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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2019年1月

今日は9時半起床。早く起きれない。夜中に夢を見た。どこかの会社で働いていた。3月までで雇用契約が切れたのだが、なんとかその後も雇ってもらってそれまでの職場で別の仕事をしていた。自分の契約形態が正社員なのか派遣なのかバイトなのかよくわからないが、ここでこの仕事をしていていいのだろうか?自分は本来なら別の部署で別の仕事をしないといけないのでは、と戸惑っていた。そうしたら誰か(多分その会社の頼れる人)が出てきて「とりあえずそこでいいです」とかなんとか言われた。また仕事の夢を見た。仕事したい。仕事したい。仕事したい。

清水義範「ターゲット」読了。ホラー短編集だが恐ろしかったというより面白かった。パロディ云々でなく文句なしに面白かった。と言うか、パロディなのか?と思ったら、巻末の解説を読むと「そういう意味でのパロディだったのね」と納得できて、改めて清水義範はこういう素材で面白い料理を作るなあと感心してしまう。ある意味非常に現代的なホラーだったり、日常生活の中の他愛のないことでも「怖い」と思えるものは視点を変えると何でもホラーに料理できるんだな、と感心してしまった。

夕方からは福祉施設で面談。外に出たら寒い上に風が吹いていて空気がとても冷たい。手袋をはめた両手で頬をおおっていたら妻に「ぶりっ子みたい」と言われたが寒いのでその状態で歩いた。昼間にはちらっと雪も降ったらしい。

面談ではこの1ヶ月の様子を話した後、今年の目標を立てたことを話した。「福祉施設に月2回来る」「たくさん歩く」「たくさん本を読む」「10月の福祉イベントでの朗読の会の発表会に出る」「6月の法事に出る」「できるだけ午前中から動く」という目標である。すると職員が「私のリカバリーゴール」という紙を出してきた。

リカバリーゴール

大きな枠が縦横3×4に並んだシートで、

「実現可能な私のリカバリーゴール(目標)」
「実現可能な小さなステップ(3つ)」
「私が実際に取り組めること」
「私にとって支えになる場所、社会資源、人、等」

とある。それらをそれぞれ3つずつ書けるようになっていて、要は大きな目標を3つ立てて、それをどうすれば実現できるかということを具体的に落とし込んでいくための表だった。これをうまく活用してやっていくのはどうでしょう、ということだった。いろいろ説明を聞いたのでやってみるか、という気になった。抑制的なステップもありとのこと。つまり「本を読む」の目標に対するステップで「週5冊以上は読まない」とかそういうものである。うまくバランスを取っていく必要がある。

家に帰ってきて一息ついた時、悪魔の囁きが外から聞こえてきた。

「い~しや~きいも~」

気がつくと財布を握って玄関を出ていた。私は石焼き芋に目がないのだ。無事焼き芋をゲットして帰ってきた。石焼き芋は久しぶりだ。

石焼き芋

この写真だとナスみたいだな。ほくほくして美味しいお芋だった。熱かったので口の中をやけどしてしまったよ。

今度は伊坂幸太郎「チルドレン」を読んでいる。数ページ読んで「また出てきた」と思ったのはボブ・ディラン。彼の小説にはどこかにボブ・ディランが出てくる。5つの短編集で、主要な登場人物は4人で話ごとに主役が変わる。さりげなく前の話のできごとが昔話として出てきたりするのは伊坂幸太郎らしい。

今日の動画。チルドレンつながりでMr.Children「シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~」。最初は「innocent world」を探して公式MVを見つけたのだが、YouTube Premium会員限定だった。最近いろんなサイトで「有料会員限定」に阻まれることが多い。

今日は9時半起床。本当は8時に起きようと思っていたのだが、目は覚めたものの全く動けず玉砕。午前中に某科へ通院する予定だったが断念。午前中の受け付けは11時までなので、起きて朝食を食べてなんだかんだやっても10時過ぎだったから、そこから準備して30分かけて行ってもなんとか間に合いそうではあったがやめておいた。昼間はお留守番で生協の受け取りのために13時までに帰ってこないと行けないが、混む時はめちゃくちゃ混む病院なので間に合わないかもしれなかったからだ。

というわけでお留守番。生協さんは13時40分にやって来て商品を置いていった。晴れて自由の身になったことだし、午後の受け付けは13時から15時までなのでそれから準備すれば行けそうだったがやめておいた。昨日まで6日連続で外出している。利用している福祉施設の面談でも計画的に休みを入れるように言われているし、来週は何の予定もないので、病院には月曜日にでも行くことにして今日はゆっくり休むことにした。薬はまだもつ。しかしこの病院、午後は15時までと早いのでちょっと不便。会社帰りに通院するということができないではないか。お勤めの人はどうしてるんだろう。

