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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

今日も9時半起床。なぜきっちりこの時間なんだろう。起きたらめっちゃ寒い。スマホで天気予報をチェックしたら今日の最高気温は7℃。思わず暖房を入れたくなったが、まだ我慢できるのでフリースを着込み、ブランケットを膝にかけてPCに向かう。冬山よりはましだ。

昨日の夜に「虚ろな十字架」を読み終えた。これも重い話だった。その前まで読んでいた筒井康隆との落差が大きすぎる。読み終えて、いや読んでいるうちから暗い気分になった。命ってなんだろう。ここまで書いて、このあとに自分の思ったことを一気に書いたが全部消した。ネタバレになるのと、自分の過去をぶっちゃけ過ぎだったからだ。自分の心の中にはまだまだ大きな闇がある。

お昼頃、買い物から帰ってきた妻が「今日は寒いよ。雨降ってるよ」と言った。私はガタガタ震えながら、伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」を読んでいた。ついに根負けして、この冬初めて居間の暖房をつけた。寝室は私の体中に薬を塗る時に寒いからその時だけ暖房を入れるのだが、居間は日当たりも良いのでずっと我慢していた。今日は久しぶりの雨で日差しもなく、家の中もかなり寒い。これが限界か。こんなことでは冬山には登れない。いや登らないと思うけど。去年の12月初めくらいまでは暖冬だなんて思っていたのに、本当に本気の冬というのは容赦ない。

今日は外出しないことにして静かに本を読んでいた。月曜日から金曜日まで予定が詰まっていたのを無事こなしたのだ。外も寒いしゆっくり休もう。「ゴールデンスランバー」は700ページ近くあって読み応えがある。今日はいまいち集中力がなくてなかなか読み進められなかったが、まあ急ぐことはないからゆっくり読もう。

夕方からは私がメインでカレーを作った。我が家で料理らしい料理を作ったのは久しぶりかもしれない。料理と言ってもカレーなんて、剥いて切って炒めて煮込むだけなのだが・・・

いきなり失敗してしまった。何も考えずに玉ねぎを切っていたら、妻に「みじん切りにしたの?」と聞かれてはっとした。カレーに入れるのにみじん切りにしてしまった。しかたがないのでそれとは別に玉ねぎを改めて切り、みじん切りにした方は最初に飴色になるまで炒めた。これは昔私がよく作っていた「ナスと挽肉のカレー」で使っていた手法で、玉ねぎのエキスをナスが吸ってとても美味しくなるのだ。それにしても頭がボケている。

てな感じで、うちらにとってはカレーひとつ作るだけでも一苦労なのだ。包丁を使う火を使う神経を使う。とても疲れる。今日も疲れ果てた。でも自分たちで作ったカレーは美味しい、などとキャンプみたいなことを思った。うちの定番はジャワカレーである。これが一番うまい。今年はじめての共同作業、かもしれない。

カレーライス

凍えそうに寒かったから、今日の動画はAimer「凍えそうな季節から」。途中から始まって途中で終わるけど。

今日は9時20分起床。9時に目は覚めていたが、やはりそこから起きるのがつらい。嫌な夢を見た。昔活動していたボーカルアンサンブルグループの練習で、自分は体調が悪いからコンサート本番に出られないかもしれない、という話をしたら、「じゃあどうするんですか」と詰め寄られた。怖かった。実際に活動していた時はそんなことを言われたことはないが、体調が悪い中活動していたのは事実で、自分のせいで全てがおじゃんになったらどうしよう、という恐怖は常につきまとっていたような気がする。結局それでそのグループから脱退したのだ。1パート1人のボーカルアンサンブルで本番に穴は開けられない。

午前中から図書館へ。今年の目標に「午前中から動くこと」を入れたら良かったかな。今からでもいいから入れてみるか。昨日読んだ「手紙」を返して、また3冊借りてきた。伊坂幸太郎「火星に住むつもりかい?」「アヒルと鴨のコインロッカー」、東野圭吾「名探偵の呪縛」。

火星に住むつもりかい?

