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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今日も鬱だった。夕方まで寝ていた。

次の診察は来週だったが、それまで待ってられないので病院に電話し、今日の最後の時間帯に予約を入れてもらい、夕方に通院。「日内変動」といって、一日のなかでも鬱は午前中に調子が悪く、昼から夕方につれて回復していく、という特徴がある。夕方になると割と普通に動けるのだ。

そして診察の結果、薬が増えた。と言っても朝と夕方にトリプタノール25mgが1錠ずつ。

「即効性があるわけじゃないんだけどね」

と主治医は言う。それはわかっている。抗鬱剤は効果が出るのに1〜2週間はかかるのだ。まあ、気休めである。即効性があるというと、最近話題になっているリタリンになってしまう。それは最後の手段と思っていたが、うつ病には処方されなくなってしまったので、それももう無理な話だ。

自分では、薬でなんとかなるものではなく、バイオリズムというか、体のモードが切り替わるまでの我慢だと思っている。

でも、今日は締め日だったからタイムシートにサインをもらって派遣会社にFAXしなければならなかった。1日遅れまでならOKなので、明日は少しでも会社に顔を出したい。そうでないと、ややこしいことになる。

これ以上「難あり」と派遣会社に思われるのをおそれて、欠勤するときには担当営業に連絡をしないといけないのに、それをしていなかった。しかし、タイムシートの締め日を2日以上過ぎると、直接自分の所属する支店にFAXをしないといけなくなる。そこで欠勤のことがばれてしまう。

現場のチームリーダーはうつ病に理解がある。なんとか派遣会社には知られずにやり過ごしたい。いつかはばれるかもしれないが、それまでに何とか今の職場と太いパイプを作っておきたい。

どこまでやり過ごせるだろうか。今はとにかく、バランスを取りながらなんとか回復を待ちたい。


コメント

  • さいとうゆたか 2007年10月31日 22:38

    派遣会社は、現場からクレイムが来なければ
    自分たちからとりたてて問題にはしないと思いますよ。
    それに肝心なのは行った回数ではなくて、
    行ったときの振る舞いですから。
    今は出来ないことがあっても、
    時間があれば着実にこなしてってくれると思われれば
    良いのではないでしょうか?
    それに、現場に引き継いでほしいと思っている人も
    いるようですし、週に1日でも来てほしいと
    思われるようになれるといいですよね。
    スキルがどうしようもない、と思われている訳では
    なさそうですし、調子の悪い人はメンタルな病気の
    人でなくてもいるわけですし、
    どーどーとせよ、とは言いませんが、
    派遣の会社にも連絡をその都度遅延無く出したほうが
    長い目で見ると良いと思いますよ。
    休む理由は別に腹痛でもいいじゃありませんか?:)
    ばれるとかそういう話ではなくて、
    最初からいっさい言わないと決めたのですから
    言わなくて良いのではないでしょうか?
    別に、詐欺とか偽証罪とか罪にとらわれないでしょう ^_^;
    夕方少し復活するなら、どうしても必要なら
    明日ちらと顔をだすのは良いのかもしれないですね。
    P.S.
    昨日はコメント入れておいて正解だったな、と思いました。
    行ける時には、しっかりかるく、で行きましょう:)

  • はまー 2007年11月2日 06:48

    ゆたかさん、色々お気づかいありがとうございます。
    何とか復活しましたが、現場の人達は温かいので、
    割と安心して休める環境ではあります。それに
    甘えさせてもらおうと思っています。
    派遣のことは、鬱の時にはどんどんマイナス思考に陥って
    しまうので、ああこれがばれたらまずい〜と思って
    いましたが、そうですね、こんなことはこれからも
    あるだろうし、「体調がよくない」というレベルの
    ことは最低でも話しておいた方がよいですね。
    いつもアドバイスありがとうございます。

