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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

昨日は21時50分に寝た。21時半に寝るつもりが少し遅くなった。眠剤が新薬に変わって眠れるだろうか、あまり期待しないでおこうと思ったのだが、見事に眠れた。わりと早い段階で寝付けたのではないだろうか。朝はベルソムラよりすっきり、という話だったがそうでもなかった。7時の目覚ましで目が覚めて、7時半になんとか起きた。朝はそれでいいから、寝付きがこのままこれからいい状態が続いてくれるといいのだが。

作業所に行ったら、今日は七夕ということで「短冊に願い事を書いて」と言われた。第1作業所が飾りを作った笹にぶら下げるらしい。適当に「休まずに毎日来れるようになりますように」と書いておいた。みんな人それぞれだが、ちょっとひねくれてる奴もいる。

短冊

七夕飾りは玄関に飾った。明日には川に流すのだろうか(ちょっと違う)。それともお焚き上げ?(それも違う)

七夕飾り

今日の作業は、最初は昨日の続きで封緘をしていたが、1時間で終わったので残り時間はマスクの紐を切る。まだまだある。48,000本納品したらおかわりが来るらしい。前回やりかけだったのが終わったので、新しい塊をとった。200メートル超えが多い中、短いのをチョイス。とは言えどうせやる量は変わらないんだけどね。

マスクのゴム紐

今日は3月に突然辞めたメンバーが遊びに来た。元気な女の子(でも40歳)だったけど、家庭の事情で朝早く起きるのがつらくなって、自宅の近くの作業所に移った。そこではビーズ細工を作ってたりしてるらしく、作品を見せてくれた。

ビーズ細工

こういう細かいのは、自分は老眼なので無理だなあ。手先も器用じゃないときれいにできない。これでも簡単な方なんだろう。その子も目が悪いのでもうできない、辞めるとか言ってるらしい。ちなみにコロナで今はずっと休んでいるらしい(作業所が休みなのではなく、個人的に)。相変わらずしゃべり出したら止まらなくて、えっとみんな仕事してるんですけど、という感じだがそれが懐かしい。

今日のお昼ごはん。ローソンの「醤油だれの冷し中華~直火焼チャーシュー~」。チャーシューが旨かった。

冷し中華

午後もマスクの紐を切っていたが、次の仕事が届いたのでそっちをやった。ポストカードを透明の袋に入れていく仕事。ただそれだけだが、みんな混乱。100枚ずつ作業をするのだが、袋が100枚ずつの束、ポストカードも100枚ずつの束になっているので、1枚ずつ入れていったらぴったり100枚の束になります、ということで作業を始めた。それなのに「ぴったり終わった」という人もいる一方「1枚袋が余った」という人が続出。間違えてカードを2枚入れてしまうとそうなる。なのでみんな2枚入ってないか地道にチェックしていくのだが、間違ってない、おかしい、ということで数を数えたらちゃんと100枚ある。袋が1枚多かった、ということがあるのだ。どの束も予備として袋が1枚多くあるのならまだそれでいいのだが、100枚ぴったりのもあるから、結局入れ終えた後にみんな数え直し。2束やったが、どっちも袋が1枚余って、しかも数えたら数が合わなくて弱った。何回も数え直してやっと合った。透明な袋がこの湿気もあってぴったりくっついていたからなのだが、「数が合わない、数が合わない」と難儀した。作業自体は超簡単なのだが意外と苦戦した。

作業後、職員や他のできるメンバーと焼肉の件でちょっと話をした。先月の時点では「コロナは収束はしないだろうけど、これくらいのレベルで推移すると、なんとか大丈夫ではないか」と言っていたが、東京で新規感染者が連続100人超えで、横浜も前は0人とか1人だったのに、ここに来て8人とか10数人とかになっているので、ちょっと嫌な感じだと思っています、とボスが言う。それは私も気になっている。この前私がお店に確認したコロナ対策が思った以上に甘かったのもあるし、それで欠席にしたメンバーもいる。