文庫本

伊坂幸太郎の「火星に住むつもりかい?」を読み始めた。おそろしい現代の監視社会、魔女裁判のような世の中の話。一般市民が危険人物の情報を密告し、警察は拷問によって無理やり罪を認めさせ、衆人環視の元でギロチンで公開処刑される。何もしてないのに犯罪予備軍に仕立て上げられる恐ろしい社会の物語だ。次から次へと登場人物が出てきて覚えられない。まだまだ頭が腐っているようだ。えっとこの人誰だっけ。前の方のページをめくるが探せない。うう、検索機能がほしい。電子書籍だと検索とかできるのかな。

今日はメンタルクリニックの通院日。前回は財布を忘れるという失態を犯してしまったが、今日はちゃんと持って行った。診察では、最近は安定していて外出もしているし、昼も横になっていないが、先日の妻の家族との初詣の時には疲れてしまって途中で帰ったことを話した。主治医は「気疲れしたのかな?」と笑っていた。そのとおり気疲れした。私は義兄がちょっと苦手なのだ。その他図書館に通って本をよく読んでいることも話した。主治医は珍しく妻の様子について聞いてきた。メンタル面では比較的落ち着いているものの、過敏性腸症候群のために外出で困ることが多いと話しておいた。過敏性腸症候群に関してはもう何年もそういう感じなのだが、この病気どうにかならないのだろうか。私も妻とあちこち出かけたいのだが、こいつに阻まれているのだ。

帰りは久しぶりにお気に入りのカレー屋に寄って歩いて帰ってきた。そしてまた本を読むのだ。

今日の動画。怖い社会の話を読んでいるので、そんな雰囲気の曲を。amazarashi「アノミー」。川島海荷主演の「ヘブンズ・フラワー」という荒廃した世界を舞台にした連続ドラマの主題歌だったのだが、東日本大震災が起こって途中で放送が中止になった。妻が毎週観ていたので残念そうだったが、1年くらいしてから改めて放送し直したと思う。歌詞の内容も退廃的な感じ。

今日は9時半起床。寒い。この冬一番の寒さではないか。布団から出るのがつらい。空は曇っている。日食は見れない天気だった。

今日は最初からお休みと決めていた。明日から連チャンで用事がある。月曜日はメンタルクリニック、火曜日は歯医者、水曜日は皮膚科、木曜日は朗読の会、金曜日は内科。一つ一つの用事はそんなに負担はかからないのだが、こう続くと息切れするかもしれない。計画的に休みを入れるようにというのは福祉施設の面談でも言われている。

朝から読書。昨日の「手紙」の続き。と言っても昨日のうちにほとんど読んでしまっていたので30分くらいで読了。重い話だった。図書館のサイトにアクセスしたら、予約している本のうち3冊が受け取り可能になっていた。借りに行きたいが今日は休みにすると決めたからおとなしく家にいることにした。時間があるのに読む本がないのはつまらないと思ったが、妻が掘り出してきた本があった。伊坂幸太郎の「終末のフール」。

終末のフール

もう何年前になるかわからない。私が買ったのか妻が買ったのかも覚えていない。たまには本くらい読まなくては、なんて思って読み出したのだが、その頃は頭がぜんぜん回らなくて少し活字を読んだだけで頭痛がして、そのままずっと放置してその存在すら忘れていた本だ。改めて読むことにした。

「終末のフール」は、3年後に地球に小惑星が衝突して地球が滅亡するということがわかっている状況での人々の営みを描いた小説で、同じマンションに住む8つの家族の話から成る。前の話で主役だった家族が他の話では脇役で出てきたり、その逆だったりするオムニバス形式。「お、この人が出てきたか」とにんまりしてしまう。そしてその人のセリフから、前の話から状況が進展しているのがわかったりする。そうか、うまくいったんだね。良かったね。と何話か前の話を思い出す。こういう仕掛けは割と好きだ。じわっと来る話が多くて、7話目でちょっと涙ぐんでしまった。

夕食後には読み終わってしまった。伊坂幸太郎という作家はあまり馴染みがなかったのだが、妻によると人気作家らしいから彼の本を図書館に予約していた。それも用意ができた本の一つだ。さて、明日から忙しいが、その合間を縫って図書館に行ってまた本を借りてこよう。

妻が今日実家から頂いてきたプリン。義姉が働いているレストランの商品で、時々おすそ分けをくれる。とてもおいしい。

プリン

今年の目標を立ててみた。

1.利用している福祉施設に月2回は通う

先月の面談で決めたとおり。11月から朗読の会に参加するようになったので、1つ前進した。1ヶ月にもう1日くらい何かのプログラムに参加するか、あるいはただ単に顔を出すだけでもいいので、2回は行く。とりあえず1月はリカバリー系のプログラムに参加することになっている。これは毎月やっているので、一度出てみて自分に有益だと思ったら毎月参加するようにしようかなと思っている。これに参加しない場合は、ガーデニングやスポーツなどのプログラムに参加かな。変形性膝関節症がだいぶ良くなったので軽い卓球くらいならそろそろできるかなあ。

