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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

昨日は寝るときに2回生のときに歌ったブラームスの「Drei Motetten(Op.110)」を聴きながら寝た。と言ってもこの曲は3曲とも短く、あっという間に終わってしまい、「Ave Maria」になって、「Fest- und Gedenksprüche」になって、「Geistliches Lied」になった。この「Geistliches Lied」は私はブラームスのモテットの中でも一番好きな曲である。一度歌いたい、と思っているうちについに歌うことなしに声界(?)を引退してしまった。

この2回生というのは、私が合唱団で技術系委員をやっていた年である。技術系というのは団員に練習をつける立場の人で、指揮者2人と各パート(ソプラノ、アルト、テノール、ベース)のパートリーダー、サブリーダーの10人で構成される。私はベースのサブリーダーをやっていた。ふだんはパート練習で、パートリーダーが練習をつける横で補助として音取り用のキーボードを弾いたりする。

この年の定演では、上に書いたブラームスの「Drei Motetten」と武満徹の「うた」、それからブルックナーの「ミサe-moll」をやったのだが、ブラームスはドッペル(ダブルコーラス)と言って、2群の合唱体から成る曲だった。SATBの塊が2個ある。それからブルックナーは8声の曲だった。上からSSAATTBB、つまり各パートが最初から上下の2つに別れている。ということで、パート練習は普通なら4つのパートに分かれて技術系が2人1組でやるのに、これらの曲の練習では8つに分かれて、パートリーダー、サブリーダー8人が1人ずつパート練習をつけた。

夏休みの終わり頃、毎年合宿があった。前期の演奏会が終わり、12月の定期演奏会に向けての練習がそこから始まる。この合宿というのが7泊8日と長丁場で、朝から晩まで歌いっぱなしで、楽しいのだがかなりきつい。特に技術系はずっと前で練習をつける立場なので、気を緩める暇がない。合宿は技術系はパート練習ばっかりつけていて大変なのだ。

その合宿の少し前に、ベースのパートリーダーの父親が亡くなって、リーダーが来れなくなってしまった。私はベースのパート練習を全部ひとりでつけることになってしまった。これはかなりきつかった。もともとドッペルや8声の曲は1人ずつパート練習をやるので、他の技術系メンバーとそんなに負荷が違うわけではないのだが、とにかく自分しかいない、という気負いでかなり精神的にきつかった記憶がある。合宿では途中でレクとか肝試しとかあって、他の年の合宿ではどういうことをやったとか覚えているのに、この合宿ではほとんど記憶がない。なんかそれだけ必死だったのだと思う。最終日の前日夜に「ホームコンサート」というのがあるのだが、それが終わってからぶっ倒れた。その後の打ち上げにも出ずに寝ていた記憶しかない。

まあ、それもまた懐かしい思い出である。合宿って楽しいよなあ。なんの合宿でもいいからまた行きたい。誰か合宿行こうよ。


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