他の客も一緒にいる、というのも嫌だから貸し切りにできないか、と言われたが「いくら平日だとは言え12時過ぎというお昼の時間帯に、70人入る店を20人で貸し切るのは無理だと思います。それに牛角はチェーン店だから、店長の一存で決めたりはできないと思います」と言うと、それはそうねえ、という感じ。貸し切りにするならせめてもっと小さいお店じゃないとだめだろう。近くの駅前に新しくできた焼肉屋はどうっすか?と他のメンバーが言ったが、誰も行ったことがないのでわからない。ボスが「私が偵察に行ってきます」と言った。おお、行くのか。それとは別案で、もう繁華街に出ていくのはやめて、ピザとかお寿司とかとってみんなで作業所で食べましょうか、ということもボスが言っていた。コロナを恐れて行かないと言ってるメンバーもいるし、そっちの方がいいかもしれない。まあ、もう少し様子を見よう。とは言え、今の勢いだとコロナは収まりそうにない。

帰ってくる途中にローソンに寄って、Twitterのリツイートキャンペーンで当たったアイスカフェラテを引き換えた。いつも持って帰るのはいいが途中で容器を捨てられなくて困るので、イートインにしたいと思ってよくクーポンを見たら、税率8%と10%の差額をレジで払えば店内で飲んでいい、と書いてある。そうしようと思って店員に言ったら、コロナのせいでイートイン自体を今やってないと。しかたがなくそのままもらって、店の外で飲んだ。

アイスカフェラテ

そして店内に戻って「これ、捨てたいんですけど」と店員に言うと「氷をどこかで捨ててください」と言われた。「どこかって?」と聞くと「そこの、外の下水溝とか」と言われたので下水溝に捨てて、店内のプラゴミに捨てたが、なんか納得いかない。店の中にあるでしょ、捨てるとこ。イートインスペースがあるんだから。

世の中よくわからない。わからないのは、私のくじ運だ。今回の10日連続キャンペーンは今日で終わりなのだが、

ローソンリツイートキャンペーン当たり

当たりましたよ最終日。2回目。これでこの1年半で18回目。なぜ当たるの?

昨日は21時半に寝たが、1時間近く経っても眠れないので、いったん起きてコーンフレークを食べて、PCに向かって何かやっていた。何をやっていたか覚えてない。最近このパターンが多いが、どうも睡眠が安定しない。ちょっとやばい兆候だな。23時くらいに寝て、その後は7時に目覚ましが鳴るまでノンストップで眠れた。中華街に行ってまさに美味しそうな料理を食べようとしているときに叩き起こされて少し不機嫌。まだかなりつらいものの、うだうだしながら7時半になんとか起きた。頭が曇っている。外は雨。今年は梅雨らしい梅雨。やだなあ。

天気予報ではかなり降るみたいだったので、一応レインウェアの上下を着てザックカバーをつけ、作業所に出勤。そんなに雨は強くなかったのだが、作業所に着いたとたん土砂降りに。危なかった。

ボスに「試験はどうだった?」と聞かれたので「だめでした。失敗しました」と話すと怪訝な顔。「論文の問題で、理路整然と書いたのですが、聞かれてることに答えてないです。具体的に、と言われてるのに抽象的なことしか書けませんでした。まず結論を書いてからそれに関しての説明を書き、なぜそうなるのか演繹的に論理展開したのですが、40分しか時間がなかったので具体的な事例を出すまでに至らなかったです。最初から具体的なケースを2つくらい書いて、そこから帰納的にアプローチすべきでした」と言うと、なんかよくわからないといった顔でぽか~んとしていた。ちょっと難しかっただろうか。

そしてボスは「はまーさんなら大丈夫でしょう」と何の根拠もなく言う。私が「もし一次試験が受かっても、二次面接で体調のことを聞かれて、現在週20時間の勤務で時々調子を崩して休んでいます、と話したらその時点でアウトでしょう。今からそんな状態で、来年から週30時間働けるかどうかわかりません。私が面接官だったら落とします」と言うと、「そんなことわざわざ言わなくていいじゃない」と言う。いや、「そんなこと」と言っても精神障害者の場合は体調が一番重要なポイントだから、絶対に聞かれるに決まってるでしょうが。「実際受かったとしても、自信はありません。仕事の内容云々ではなく、週30時間は絶対にきついと思っています」と言うと、「でもたいした仕事内容じゃないでしょ」とのこと。「それはここでも同じです」と言うとボスは渋い顔、というか不思議な顔をしていた。そこまで楽観的な理由が私にはわからない。先週も3日休んでいるのに、来年から週30時間なんて自信ない、と言って何か不満なのだろうか。こっちはあんたらの希望のために生きているわけではない。