2.たくさん歩く

なんか大雑把な目標である。でも敢えて数値目標は立てたくない。それに縛られてしまうのを警戒している。「たくさん」とはどれくらいか。年末になってから「今年はたくさん歩いたな」と思うくらい大雑把でいい。あくまで「無理のない範囲で」である。

去年は後半くらいからいい調子をキープして、近くの公園まで行って2周して帰ってくるというパターンを確立した。これは45分~50分くらいの散歩でちょうどいい。秋以降はみなとみらいまで行って往復するという1時間半コースを歩くことをした。歩く時間としてはそれを限度としよう。あまり無理をしてもいけない。

3.たくさん本を読む

頭を使う系の目標も入れたいと思ったので読書にした。これもまた大雑把な目標だが、上と同じように年末になってから「今年はたくさん本を読んだな」と思うくらいでいい。去年の12月のペースだとちょっと早すぎて息切れするのでは、と思っているので「ペース配分を考えながら」というのも目標の一つだ。

4.6月の法事に出る

おそらく6月のどこかの日曜日に法事が大阪で入る。親族の三回忌なのだが、お葬式も一周忌も体調が思わしくなくて行けなかった。三回忌くらいは出てあげたい。今の状態をキープすれば大丈夫そうだと思っている。行くとしたら土日月と2泊3日で大阪の兄のところに泊まると思うので、土曜日か月曜日にもう一つ何か予定を入れたいところ。「なにか予定を」と言っても友だちと会うくらいしか思いつかない。会うとしたら土曜日だな。高校時代の部活の仲間にでも声をかけようか。でもあいつらめちゃくちゃテンションが高くて、自分もそれに引きずられてしまって後からすごく疲れるから、法事の前日に会うのは危険かなあ。去年も9月に集まったけど、大学時代の仲間に声をまた声をかけてみようか。あるいは話足りなかった友達を個人的にで誘ってみようか。まあまだ半年近くあるから、それはおいおい考えよう。

5.秋の福祉イベントの「朗読の会」発表会に出る

最近参加してる朗読の会が、秋にある福祉イベントで発表するのでそれに出演する。

1~3は年中を通しての目標。4、5は単発の目標だが、もちろんその日に照準を合わせて体調を崩さないように注意するという中長期目標でもある。

さて、今年はどんな一年になることやら。7月には50歳になってしまう。半世紀である。四捨五入すると100歳である(どこの桁で四捨五入してるのか)。まだちょっとピンとこない。

今日は9時20分起床。相変わらず起きるのがつらい。起きた後もしばらくつらい。

午前中から読書。昨夜から読み始めた筒井康隆の「傾いた世界」を読み終えた。「自薦ドタバタ傑作集2」とサブタイトルがついている。7つの物語の短編集で、文字通りドタバタで何でもありである。うん懐かしい、まさに筒井康隆ワールドだ。

「毛布はないか」と、おれはケララに訊ねた。
「どっちの毛布だ」ケララが言った。「寝るための毛布か。起きるための毛布か」

このバカバカしさがいいなあ。

少々古臭いが面白い。古くても面白いものは面白いのだ。古いなと思ったら、一番古い話は昭和47年だと。自分は3歳だ。それはそうと、古いし筒井康隆だからか(?)、障害者への差別的表現が当たり前に出てくる。今でもこの本売ってるんだろうか。てんかん騒動で断筆宣言する前にも問題にならなかったのかな。これくらいは当たり前の時代だったのか。あまりにも暴力的で読み進めるのがしんどい作品もあった。ナンセンスの世界は何でもありと言えばありだが、筒井康隆はタブーを敢えて破っていくのだろう。

続いて東野圭吾の「名探偵の掟」を読み始めた。どうやら「天下一大五郎シリーズ」というシリーズ物の最初の本らしい。名探偵と警部の2人が、小説の登場人物ということを意識しつつ、「今回はお決まりの密室殺人か」などとありがちな推理小説のパターンに辟易したり、「あのトリックは見破ったがここで明かすと話が続かないのでまだ話さないでおこう」などと言いながら話を進めるという不思議な小説である。「推理小説っぽくするために、しかたがないからこんなセリフを吐くか」「密室なんて読者は飽き飽きしているだろう」みたいな描写が多い。Wikipediaの言葉を借りると「メタフィクション」とのこと。斬新で面白い。

宇多田ヒカル「誓い」。ゲーム「KINGDOM HEARTS III」のテーマソングで、この動画はそのトレーラーなので短い。ピアノ伴奏の2拍目と4拍目が微妙に後ろにずれていて、なんだか躓いているという印象を受ける不思議なリズムの曲。