最初に勤めていた会社の入社25周年記念の同期会を6月1日に開催する予定という連絡があった。2014年に20周年をやったのだが、もう5年経つのか。しかし私は今回は行かないことにした。前回行った時は懐かしい顔ぶれに会えて楽しかったのだが、「今どうしてる?」と聞かれるたびに答えに窮する。「ちょっと体調が悪くてしばらく自宅療養中で」と正直に話したら(それでも多少ごまかしてるが)、まず100%微妙な顔をされ、「ああ、そう・・・」みたいに皆リアクションに困るのだ。かと言ってバリバリ働いていると嘘もつきたくない。会社に残っている奴らは偉くなってバリバリ働いているし、転職したり会社を起こしたりしたやつも多く、やはりみんなバリバリ働いている。前回もその場にいて話をしていると楽しいんだけど虚しくなり、仕事の話となるとついて行けない。惨めな自分を確認するために行くのはもうゴメンだ。リア充な奴らとは関わらない。

昼過ぎから清水義範の「ターゲット」を読み始めた。清水義範にしては珍しいホラー短編集。しかしそこは清水義範、やはり普通の小説ではなく、文庫本の裏表紙の紹介文によると「名だたるホラー小説の旗手らが創り出した不気味な悪夢の世界を大胆不敵にパロディ化」と書いてある。つまりパロディなので原作を知らないと面白くないのかもしれない。それはわかっているが借りてみた。読んでみると、まあよくあるホラーで普通に面白い。けれども「こんな言い回し、翻訳本ではよくあるある」とかはわかるがやはりオリジナルがわからんと作品を十分楽しめないのだろう。

今日の動画はスガシカオ「クライマックス」。なぜかというと、稲川淳二がMVに出てくるからである。ホラーつながり。

伊坂幸太郎「ラッシュライフ」読了。いくつもの人生模様が描かれ、それがだんだん絡まり合って行く。あの場面がここに繋がるんだな、というのがわかった時はなんかすっきりする。自分が新たな発見をしたかのような爽快感がある。最後はその爽快感のラッシュである。あれもこれも伏線だったとは、てな感じだ。ぜんぜんジャンルは違うが、映画「有頂天ホテル」を思い出した。あれも三谷幸喜がタイムスケジュールを綿密に計算して、いろんな人の物語が絡み合うストーリーだった。

なんて思っていたら、あることに気がついた。ひょっとしてこの小説には大きな仕掛けがしてあるのではないか?ある矛盾がありそうだ。それをほのめかすヒントも出てきている。それを確認するためには最初から作品を読み返して、詳細にメモを取っていかないといけないがどうしよう。

と思ってネットで検索したら、私と同じようなことに気がついて実際に検証した人がいた。そうすると、「そういう仕掛けをしているように見せかけて、実はそんな矛盾はなかった。作者の罠にはまりかけた」ということを詳細な解説を交えて書いていた。う~ん、やられた。

ネタバレになるから詳しくは書けないので、この記事は読んでてさっぱりわからないことだろう。

「ラッシュライフ」にちなんだ曲がないかなあと探してみたら、まさにそのままの曲が出てきた。クラムボン「Lush Life!」。たまたま見つけたにしてはいい曲だった。この小説で出てくるのはジャズの同名の曲だが。

今日は9時起床。8時台起床は続かなかった。無念。

昨日の夜から伊坂幸太郎「ラッシュライフ」を読み始めた。場面が次々と変わってたくさん登場人物が出てくる。う、これはまたあとになって誰が誰かわからなくなるパターンか?文庫本の裏表紙に書いてある紹介文を読むと「並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来」と書いている。ひえ~ついていけるかなあ、と思ったのでついに登場人物一覧を作ってしまった。45ページまでに11人が出てきた。読み進めるたびにエピソードや人物間の関係を追記していく。これが奏功してとても読みやすくなった。こんなことをしないと読み進められないとは情けないことこの上ないが。喋るカカシと会った人がまた出てきたよ。

15時半くらいまでずっと読書をして、その後は歯医者に通院。前回削ったところに銀を詰めた。これで治療はおしまいだと思っていたのに、歯茎が荒れていて歯石もまたつき始めていると言われ、2週間後にまた歯石除去で行かないといけなくなった。また次は半年後かと思っていたが、よく考えたら2本の歯の治療前、前回歯石除去をしたのが11月の初めなので3ヶ月近く経っていたのだった。ああお金がかかるよう。