それはともかく、なぜかマスクが5枚支給された。「はまーさんの分」と言って手渡してくれたので、「あ、ありがとうございます」とだけ言ってもらったが、福祉施設に支給されたのだろうか。他のメンバーは「家に300枚あるから断った」と言って辞退していたが、えらい溜め込んでるな。私の家にはそこまでないが、そこそこまだ余裕はある。けど貰えるもんは貰っておいた。

支給されたマスク

今日の作業はおなじみの封入。せっせと福祉関係の研修に関するDMを封入し、封緘していく。なんだか今日は湿気が多いせいか紙がうねっていてやりにくかった。それにしてもこの仕事は去年から継続していっぱいあるな。日本中の福祉施設に送ってるのか?そのうちうちの作業所宛てのがあるかもしれない。いや、介護関係だからないか。

今日のお昼ごはん。セブンイレブンの「あご出汁のの旨み 冷しチャーシュー麺」。チャーシューたっぷり。冷しの麺がうまい。

あご出汁のの旨み 冷しチャーシュー麺

7月に入ってからコンビニでお買い物をしたのははじめてだが、改めてキャッシュレス還元が終わったのとレジ袋の代金が取られるようになったのでちょっとショボーン、てな感じだ。なんか今までチリツモだったかもしれないのに。

デザートにボスがさくらんぼを差し入れしてくれた。私はさくらんぼはパフェに入っているような安っぽいやつは苦手なのだが、これは美味しかった。

さくらんぼ

今日はメンタルクリニックへの通院日なので、作業後は病院へ。診察ではこの2週間けっこうしんどくて何日か休んでしまったことや、試験の話をした。論文の時間が40分だったというと、「それは論文にしては短いですねえ」とのこと。そりゃそうだ。問題はどんなのですか?と聞かれたので話したら、「それは難しいですね。答えなんてないでしょう」と言う。そう、正解なんてないんだよ。「具体的に、と問題に書かれているのに、抽象的なことしか書けませんでした」とここでも話した。医者なのでもうちょっと詳しい話がわかるだろうと思って書いた内容を話したら「うん、それは確かに重要ですね」とは言ってくれたけど、なんつうか理想論なんだよな。やっぱちょっとミスだった。時間が短すぎて頭の中で十分に組み立てられなかった。

来年から週30時間というのが自信がなくて試験を棄権しようかとも思った話をしたが、「まあまだ来年の話ですし」と言われた。「来年になったら週30時間大丈夫な状態まで回復してると思いますか?と」聞いてみたら、「やってみないとわからないけど、無理じゃないと思いますよ」とのお答え。「無理じゃないと思う」か。やっぱり気が進まないから後ろ向きに調整することにしよう。

睡眠がいまいち安定しないという話をしたら、眠剤がベルソムラからデエビゴという薬に変わった。オレキシン受容体拮抗薬というベルソムラと同じ作用機序の薬で、なんとちょうど今日から処方できるようになったという新薬らしい。ベルソムラよりは作用時間が短く、朝に残りにくくて目覚めがいいと言っていた。目覚めも大事だが、とりあえず眠れるかどうか。今夜はどうだろう。

デエビゴ

ベルソムラは「悪夢を見る」という変な副作用があったが、これはどうですか?と薬局でマスク美人な薬剤師(マスクの下は知らない)に尋ねたら調べてくれて、やっぱり同じのがあった。「1%くらいですから」と言われたが、また悪夢を見るかもしれない。「ときどき悪夢を見るんですけど、薬のせいでしょうか」「それは・・・なんとも言えませんが」まあそりゃそうだろう。マスク美人(マスクの下は知らない)を困らせてしまった。

7月から薬局も袋が有料になるというので、使ってない袋を引っ張り出して行った。「カモシカ」の袋である。カモシカとは登山用品の店で、この会員専用の袋を持っていくと1割引きだった。同じ山岳会のメンバーのかわいい子がバイトしてたのでよく通ったのだった。今では人妻である(それがどうした)。

