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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

一昨日、寒くなって体調が悪化した、と書いたが、昨日はそれよりも寒くなり、雪が降った地方もあるらしい。東京も4月下旬としては観測史上もっとも気温が下がったらしい。そして自分の体調も急激に悪化し、午後4時頃まで寝ていた。妻もまた同じである。天気予報で「気温がぐっと下がる」ということはわかっていても、体がついていけない。

今日も朝起きたら、えらくしんどい。妻がずっと咳が止まらないので先週病院に行ったのだが、薬を1週間飲んでもまだ止まらず、また病院に行くことになった。自分もついて行こうと思ったのに、外に出る、と考えただけで急激にプレッシャーを感じるようになってしまった。せっかく良くなってきたのに、完全に後退してしまい、病院には妻一人で行ってもらった。

良くなるのには時間がかかるのに、悪くなるのはあっという間。どうにかならないものか。天気に文句を言ってもしかたがないのだが、どうすればよいのやら。

3日前くらいから調子が悪い。

一気に寒くなった。

先日、急に寒くなったときに「寒の戻りか」と書いたが、それはフェイントで、今度が寒の戻りのようだ。

 

寒暖の差がダイレクトに自分を襲う。喘息も少し出てきた。

気がつけば今週は月曜日しか外に出てない。

ま、いいか。

昨日はメンタルクリニックへの通院だった。ここ2週間は割と安定してきた、という話をしたあと、主治医に「治療に漢方を使う」ということについて意見をお伺いしたみた。

これまでこの日記で漢方については一切書いてこなかったが、話は去年の12月に遡る。

この日記でたびたび登場する友人Fが、うちに遊びに来てくれたときのことである。出版関係の仕事をされており、いろんなところにいろんなパイプを持っている彼女は、実にたくさんの有用な情報を提供してくれた。減薬を勧めてくれたのも彼女である。そして、もう一つ勧めてくれたものがある。それが「漢方による治療」なのだ。

実際に彼女の知人で、自分と同じように10年以上鬱に苦しみ、自分と同じように大量の薬を服用していて、自分と同じように副作用で苦しんでいた方がいたらしい。その方が、少しずつ減薬を行いつつ、漢方による治療を並行して試してみたら、かなりよくなった、という話である。

こういう病気を抱えていると、いろんな人がいろんなものを薦めてくる。サプリメントやら健康食品やらなんとか還元水とか怪しい宗教とか、そんなものいちいち試していたらキリがないので、全てお断りしている。

しかし、漢方というのは盲点であった。漢方は実際に医療現場で使われており、その有用性は広く社会的にも認められている。自分も「風邪かな」と思ったらまず飲むのは葛根湯だし、それでもよくならなかったら病院に行く。

漢方というのは、主に内科的な疾患に使われるだけと思っていたのだが、どうやらそれだけではないようだ。漢方を専門に使う病院で、精神科医がいる病院もある。彼女は、私の家から比較的近いところで、そういう病院を探してくれて、わざわざ病院に電話をかけて確かめてくれてもいたのだ。

彼女は減薬と漢方を同時に勧めてくれたのだが、どちらも主治医との相談が必要である。減薬に関しては、こんなにたくさんの薬を飲んでいるのに状態がよくならないので、少しずつ薬を減らしてほしい、と「交渉」しないといけない。一方、漢方に関しても、今の主治医にこっそり、というわけにもいかず、その先生が漢方も処方するか確認したり、今の薬と併用して服用しても問題ないか確認しないといけない。

どちらもちょっと切り出しにくい話である。今の病院に通院してからかなり長い。話はよく聞いてくれるいいお医者様だとは思っている。(薬はいっぱい出すけど。)なので、そこの信頼関係を壊さないように気を使わないといけない。減薬にしろ、漢方の併用にしろ、今の主治医の治療を完全に否定するというわけではないが、「今のやり方では不満です」ということを突きつけることになる。ご機嫌を損ねてもらっても困るのだ。減薬と漢方の相談を同時にするのはかなり気がひける。

また、今の自分を苦しめているものとして、「体がしんどい」「疲れやすい」というのがある。これは病気のせいだけでなく、薬の副作用の可能性もある。減薬と漢方を同時並行で行うと、状態が改善してもどちらが功を奏したのかわからなくなる。

