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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今作業所では問題が起きている。ふだんあまり来ないメンバーがいるのだが、最近はよく来るようになった。それはいいのだが、マスクをしないのだ。そしてずっと咳をしたりひとりでしゃべっている。ときどき奇声を発する。職員もメンバーもみんな「マスクをしなさい」「せめて咳をするときはタオルかハンカチで口を覆いなさい」と言ってるのだが、「喘息だから」「蚊取り線香の煙が」とか言うし、いや咳が出るのだったらそれは仕方がないが、だからそれならマスクをしろ、口を覆えと言っても「痒くなるから」とか色々理由をつけて聞かない。フェイスシールドもあるのでそれをつけさせようとしてもつけない。ちょっとみんな頭を抱えている。今は強引に手足を縛り付けてマスクを接着剤でつけてその辺に転がしている(一部誇張あり)。

発達障害だから仕方がないのだが(WHOもそうは言ってるのだが)、同じ病気でも言えばちゃんとマスクをする人もいるのに、なぜこの子は言うことを聞かないのだろう。変に知恵はあって、「強要罪で訴える」とか穏やかでないことを言い出す。いつも人の気を惹こうとして自己主張のつもりなのか、わざとみんなに聞こえるような大きな声で独り言を言ってたりするのたが、昨日なんかはみんなにマスクをしろと集中砲火にあったせいか、わざとらしくごほんごほんとやっていた気がする。今日も相変わらずだ。

「マスクをしない人がいる」という理由で最近第1作業所に移ったメンバーもいるし、今日一緒に仕事をしていたメンバーもいい加減頭に来ていて「俺も移ろうかな」とか言ってるが、なぜこんなわがままな障害者のために自分たちが動かなければならないのか。障害者だからといってなんでも許されるわけではない。電車の中でもノーマスクでごほんごほんやっているらしいが、どれだけ白い目で見られていることか、というかどれだけ周りの人に嫌な思いをさせていることか。「鎌倉に行こう」と張り切って企画しているメンバーなのだが(遊ぶことしか頭にない)、もう少し様子を見てから改善しないようだったら「電車の中でも外を歩くときもマスクをしないなら鎌倉には行きません」とびしっと言ってやろうかと思っている。

マスクは自分が感染しないためでなく、人に感染させないためにするということくらいわかっていると思うんだけどなあ。知的障害でもB1ならそれくらいは理解できそうだとは思うが、まあ自己中なんだろうな。正直、障害者だろうがなんだろうが、社会のルールが守れないんだったら一歩も外に出るなと言いたい。障害だからしかたがないじゃないか、という意見の人もいるかもしれないが、現場は大変なのだ。いったい誰の権利を優先するのか。アメリカには「マスクをしない権利」を主張する人たちがいるが、それは「他人の健康を侵害する権利」を主張しているようにしか聞こえない。それならこちらは「自分の健康を侵害されない権利」を主張するまでである。


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