カモシカの袋

帰りはルーティーンのカレー屋で今週の週替りメニュー「チキンの生姜焼きカレー」を食す。

チキンの生姜焼きカレー

普通の豚肉の生姜焼きみたいなのではなく、分厚いチキンステーキの生姜焼き。肉々しくてボリューミーで旨い。

チキンの生姜焼きカレー

いつもは歩いて帰るのだが、今日は疲れていたのでバスで帰宅。家に帰ったら妻が自分の夕食をコンビニで買ってきていた。

妻の夕食

おにぎりにサンドイッチに焼きそばパン。なんだこの脈絡のなさは。炭水化物のオンパレードではないか。さては太る気だな。

昨日は22時半に寝たのだが、神経が高ぶっていてぜんぜん眠気が来ない。50分くらい経ってからいったん起きてコーンフレークを食べてしまい、そのままPCに向かって何かやっていた。どうやら2001年に入院していた頃の日記を読んでいたようだ。この頃の日記は自分で読んでもおもしろい。Windowsのイベントログによれば0時1分にログオフしているので、そこで寝たらしい。夜は眠れたが、朝起きても疲れが取れない。なんとか8時10分に起床。頭は鈍く体はだるい。

今日はだらだら過ごした。昼からはレコーダーの断捨離。以前はよくテレビを見ていたが、作業所に通いだしてから、この1年以上ほとんどと言っていいほどテレビを見ていない。興味がなくなってしまったわけではなく、見ている余裕がないのだ。時間的にも精神的にもである。ただ、テレビの番組表はネットで一覧を見れるし、その画面からワンクリックでレコーダーの録画予約ができるので、毎日おもしろそうな番組があると録画はしていた。それが大量にたまっていたのだが、昔の番組も含めてそれらを一気に消した。もう8年くらい前の番組なんかも眠っていた。その結果、8倍録の設定で残容量が200時間を切っていたのが、一気に480時間くらいになった。未来永劫日の目を見ない番組ばっかりだったな。それでも1年分のクイズ番組や音楽番組、その他バラエティなどが残った。そのうちまたごそっと消すだろう。

久しぶりに録画している番組を見た。「クイズハッカー」という、問題に対してスマホで答えを検索して答えるというクイズ番組で、去年の11月に放送した番組。けっこうおもしろかったのにレギュラー番組にはならなかったようだ。知識や知恵を問うのではなく、今の時代はこういう「検索力」というのはけっこう重要だと思うのでおもしろい着眼点だと思う。

という字をなんと読むか、という問題で、答えは「読み方はなし」だったのだが、解答者は「ざい」と引っかかっていた。サイトによって書いていることが違うが、詳しく書いているところをよく読むと、

【注意】便宜上、「罪」の読みを付加しています。「日」に「非」です。音義未詳。一説に、「罪」の異体字とされています。

との解説が。番組では、「これはコンピューターに間違って登録された字で、「つみ、ざい」は誤情報です」と解説があったのだが、誤情報はいくらでもあるだろうけど「コンピューターに間違って登録」とはどういうこと?そんな文字はもともとなかったってこと?そんなことあるのか?

まあこれはともかく、今は「検索して出てきた情報がどれだけ信頼できるかどうか」を見抜けるかが試される世の中でもある。検索して上の方に出てきた情報が正しいとは限らない。SEOというテクニックがあって、そういうものを駆使すると検索エンジンの上位に表示することができるし、それを専門に行なっている会社もある。怪しい健康食品やらマルチ商材、民間療法などの会社が金にあかせてそういう手段で検索順位を上げると、たとえばある病気の治療法に関して検索すると、正しい医療の情報よりも上にそういう胡散臭いサイトがヒットすることになる。そういうものに気をつけないといけない。一昨年あたりにそういうサイトが確か何らかの指導を受けて閉鎖したと思う。あれは素人が寄せ集めた医療情報のキュレーションサイトだったが、「肩こりは霊のせい」などと書かれていてひどかった。

「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」

2ちゃんねる創設者の西村博之氏の言葉である。西鉄バスジャックの事件の際にインタビューされたときのコメントらしい。掲示板というのは2ちゃんねるのことだが、ネット全般に言えることだと思う。

この番組、おもしろかったからまたやらないかな。「この絵のタイトルを検索してください」とか「この曲のタイトルをお答えください」とか、どういう検索キーワードをチョイスするかすごく難しい。正確な情報にたどり着くための検索力の基本だろうな。やはり若い人が頭が柔らかくて成績がよかったようだ。優勝したのは東大生の松丸くんという意外性のない結果だったが、小学3年生からスマホを使っているという、放送当時中学3年だった鈴木福くんの検索ワードのチョイスのセンスがよかった。

えっと、今検索したら今年の5月にもこの番組やったらしい。それから去年の6月にもやっている。半年に1回くらいやってるの?よく番組表をチェックしないといけないなあ。毎週とか隔週では無理なのかな。問題を作るのが難しいのかもしれない。