妻に頼まれて買って帰った極細ポッキーの裏に「2本分増量中」と書いてあった。バレンタイン企画だろうか。極細ポッキー2本。もうすこし増量してくれたらいいのに。「いつもより2本分ながく話しませんか?」てあっという間だと思う。

ポッキー2本増量

今日は歯医者に行ったのでGReeeeN「キセキ」。「シセキ」ではない。今でも歯医者と兼業してるのだろうか。

今日は8時半起床。8時台に起きるのは久しぶりだ。目覚めもいい。これが続くといいのだが、いつも続かない。

「死神の精度」読了。とてもおもしろかった。この人は死ぬと読者はわかっているのに、希望を持って生きる登場人物がかわいそうで切なくなる。ストーリー自体もおもしろいのだが、日本語を中途半端にしか知らない主人公の死神と人間の会話が噛み合わなくて愉快だった。比喩的な表現がわからずにそのまま解釈してしまって変なことになるのだ。最終話で最初の話で出てきた登場人物のその後が明かされる。この作家、こういうの好きだなあ。

今日はみなとみらいホールでオルガン1ドルコンサート。去年の11月にTwitterで偶然見つけた企画で、100円または1ドルでパイプオルガンの演奏を聴けるというコンサートである。定期的にやっているらしく、前回とても良かったのでまた聴きに行った。

10時45分に家を出ててくてく歩く。着いたら11時25分、開場時間の5分前だった。既に長蛇の列で、行列がホールの入り口からはみ出して「最後尾」と書かれた看板を持っている何者かがいたのでそこに並ぶ。開場して列が進み、受付で100円玉を箱に入れて先に進む。一瞬100円玉がなかったらどうしよう、と思ったがSuicaも使えるようだった。さすが大きなホールは違う。前回は出だしが遅れて3階席になったが、今回は1階席の後ろのほう、2階席のひさしの下にならない位置に座った。2階くらいが一番いいのかなあ。

パイプオルガン

本日の曲目
L.マルシャン:オルガン作品集第1巻より「プラン・ジュ」「ティエルス・アンタイユ」「ディアローグ」
J.S.バッハ:コラール前奏曲「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV662
J.S.バッハ:オルガン協奏曲 イ短調 BWV593
L.ヴィエルヌ:24の自由な形式の作品Op.31より第13曲「レジェンド」
Ch-M.ヴィドール:オルガン交響曲第5番より「トッカータ」

バッハ以外聞いたことがない作曲家である。演奏はとても良かった。バッハはまあ「バッハだなあ」という曲でどこを切り取ってもバッハなのだが、他の作曲家の曲は個性があってよかった。ヴィエルヌの曲はなんとなく三善晃ぽくもあり、大学生の時に歌った合唱曲「地球へのバラード」の「夕暮れ」を思い出した。

最後の曲はもの凄い迫力で圧倒された。パイプオルガンはやはり迫力がある。アコースティックな楽器では一番迫力があり、そして一番大きな楽器ではないか。ホール全体が楽器となって空気をふるわせる。今日も来て良かった。何かが浄化されたような気分だ。次は2月にあるらしいのでまた聴きに行こう。終わって時計を見たら50分も経っててびっくりした。あっという間に時間が過ぎていたのだ。

コンサートのあとは昼食を済ませ、そのまま歩いて図書館へ行った。途中の桜木町駅の前で何か配っていたのでちょっと見てみたら、三浦の大根を手渡された。

大根

なんと、大根をまるごと1本配っていたのだ。街頭ではいろんな物を配っていたりするが、大根ははじめてだ。神奈川県の農産物のアピールらしい。何か怪しい薬でも注入されているのではないだろうな。この大根は今晩のおかずになった。身がしまっていい大根だった。葉っぱも美味しくいただきました。

図書館へ行き、借りた本を返して新たにまた4冊を借りてきた。

本2冊

本2冊

またもや伊坂幸太郎「チルドレン」「ラッシュライフ」。それから清水義範「ターゲット」、筒井康隆「陰悩録」。伊坂幸太郎にはまってしまっている。筒井康隆の本は「リビドー短編集」と副題がついているので、まあそういう話だろう。そういう話が好きなのである。

ランドマークプラザの入り口に機関車トーマスとプラレールがあった。なんだろう。子どもの頃は毎日のようにプラレールで遊んでいたなあ。懐かしい。

トーマス機関車

プラレール

妻がお年玉年賀はがきの当選はがきを替えてきた。招き猫の切手。妻は招き猫が好きなので喜んでいる。何年か前に高校時代の友達と平泉に旅行に行った時には招き猫のお土産を3つも買って帰った覚えがある。

お年玉切手

何か浄化された気がするので今日の動画はTK from 凛として時雨「katharsis」。最近変わった名前のアーティストが多いな。