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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

今日は9時半起床。起きた時はそんなにしんどくない。昨日はしんどくて風呂に入れなかったのと空気が乾燥しているため、頭も体も痒くてしかたがない。アトピーは日々のスキンケアを怠るとすぐに牙をむく。

朝食を食べていたらヨドバシ・ドット・コムから昨夜注文した蛍光灯が届いた。注文してから14時間くらいしか経ってないぞ。お急ぎ便みたいなものもないし、配送料も無料なのになぜこんなに早く届けられるんだろうか。

朝食後、音楽を聴いているとなぜかだんだんしんどくなってきた。今日も復調してないのか。風邪ではないと思う。鬱から来ているのか?むしろこれは体を動かしたほうがいいかもしれない。そう思って11時過ぎに図書館へ行った。借りていた本を返して、小説のコーナーをぶらぶら。次に借りたい本や新たに開拓したい作家を物色してから、予約していた本を借りて帰ってきた。

途中でローソンに寄ってお買い物をしたのだが、妻から頼まれたロールケーキがなかった。と言うかちょっとおかしかった。スイーツの棚が4段あるのだが、その一番下の段が全て「大きなツインシュー」で埋め尽くされていたのだ。なんだこりゃ?発注ミスか?下から2段目の透明な棚から透けて一番下の棚の奥が見えるが、そこまでツインシュー。

ツインシュー

そう言えば妻もスーパーでバイトしていた時に発注ミスをしたことがあり、高級なトイレットペーパーを仕入れてしまったらしい。ところがそれが案外売れたとか。柔らかいトイレットペーパーのニーズはけっこうあったようだ。どう転ぶかわからんものだ。

今日借りてきた本。宮部みゆき「過ぎ去りし王国の城」「ここはボツコニアン1」、中島らも「短編小説コレクション 美しい手」、清水義範「日本語の乱れ」。人気作家ということで今度は宮部みゆきに手を出すことにした。

本2冊

本2冊

「過ぎ去りし王国の城」から読み始めた。偶然手に入れた古城の絵の中に入り込む話。ファンタジーに分類されるのかな?いや違うな。ミステリーかな。いや、多分SFだろう。おもしろくてサクサク読めてしまう。中学生の男女2人が主人公なのだが、途中で47歳の男性が出てきて「おっさんだな」と思ったが、自分がそれより年上だということに気がついて愕然とした。はあ、中学生の目線で見てたから凄いおっさんに見えるよう。

今日の動画。えっと今日の出来事にこじつけられる動画はなさそうなのでランダムに。まあ冬で寒いから冬の曲にしておこう。ビッケブランカ「まっしろ」。くねくね踊っている女性を見ると米津玄師の「Lemon」のMVを思い出す。

今日は9時起床。起きたら妻から東京ガスからの「ご使用量のお知らせ」の紙を手渡された。郵便受けに入っていたらしい。うちは東京ガスの電気なのでガスと電気代の合計なのだが、1月分の料金は12,983円。ひょえ~高い~。ガス代がぐっと上がっている。電気代もそこはかとなく上がっている。冬は風呂でのガス使用量が増えるのは当たり前だからしかたがないのだが。

リビドー短編集「陰悩録」読了。うん、エロおもしろかった。ユーモアエロスというのだろうか。こういうエロスが面白いのは、そもそも人間が普段は倫理的に封じ込めている潜在的な根源的欲求を、自分の代わりに空想で満たしてくれてその筆力によってビジュアルに・・・いやしょうもない感想はやめておこう。それにしても筒井康隆のアイデアと表現力は凄い。古い小説なので「国鉄」とか「トルコ嬢」とか出てくるのだが、「BG」と出てきたので「ほんま古いな」と思ってしまった。今の若い人はわからんだろうな。と言っても私もリアルタイムで使っているのは聞いたことがないが。

なんとなく体がしんどい。実は一昨日に関内へ遊びに行った後からちょっとしんどい状態が続いている。鬱とかそういうのではなく、風邪のような気がする。ストリートライブを冷たい風が吹く中ずっと我慢して聴いていたし、昨日も突風の中歩いて行ったし。ただ、風邪にしては熱もないし鼻水も出ないし咳も出ないのだが、体がしんどいのは事実だし、体の不調からメンタルな不調に移行することはよくあるので気をつけなければ。