  • よねきょん 2007年11月3日 02:19

    心配してましたが、復活できてよかったですね。
    天災は忘れた頃にやってくるってよく思います。昨日までうまくいってたのに、とか。
    でも、またパッと状況が切り替わって本当に良かった。
    私自身はそういう劇的な変化を感じた経験はないのですが。
    幸い理解のある職場で休みも割りと柔軟なようにお見受けしますので、言葉は良くないけどうまく使ってぼちぼちいけるといいですね。
    さいとうゆたかさん 
    突然ですが、はじめまして。
    はまーさんの学生時代の友人です。
    さいとうさんの書いていらっしゃったことは私にも非常に参考になりました。ありがとうございます。
    実はわたしも10年位前から同じ病気にかかり、入院や休職はしなかったものの現在も投薬を続けています。
    その間に結婚し、その後昨年転職しました。
    今の仕事は望んで就いた仕事ですが、自分にはハードルが高くおもえることもしばしばで今も大ピンチでそのせいか急に調子が悪くなってしまいました。それでも休めないし何とかやらないといけないのですけど、とても悲観的でもう無理っておもってしまうのです(将来的に一人立ちしないといけないことも含めて)。
    以前に忙しくて調子を崩したときはカミングアウトしようかと思いましたが、思いとどまりました。
    ほんとの病気のことを言うより体調を理由にするとか、何よりも仕事の進行状況、現状等をなるべく早めにこまめに報告したほうがいいですよね。
    なかなか難しいですが、なんとか立て直すべく切り替えていきたいものです。
    長々とすみませんでした。

  • はまー 2007年11月3日 22:13

    > でも、またパッと状況が切り替わって本当に良かった。
    > 私自身はそういう劇的な変化を感じた経験はないのですが。
    それは、私がいわゆる「うつ病」ではなく、「躁鬱病」(正式には「双極性障害」)だからだと思います。
    うつ病なら徐々に回復していったり悪くなったりするものだと思うのですが、躁鬱は人によってサイクルは違いますが、一晩とか瞬時に自分のモードが切り替わったりします。
    入院していたときは、そのサイクルがものすごく速い人がいて、ものすごくハイテンションだったのが、いきなりぐったりして動けなくなったり、そしてその少し後にまた飛び跳ねていたり。「躁鬱混乱状態」という病名をつけられてました。まあ、そういう極端な人も世の中にはいます。
    それほど極端ではないけど、私も切り替わるときはだいたい一晩寝たら鬱だったとか、躁だったとか、そんなことが多いです。もう、メンタルだとかそういうことでなくて、完全に脳の病気なんだけどね。
    思えば彦根城の石垣を登っていたとき、あれは躁状態だったんだろうなあ。(よねきょん覚えている?)あの日はずっとテンションが高く、次の日はものすごい落ち込んで、みんなに迷惑をかけてしまいました。あれが初めてのはっきりとした「躁鬱体験」だったかもしれません。
    昔話でした。(書いてても懐かしい)

  • さいとうゆたか 2007年11月4日 00:10

    よねきょんさん
    初めまして
    参考になることがなにかあったなら良かったです。
    年齢と共に、病気を持っていない人の方がめずらしいくらい
    どこか調子がわるかったりするものです。
    休む理由は問題では無いですよ。病名を言う必要は
    まったくないと思います。
    ウィルス性感冒症と言わなくても、
    おなかの調子が悪いのです、と言って休む人はいるでしょう?
    熱が無ければ休めない訳では無いですから:)
    休むときに、そうしないと調子を取り戻せないのなら
    積極的に自主的に身体を休ませないといけないですし、
    それをしないと、逆に自分をコントロールできないという点で
    かえって悪くみられる可能性だってあります。
    正直に言ってほしいのは病名ではなく
    調子が悪い、ということなので、
    普通の上長なら、無理するな、休みなさい、と言える筈です。
    スキルについてですが、
    メンバーのスキルアップを考えるのも上長の仕事です。
    自分だけで悩んでいずに、積極的に上長と相談したほうが
    良いと思います。
    業務ですから、そんなとてつもない絶対出来ないような
    内容であったりしたら、それは与える上長がおかしいのです。
    どうやったら出来るか、上長を巻き込むことが重要です。
    無論、それが当然という態度は良くないですけれども。
    > ほんとの病気のことを言うより体調を理由にするとか、
    > 何よりも仕事の進行状況、現状等をなるべく早めにこまめに報告したほうがいいですよね。
    まったくその通りだと思います。
    良くない情報でも、出来るだけ早めに出されたほうが
    結局のところ上長としても助かると思います。
    着実にスキルアップしていって、
    職場に欠かせない人に近付いていってください:)
    じ、自分もがんばらねば ^_^;;;;;;