昨日は20時半に寝た。調子が悪い時はとにかく早く寝ることで体調を整えるのに成功してきたので、いつもより早く寝たのだが、寝付けない。どれくらい経ってからかは忘れたが、また起きてきてコーンフレークを食べて、PCを立ち上げて何かやっていた。結局寝たのは22時を過ぎていたと思う。

眠りも浅かったような気がする。朝方たびたび目が覚めた。そして動けない。9時になんとか起きたが体がしんどい。体調調整は失敗した。相変わらず調子が悪い。朝食を食べてから、今日も1日中横になっていた。

横になって改めて考えてみた。昨日、一昨日と横浜市の試験を受けることに関してうだうだ書いたが、もっと根本的なところがありそうだ。

まず、作業所であの横浜市の障害者の職員募集の案内を見せてもらった時の心境はどうだったか。

「週30時間か、それはまだきついな」

まずはじめにそう思ったはずだ。

しかし、ボスの

「はまーさんなら受かるんじゃない?」

その一言で、眠っていたよけいな自尊心が目を覚ましてしまったのかもしれない。

「そう言われるとそんな気がする。よし、受かってみせよう。そして「さすがはまーさん」と言わせてみせよう」

実に本質を欠いた不純な動機である。私が大学や新卒で入社した会社を受けた時とあまり変わらん。要は「見栄」である。この時点で「受かる」ことが目的化していた。受かった後のリスクについては若干の不安を感じてたものの、極力考えないことにして目を背けていた。

そして主治医にも話して「いいんじゃないですか?」と言われてますます空の自信をつけ、利用している福祉施設の職員に話して感心され、「頑張ってください」と言われて「ふっふっふっ、公務員の募集に応募するのだよ。思う存分応援するがよい。」と鼻高々。

などと、かなり誇張した表現ではあるが、まあそういう「期待に応えるために生きてきた自分」「周りにすごいと言われるために生きてきた自分」が今回の応募動機となっていた。今の自分にとってはそんなレガシーな行動原理は真綿にくるんでから重箱の隅に突っ込んでぐるぐるとす巻きにして三途の川に流してしまえばいい。(かなり意味不明)

そんな理由で受けることにしたものの、いざ試験が近づいてくると、否が応でも「受かってから続けられるかどうか」ということに自分の考えの焦点が移り、とたんに自信がなくなってきた、というわけだ。

もっと地に足をつけよう。

と言いつつ、焼肉の件で作業所に電話したら、ボスに「試験明日でしょ!頑張って!」と言われて「は、はあ・・・。体調悪いけど、頑張って行きます」と言ってしまった自分がいる。ここで「いや、受けないことにしました」と言う勇気はない。

どうしよっかなあ。腕試しだと思って一次だけ受けるという手もあるし、まあ明日偶然にも7時までに起きれて体が動いて頭がまわって8時前に家を出られたら、ちょっと受けてみるか。

何も構えない。

明日のことは考えない。

出たとこ勝負。

昨日は21時半に寝たが、やはり寝付けず。なんだか波が激しいな。50分経ってからいったん起きて、またケロッグのチョコクリスピーを食べた。その後PCを起動してから何かやっていた。何をやっていたっけ?イベントログによると22時41分にログオフしている。なんだっけな。夜もしっかり眠れた感はない。朝は8時半にやっと起きれたがまだつらい。明後日は試験なので8時前に家を出ないといけないのに、こんなので大丈夫か、と思いながら朝食を食べていた。

いつもなら多少調子が悪くてもなんだかんだPCに向かってるのに、今日はあまりにもつらくてすぐに横になった。それから動けなくなり、久々に少し大きな鬱に襲われた。今日は午前中は鬱との戦い。午後は少しましになったものの、頭の中がもやもやとして鈍く、体もだるくてずっと横になっていた。ちょっときつかった。

午前中は眠っているのか起きているのかわからない状態。とにかく嫌な感覚が自分を襲い、離人感もする。動こうと思っても体が動かない。目の前に寝室の景色がある。手を目の前で振ってみても手が映らない。見えてない。偽物の風景。自分がその場所に固定されている。自分が自分の深層心理に騙されている。これはいったいどういう状態か。