昼ごろまでずっと動画を漁っていたのだが、ついに横になってしまった。昼から横になると罪悪感がある。1時間半くらいしたら回復して昼食を食べた。いい天気だから散歩したい。本も読み終わったから返しに行きたい。しかしそこを我慢しないと自己管理ができないのでぐっと我慢。結局夜まで寝たり起きたりして過ごした。明日は復活しているといいな。このままずるずると不調を引きずりたくない。

今日の動画。一昨日に日本大通りで見た「ジプシーグルーブ」のストリートライブの模様をこのグループ自身がアップしていた。生で聴くとめっちゃかっこよかった。こっそり私が写っているのだがどれかは秘密である。

今日は9時半起床。早く起きれない。夜中に夢を見た。どこかの会社で働いていた。3月までで雇用契約が切れたのだが、なんとかその後も雇ってもらってそれまでの職場で別の仕事をしていた。自分の契約形態が正社員なのか派遣なのかバイトなのかよくわからないが、ここでこの仕事をしていていいのだろうか?自分は本来なら別の部署で別の仕事をしないといけないのでは、と戸惑っていた。そうしたら誰か(多分その会社の頼れる人)が出てきて「とりあえずそこでいいです」とかなんとか言われた。また仕事の夢を見た。仕事したい。仕事したい。仕事したい。

清水義範「ターゲット」読了。ホラー短編集だが恐ろしかったというより面白かった。パロディ云々でなく文句なしに面白かった。と言うか、パロディなのか?と思ったら、巻末の解説を読むと「そういう意味でのパロディだったのね」と納得できて、改めて清水義範はこういう素材で面白い料理を作るなあと感心してしまう。ある意味非常に現代的なホラーだったり、日常生活の中の他愛のないことでも「怖い」と思えるものは視点を変えると何でもホラーに料理できるんだな、と感心してしまった。

夕方からは福祉施設で面談。外に出たら寒い上に風が吹いていて空気がとても冷たい。手袋をはめた両手で頬をおおっていたら妻に「ぶりっ子みたい」と言われたが寒いのでその状態で歩いた。昼間にはちらっと雪も降ったらしい。

面談ではこの1ヶ月の様子を話した後、今年の目標を立てたことを話した。「福祉施設に月2回来る」「たくさん歩く」「たくさん本を読む」「10月の福祉イベントでの朗読の会の発表会に出る」「6月の法事に出る」「できるだけ午前中から動く」という目標である。すると職員が「私のリカバリーゴール」という紙を出してきた。

リカバリーゴール

大きな枠が縦横3×4に並んだシートで、

「実現可能な私のリカバリーゴール(目標)」
「実現可能な小さなステップ(3つ)」
「私が実際に取り組めること」
「私にとって支えになる場所、社会資源、人、等」

とある。それらをそれぞれ3つずつ書けるようになっていて、要は大きな目標を3つ立てて、それをどうすれば実現できるかということを具体的に落とし込んでいくための表だった。これをうまく活用してやっていくのはどうでしょう、ということだった。いろいろ説明を聞いたのでやってみるか、という気になった。抑制的なステップもありとのこと。つまり「本を読む」の目標に対するステップで「週5冊以上は読まない」とかそういうものである。うまくバランスを取っていく必要がある。

家に帰ってきて一息ついた時、悪魔の囁きが外から聞こえてきた。

「い~しや~きいも~」

気がつくと財布を握って玄関を出ていた。私は石焼き芋に目がないのだ。無事焼き芋をゲットして帰ってきた。石焼き芋は久しぶりだ。

石焼き芋

この写真だとナスみたいだな。ほくほくして美味しいお芋だった。熱かったので口の中をやけどしてしまったよ。

今度は伊坂幸太郎「チルドレン」を読んでいる。数ページ読んで「また出てきた」と思ったのはボブ・ディラン。彼の小説にはどこかにボブ・ディランが出てくる。5つの短編集で、主要な登場人物は4人で話ごとに主役が変わる。さりげなく前の話のできごとが昔話として出てきたりするのは伊坂幸太郎らしい。