  • よねきょん 2007年11月4日 21:58

    彦根城、もちろん覚えています。でも、あのときは学生時代って結構なんでもありっていうか誰しも無茶苦茶することも多い(もっとすごい人もいっぱいいたやん?!)ので皆そんなこともあるかなーって感じに捉えていたんじゃないかな(そういう知識もたぶん誰ももってなかったとおもうし)。
    私も全然思いもよらなかったし、何より全然力になることができませんでした。昔のことを蒸し返すつもりはありませんが、当時のことは色々なことを含め、ある意味今もとても申し訳なくおもいます。ごめんなさいね。
    今、はまーさんがよき伴侶に恵まれて幸せな家庭をもっていることが(私にとっても)本当に嬉しいことです(そして、こういう場でまた話ができるということも含めてね)。
    わたしも今自分は「躁」状態なんじゃないかなとおもうことはあります。何もかもがうまくいってるように思えて精力的になってしまう時期があります。そういう意味では自分も躁鬱傾向があるのかも(遺伝的にもそうらしい。気質はある程度遺伝するという立場にたてば、ですけど)
    さいとうゆたかさま
    お返事ありがとうございます。
    さいとうさんは、IT関係のお仕事をされているのでしょうか?(私はPCがフリーズするともうっなんでっ!!ってなるような人間なのでお二人の会話は当然ちんぷんかんぷんです)
    >スキルアップについて
    現在の仕事はいわゆる士業(資格業)で、試験後もうじき1年、今まさに実務経験を積んでスキルアップするべき時(もうすぐ修習や試験もあり)なのです。が、実際は日々の仕事と少々の家の用事で手一杯でまったく勉強できてなくて、こんなことじゃだめなんですけど、しんどいことはついつい後回しに…していた結果、定期的にツケがまわってきてあたふたを繰り返すという状態です(あかんやろーと思いつつ)。
    組織は会社ですが実質的には個人事務所で、人員的にも正社員は自分ひとりプラスアルバイトなので穴はあけられないんです。現場調査があるので夏は身体的にも厳しく健康管理も仕事のうちです。
    上司(=社長)には仕事面では基本から厳しく、かなり細かく指導してもらっていますし、人間的にもいい方で信頼し尊敬しているので、失望されたくないとおもってしまうんですよね(悪く思われたくない願望がきっと強いのだとおもいます)。
    今抱えている案件はいずれも今まで経験もないし難しい案件だけど、将来的にはこれくらい同時にできないとやっていけないよ、といわれて闘志が湧くどころか一気に不安で不安でたまらないモードに突入してしまいました。
    >良くない情報でも、出来るだけ早めに出されたほうが
    結局のところ上長としても助かると思います。
    おっしゃるとおりです。そのことは前にも指摘されました。
    「悪い情報ほど隠さず早めに」といいますものね。
    またもや長々と書いてしまいました。お許しを。
    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  • びー 2007年11月4日 23:29

    彦根城、みんなで行きましたね。
    みんなそれぞれ無茶をしてましたね、懐かしいです。
    むしろ私の方こそ冗談半分に「ペース配分が・・・」とか
    言ってみたり、そのほかにもいろいろ
    今も大変申し訳なく思っております。
    この場を借りてごめんなさいと言わせてくださいm(_ _)m
    はまーさんの日記を読ませていただくようになって、
    うつ状態の苦しさももちろんですが、
    調子がよいときでも気が抜けないということが
    少し分かったような気がします。
    (もちろん体験した人にしかわからない苦しみなのでしょうが・・・)
    何もできず申し訳なく、
    ただ少しでも生きづらさが軽くなるよう祈るばかりです・・・

  • はまー 2007年11月5日 20:11

    えっと、2人とも何を謝っているのかわからない(こともない)けど、私は2人に感謝してますよ。
    学生時代は楽しかったです。いい思い出もいっぱい。よねきょんやびーちゃんがいてくれたおかげです。懐かしいな〜。
    ああ、あの頃に戻りたい。年齢も、頭の回転速度も、体力も、体重も…

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