そういうことから、まずは減薬だけからお願いするようにした。今は薬を一つ完全に抜いて、もう一種類、かなり量を減らした薬もある。しかし、減薬は慎重に時間をかけて行わないといけない。

だが、実際にやり始めたら、減薬には恐ろしく時間がかかると改めて実感した。服用している薬が多すぎるのだ。そこで、やはり同時並行でやらないといけない、と思い、漢方についての相談もしてみることにした。「漢方もやってみます」というのでなく、「友人から漢方でよくなったという話を聞いたのですが、漢方による治療について、先生のご意見を伺いたいのですが」という切り口で入ってみた。

で、主治医の見解だが、

漢方薬そのもので鬱を治すことはできません。しかし、鬱に伴う身体症状をやわらげるという効果は認めています。自分としては漢方を使うことに対して、完全に否定するという立場は取っていません。

とのこと。

まあ、一部の有効性は認めており、やりたければ勝手にやってもいいよ、と解釈できる。

そういうことで、今朝さっそく漢方専門の病院に電話し、予約を入れた。ちゃんと健康保険の使える病院である。そうでないと、高額でとても手が出せない。3割負担でもいくらかかるのかは未知数だが。とりあえずは相談してみないことには始まらない。

また一歩、新たな可能性に踏み込むことになる。長い目で見なければ。

今日は何とか午前中に内科へ通院。午後は家でゆっくりしていた。なんとか今週は2回外に出た。少しでもいいから明日も外に出たい。

今月の頭にアップした自殺未遂の記録(補足1)では、自殺の兆候について書いたのだが、今頃になってから思い出したことがあったので、それを追記した。書いていて改めて希死念慮の恐ろしさを感じる。そしてこれからもそれを抱えて生きていかなくてはならない。それ自体が生き地獄のようだ。

現実は残酷だ。

先週末からずっと調子が悪く、今週は昨日まで外に出なかった。それだけでなく、着替えることもなかった。「週3日着替える」という目標が遠のいていく。とは言え、無理はしない方針。

今日もあまり調子はよくないが、外に出られなくもない。今月は妻も私もしんどくても外食に頼らず、なんとかご飯を作ってきたので、たまにはいいだろう、と久しぶりにお外ごはん。歩くこと30分弱。いい散歩にもなった。

明日は内科の通院だ。内科はすぐ近くのクリニックなので、多少しんどくても行けるだろう。そう言えば先月の通院で血圧を下げる薬が増やされたのに、ぜんぜん家で血圧を計ってなかったよ。これからちゃんと計らなくては。

それにしても、一気に寒くなった。こういうのを「寒の戻り」と言うのだろうか、と思ったが、それで正しいのか自信がなかったので検索してみた。最近どんどん頭の中から言葉が抜け落ちていき、「この言葉って、こういう意味であってるんだっけ?」とわからなくなることが多い。そういうわけで、毎日検索してばかりである。

またまたWikipediaからの引用、というか転載だが、

寒の戻り(かんのもどり)とは、暖かくなった晩春の頃、一時的ながら異常に寒くなる現象のこと。

ん?晩春の頃?

類義語に花冷えや余寒(春寒)があるが、前者は一般に桜の花の咲く頃の寒さを示し、後者は寒が明けた立春以降の寒さを示す 。

桜はとっくに散ってしまったし、立春なんてとっくに過ぎたがな。と言うことは、やはり「寒の戻り」でいいのだろうか。

寒の戻りと関連の深い擾乱(じょうらん)に日本海低気圧がある。4月後半から5月頃にかけて吹き荒れるメイストームは日本海低気圧の通過に伴うものだが、「寒の戻り」はその後面(一般に寒冷前線の後方を示す)に控える大陸の寒気の通過によってもたらされる場合が多い。

おお、そう言えば先日風がえらく強かったときに、気象予報士が「メイストーム」て言ってたな、確か。えーと、でもまだ4月の前半なんですけど。1ヶ月前倒し?

どうやら明日は今日より暖かいみたいだが、それでも横浜には乾燥注意報と霜注意報が出ている。最高気温と最低気温の差も11℃もある。これだけ気温が上がったり下がったりすると、老いぼれた体にはこたえる。

本当に今は春なのだろうか。いや、もう「春」という季節なんてなくて、冬が終わって梅雨入りするまでは、ずっと「季節の変わり目」なのではないのだろうか。そして、猛暑のあとにも「長い季節の変わり目」があって、そのまま冬に突入しそうな予感。