これはおそらく、行きたくないのだろう。試験にである。昔カウンセリングで一番はじめに指摘されたこと、それは自分がフロイトのいうところの「超自我」、つまり「~しなければならない」というのに支配されており、「エス」と呼ばれる自分の欲求、「~したい」がわからなくなっているという。上に書いたような「偽物の風景」状態には、昔調子が悪いのに会社やデイケアに無理やり行っていた頃によく陥った。そして「起きて行かなきゃ、行かなきゃ」と思ってなんとか起きて行ったけどそれがまた夢だった、という夢を繰り返し見たりもした。行きたくない自分と行かねばならないと思っている自分、その葛藤の狭間で、行きたくない自分を守るために鬱が出現する。「行きたくないと思っている自分が存在する」という自分に都合の悪い事実から目を背けることは「否認」と呼ばれる。鬱は防衛反応であり、否認の病なのだ。

これはどうやって克服したらいいか。どうやってコントロールすればいいか。これもまたカウンセリングを通じてわかってきたことだが、「認める」ということだ。「ねばならない病」は無意識の領域に根を張っている。無意識下にあるものはコントロールできない。しかしそれを言語化し、意識上に持ってこれればコントロール可能になる。理屈の上ではそうなる。だから「行きたくない自分」を認めるところから始まる。

会社だってみんながみんな行きたくて行ってるとは限らない。遊んで暮らせるのならその方がいい、そうは思っていても、まあそういうわけにもいかないから生活のために毎日せっせと会社に行く。ちゃんと心の折り合いがついてる人はよけいな防衛反応なんて必要ない。

そしてなぜ試験を受けたくないのか。これは昨日から書いてるように、受かったはいいがいざ働きだしてから調子を崩して休みまくったりして「使えねーやつ」と思われるのが嫌で、その予防線を張っているからだろう。今の体調ではまだ自信がない。とは言え受けて落ちるのはプライドが許さない。「体調不良で受けられなかったのならしかたがないじゃないか」ということにしておきたいのだ。

さらに言えば、試験は明後日なのに今からこんな状態なのは、自分がアリバイを作っているような気がする。「ほら、何日も前から調子悪かったじゃない。この仕事はまだ無理だったんだよ」そういう言い訳を作るために、鬱が出てきたのだ。自分はそう分析する。じゃあ自分はどうすればいいのだろう。「本当は行きたくないんだろう」と気がついている分だけ昔に比べるとはるかに進歩してはいると思うのだが、さてそこから先である。どうすればいいのか。

どうすればいいんだろうねえ。(;´Д`)

なんだかいろんな自分の黒歴史と重なってきたようでちょっとしんどい。なぜこの募集に応募したのか。受かって働けたらいいというより、「受かったらすごいねえ」と言われたいからか。そんな気がする。他人の期待に応えるために生きるのはもうおしまいにしたはずなのに。自分の優秀さを認めさせるために高いハードルを越えようとするのもおしまいにしたはずなのに。そういうことのために次に挑戦すべきではない。体調がしっかり整って自信がついてから、A型の事業所や就労移行支援、または短時間のアルバイトや障害者雇用から始めるなどのステップを踏むべきだろう。

試験を受けるのはやめた。受かったら受かったで、来年の4月まで「なんとしてでも体調を回復させねばならない」というプレッシャーで潰れてしまう。かつて何年も休職していて、休職のリミットが刻一刻と迫っていたあの頃のように。あれは結局自分の体調にはマイナスに働いた。プレッシャーとの戦いの後に「十分に回復していないのに復職」という形で勝ち取ったものは、「もう休めない(休職できない)のに体調を崩してはいけない」という新たなプレッシャーだった。あの時は半年で潰れた。その後の冬の時代も厳しかった。今回も同じだろう。「週30時間働かないといけない」。そのプレッシャーで、働きだしてから潰れてしまう。

そんなことやってみないとわからないかもしれないが、だめだったときの代償は高くつく。「細く長く」「最低でも現状維持」が私のモットーである。週30時間というのは、今の「細く」をかなり「太く」する。正直今の体調からあと9ヶ月でそこまでは太くできそうにない。「現状維持」ができなかったとき、また体調はどん底に落ちるだろう。その状態から引っ張り上げるのはかなり大変で、今の状態より悪化して戻らなくなると厄介である。作業所すら通えなくなる。ぐだぐだ書いたが、要は「今こんな状態なのに、来年から週30時間は無理。よけい調子崩す」それに尽きる。

歴史は繰り返させない。引き返す勇気。