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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2003年6月27日

昨日は20時半頃に眠気がきたのでそのまま寝た。21時には寝ただろう。眠剤の効果が早く現れだすのは自分にとっていい兆候だ。前の入院のときもそうだった。しかしやはり0時に目が覚める。もう一度寝ようとするが10分で目が覚め、追加眠剤をもらって飲む。そしてまた寝るが、今度は2時50分に目が覚める。微妙な時間だ。追加眠剤をもらえるのは3時までなので、もらうとしたらすぐに看護師室に行かなければならない。が、もう一度寝ることに挑戦した。そうすると3時過ぎに目が覚めた。やっぱだめだったか。そう思って、でもホールに出てきてから一服し、もう一度病室へ戻る。こうなったらもう寝ようなんて思わずに静かに音楽を聴いていよう。そう思ってCDをかけて横になる。すると4時過ぎまで眠れた。これだけ寝れば十分だろう。ホールへ出てきて日記を書いている。朝一の体重を量ってみる。毎朝できるだけ同じ条件で体重を量っているが、長い目で見れば少しずつ減ってはいる。しかし今日は昨日と同じ。あんなに運動したのに。でもまあ便秘4日目ということを考えれば、昨日と同じというのはそれはそれでいいのかもしれない。

あくびが出たのでまだ眠気が残ってるかと思い、もう一度病室に戻って音楽をかけながら寝ようとするが、結局眠れず、起きて本を読み出した。この間買った「新うつ病はかならずよくなる」という本だ。うつ病について書かれた本としては、今まで読んだ本の中で、一番実践的で、自分の中で納得が行く記述も多い。まだ全部読んでないが、今後の参考になるかもしれない。

いつもの通り食後は散歩し、そして9時20分ころから作業棟に行く。体力テストの結果はいつもどおりの4。一般トレーニングの消費カロリーは今までの最高値を記録した。徐々に体力もあがってきているようだ。体重は若干減った。また3日便秘が続いていたのが今朝解消されたので、そのおかげもあるかもしれない。

作業棟の前の広場でデイケアの連中がバーベキューの準備をしている。今日は先日のバレーボール大会の打ち上げで、パスタとバーベキューを作ってみんなで食べて、試合のビデオを見る、という予定だ。私は病棟の昼食もあるしダイエット中なので、作るだけで食べないのはつまらないだろうから参加しないつもりだったが、火起こしをやってるのを見るとおもしろそうなので、とりあえず見てるだけでもいいから参加することにした。しばらくして作業棟のの調理室に行くとパスタの下ごしらえをしている。「何かやることありませんか〜?」と声をかけ、ジャガイモの皮むきを手伝う。パスタは麺から手打ちで作るらしい。なかなか本格的だ。

12時前になったので病棟に戻る。あくまでも私は入院患者。病棟のご飯をいただく。ここの病院の食事は、「病院にしては」まあ普通かなあ。不満を持っている人は多いが、私は別にグルメでもないので特に不満はない。

昼食後、一服してからまた作業棟の前へ。バーベキューはまだ始まってない。パスタの準備に時間がかかっているのだ。やがてトマトソースの手作りパスタが運ばれてきてみんなで食べ、バーベキューをやる。さらに和風パスタも出てきて最後に杏仁豆腐でしめ。しかし私は何も食べていない。みんなに混じって会話を楽しんでいたり片付けを手伝ったりしていた。これだけ食べて一人350円。いっぺんにたくさん作れば安いものだ。私は食べてないので払っていない。

15時半頃から暇なので音楽を聴きながら横になり、考えごとをする。今の自分の課題となっている「入院しているときと家にいるときでは自分は何がどう違うのか」ということを自分なりに探ろうとした。朝起きたとき、朝食を食べるとき、時系列にしたがって病院にいるときはこんな気分でこんな行動をして、家にいるときはこうで、そういうことをぼんやりと考えていた。

放送で目が覚めた。「17時半になりました。夜のお薬を飲みに来てください」え?17時半?夕食が17時からなのに、いつの間にそんなに時間がたったのだ?ホールへ出ていくとみんな薬を飲むために行列している。夕食のときに私が来なかったど看護婦はデイケアから帰ってきてないと思い込んでいていたそうだ。一人で冷えた夕食を食べた。ひとりぼっちは寂しい。動物占いで「こじか」というのは当たっているかもしれない。

夜、彼女から病棟へ電話がかかってきてしばらく話す。バーベキューに参加して自分だけ食べなかった話をすると「よくそんなことできるね」と言われた。自分の欲求を抑えることに慣れてしまっている自分にとっては、みんながうまそうに食べているのを見てもほしいとも思わないが、本当はほしいのかもしれない。「感情鈍磨」という言葉が朝に病棟の人と話していて出てきたのを思い出した。ロボットのように作られた自分。自分の本当の感情が自分ではわからない。

それにしても夜も眠い。夕方寝てしまったのにまだ眠い。今週から水、木もエアロバイクを漕ぎだしたから疲れがたまっていたのだろうか。まだ20時10分過ぎだが、眠剤も飲んだしもう寝てしまおう。明日から外泊だ。1週間ぶりにしゃばに出られるのは楽しみだ。