリスマスは初めてかもしれない。なんせずっと引きこもっていたのだから。

横浜でCDショップに寄って、今日発売のいきものがかりのCDと、倖田來未のCDを妻へのサプライズプレゼントとして買い、福引きを2回して帰ってきた。福引きは明日までなのでかなりの行列ができていて、10分くらい待ってやっとがらがらをできたのに、今年もまたティッシュが2つ。最近大きな当たりが来ない。くじ運はいい方なんだけどなあ。かつては宝くじで5万円当てたこともあるし、懸賞でノートPCが当たったこともあるのに、もう運は使い果たしてしまったのか。いや、こんなところで使ってしまってはもったいないからこれでいいのだ。

結局今週は5日まるまる会社を休んでしまった。ずっと低調だった。
先週までよりも一段階深い症状に入ってしまった。
鬱の症状にもいろいろある。自分なりにまとめると、

割とましな方:軽い憂鬱感、倦怠感、不安感

これは何とか会社に行って仕事ができる状態。

割とましな方2:疲労感、眠気で、体を動かすのがしんどい。

これは陽性症状の精神面の症状というより、陰性症状として症状が身体に現れる。このしんどさで今まで何度も会社を休んでしまったが、最近は自分なりにしんどさから抜け出す方法を模索して、効果が現れている。

先週まではこの「割とましな方2」な感じで、なんとか会社に行っていたのだが、今週はだめだった。今週は、

ましじゃない方:憂鬱感とか疲労感とかではなく、もう単に気力がない。何もできない。なぜ?と言われてもわからない。とにかく何をする気も起きず、一日中寝ている。

であった。なんとかこの状態を脱したい。

そしてこの状態より悪くなると、

もっとましじゃない方:離人感に襲われ、自責の念が強くなる。

「自責の念」というのは読んで字のごとく、自分を責める感情で、

「自分はだめな人間だ、世の中の悪いことは全て自分のせいなんだ」

というような「加害妄想」が強くなり、強烈な「自己嫌悪」に襲われる。さらにこれが強くなると

「自分なんて生きていたってしかたがない」「もう死にたい」

という「希死念慮」、いわゆる「自殺願望」となる。

正直、このモードに入るとしんどい。布団に横になりながら、妻に必死に「ごめんね、ごめんね」と謝っていたりする。

「離人感」というのは、正直人には説明しにくい。実際になってみないとわからないだろう。正常な人間の中で離人感を説明するための、それに近い感覚というのがないのだ。なんというか、自分が自分でないというか、自分が自分の体から抜け出して外から自分を見ているというか、それがとても気持ち悪いのだ。これが出ると体がぶるぶる震えたりする。

なんとか、これから持ちなおしてくれないかなあ。経済的にもピンチだよ。

躁状態のときも、その程度によって状態は様々だが、それは今度書くことにしよう。今日はもう疲れた。

今日は会社に行けなかった。

今月に入って、しんどいながらも自分なりに呼吸法とかストレッチとか水分を摂ったりして、なんとか体調を調整して会社に行っていた。

しかし、今日はそれが全然通用しない。昨日よりも鬱に入ってしまった。不思議なことに、鬱に入ると「憂うつ」という感覚はあまりなくなる。しかし、何もできなくなる。本当に何もやる気ができなくなるのだ。

そして会社に行けなかった。大事なミーティングもあったのに、行けなかった。明日は行けるだろうか。週例があるから行かないとなあ。でも行けなかったらしかがたないなあ。まあいいや。なるようになるさ。

昨日は妻の実家にWiiがやって来たというので、遊びに行って遊ばせてもらった。Wiiスポーツでテニスとか野球とかボーリングとかやったが、いや〜これははまる。本当にプレーしている感じなのだ。う〜やっぱWiiほしいなあ。でも、家に帰ってから手を振り回してみて、やっぱうちの狭さでは無理だなあ、とがっくし。

と昨日は調子よかったのだが、今日はちょっと落ち気味。朝も、まあ日曜日だし寒いからというのもあったけど、なかなか布団から出られなかった。9時頃やっと起きたが、外は雨で寒いし、どこへ行くこともなく家で過ごした。これが「のんびり過ごす」ならいいのだが、そんな感じではない。憂うつな気分を抱えたまま一日を過ごすのだ。正直つらい。気分が憂うつ、というだけでは鬱の症状としては軽いのだが、それでも慣れるということはない。

そしてこれを書いている日曜日の夜、まだその憂鬱感は抜けない。明日会社に行けるだろうか。憂うつな気分は次第に小さな不安を伴って南の海王ら上陸してきた。そのまま今夜中に北からオホーツク海に抜けてくれることを祈ってやまない。