今日の動画。チルドレンつながりでMr.Children「シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~」。最初は「innocent world」を探して公式MVを見つけたのだが、YouTube Premium会員限定だった。最近いろんなサイトで「有料会員限定」に阻まれることが多い。

今日は9時20分起床。昨晩は眠りが浅くて何回も目が覚めた。夢の中で妻に説教をしていたが、夢だからでたらめというわけではなく、非常に的確なことを言っていた。起きてそれを妻に話すとはっとした顔をしていた。

朝から筒井康隆の「夢の検閲官・魚籃観音記」を読み始めた。コメディ短編集。最初の方は夢に関する話なのだが、わけがわからない。夢ってのは脈略もなく不条理でわけがわからない世界だが、そういう誰かが見た夢をそのまま小説にした感じだ。相変わらず筒井康隆ワールドが炸裂である。

おれは彼女を「けいこ」でも「けい子」でもなく「ケイコ」と呼ぶことにした。

こういうの、好きだなあ。

お年玉年賀はがきの抽選結果が出ていたので調べてみると、なんと1枚も当たってない。これはこれで珍しい。毎年1枚くらいは3等が当たるのに。妻は1枚当たったようだ。でも今年はダブルチャンス賞というのがあって、4月にもう一度抽選があるらしい。

15時過ぎに家を出て、メンタルクリニックへ。診察でこの2週間の様子を話す。主治医は「そうですね」と言いながら聞いている。面白いことにこの先生、「そうですか」ではなく「そうですね」なのだ。「先週の月曜から木曜まで調子を崩してて」「そうですね」見てたんかい!なんだかおかしい。リカバリー系のプログラムに出られなかったという話をしたら、そのプログラムはいいと思うのでぜひ出てみてくださいと言われた。また来月の予約をしなければ。定員があるのだ。

今日は今年はじめての満月。スーパームーンを見に団地の階段の踊り場へ出てみると、ランドマークタワーの横で輝く大きな黄色い月。これは今まで見た月の中で一番きれいかもしれない。例によって私のスマホのしょぼいカメラではたいした写真は撮れなかったが、一応載っけておこう。

スーパームーン

今日の動画。moumoon「moonlight」。mouはフランス語で「やわらかい」という意味らしく、「moumoon」は「やわらかい月」というフランス語と英語の組み合わせの造語だとか。優しい歌声がたまらない。

今日は9時20分起床。起きたときの調子は割といい。

午前中は読書。昨日から伊坂幸太郎の「オーデュボンの祈り」を読んでいる。かかしが喋るというキョトンな話。今まで読んできた物語とちょっと違うぞこれは。なんとなく「不思議の国のアリス」を想像した。読み進めるとそういうわけではないのだが、ちょっと不思議な話である。これは果たしてミステリーなのか?と思ったが、この小説で伊坂幸太郎はミステリーの賞を取ったのだ。それにしても読むスピードが相変わらず遅い。集中力が戻ってない。

昼から妻とお買い物。途中で布団屋があったのでキッチンの椅子用の座布団を買った。この前牛乳をこぼしてダメにしてしまったのだ。500円のやつと298円のやつがあって、値段的にはどっちでもいいがデザイン的に安いやつの方がよかったのでそっちを買った。その後激安衣料品店の前を通りかかったのでちょっと覗いてみたら、さっき500円で売ってたのと同じ座布団が300円くらいで売っていた。そっちを買っていたらさぞかし後悔していただろう。その後スーパーでお買い物して帰宅。今日は外も暖かかったし、気分も少し晴れた。

その後も読書。夕飯前に読み終わってしまった。なんつーか、変わった小説だったなあ。文庫本についている最後の解説を読むと、1行目に「なんとシュールな小説か」と書いてあるのだが、まさに同じ感想だった。不思議な話だ。

この小説では「鳥」が重要なキーワードとして出てくる。と言うわけでこじつけがましいが、今日の動画はAlexandros「ワタリドリ」。車のCMで使われている。