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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2003年6月23日

いかん、睡眠障害はひどくなっていっている。いつもどおり21時に寝て、最初に目が覚めたのが23時。いつもは0時くらいなのに、2時間しかあの量の眠剤がもたないのか。追加眠剤をもらって飲む。そして次に目が覚めたのが1時。また2時間しか寝ていない。今度はもう一度寝ようとするが、数十分おきに目が覚めて、3時過ぎにホールへ出てきて一服。追加眠剤は3時までと決まっている。2回目をもらいそこねた。タバコを一本吸ったら病室に戻り、どうせ眠れないだろうからと音楽をかけて横になる。そしたらけっこう眠れて、4時半に目が覚めた。そこでもう一度ホールに出てきてこれを書いている。

朝食のメニューはご飯に味噌汁、そして納豆と牛乳。他の人にはさらに副菜がついてるが、私はダイエットメニューなのでこれでおわり。納豆をご飯にかけて食べ、味噌汁を飲んで牛乳を飲む。朝は毎日味噌汁と牛乳が出るのだが、この取り合わせもなんだかな〜という感じである。

朝食後は日課となりつつある散歩。猫と遊んでオカリナを吹く。警戒心の強い猫が多いが、えさをやって手なづけている人もいる。私もえさを買ってきてあげてみようかな。ちゃんと去勢手術をした猫もいて、病院内の野良猫というより、みんなで飼っている、という感じだ。

8時40分ころからストレッチを開始し、作業棟に行く準備をする。9時になったので作業棟に行ったら、鍵がかかっていて入れない。中から作業療法士が出てきて「早い、9時半から」と言われた。いつも9時過ぎには開いていて、エアロバイクも勝手に使っていいようになっているのに。午前中は作業療法とデイケアのダブルヘッダーなので、早く始めたかったのだがしかたがない。「10分前には開けますから」作業療法士のその言葉を聞いてから、作業棟の裏手へまわり、これを書きながら時間をつぶすことにする。ちょうどベンチがあって灰皿もある。しばらく一服してゆっくりしよう。

作業棟が開いたのでいつもの通り体力テストから始める。やはり「6段階中の4。優れている」と出た。確かに持久力という面ではあまり衰えてないようだ。その後もいつもの通り30分の一般トレーニング。やるたびに消費カロリーがあがっていく。今日も最高値が出た。体力も少しずつあがっていっているようだが、私の今の目標は体力をあげることでなくてやせることなのだ。体脂肪を減らすのだ。それは目に見えた数値でなかなか出てこない。

エアロバイクを漕いだ後は体育館へ行ってデイケアに合流。なかなか忙しい。今日は前半が卓球とバドミントン、後半がバレーボールだった。私は元卓球部なのだが、他にも卓球経験者がいて、久々にレベルの高い卓球ができた。

昼食後、13時前までは横になって音楽を聴き、体と神経を休める。その後デイケアに出る。デイケアは今日はしばらくは団欒タイムが続いた後、ミーティング。今後の予定である海水浴やキャンプのこと、それから先日のバレーボール大会の打ち上げのことなどを話し合った。

デイケアの後はカウンセリング。最初に自分がハイテンション気味らしいことを話す。そして、自分が最近思っている、「あれだけ長い間調子が悪かったのに、入院したら1週間で調子がよくなったのはなぜだろう。自宅と病院で何が違うのだろうか。違うところはいっぱいあるが、どの違いが自分の調子を左右する要因となっているのだろうか。その要因を特定して、退院してからまたぶり返さないために、自宅に戻ってから入院時と同じような環境を作れないだろうか。要するにその要因を自分の住環境の中に盛り込めないだろうか」そういうことを話した。

カウンセラーの意見は「病院はあくまで病院で、それを自宅で再現するというのは少し違うんではないですか」ということだった。そういえば一番最初に言われたことでもあるが、「自分以外のものを変えようとしてもだめ。変わるのはあくまでも自分」ということを思い出した。それでは入院しているときの自分はどういう心の動きをしているのか。そこを見出していくことが必要だろう。

5日間便秘が続いていたので病棟に戻ったら看護婦に浣腸された。すると血便が出た。看護婦さんにお尻の穴をまじまじと見られて「痔ではないわね」と言われた。とりあえず様子見ということで、また血便が出たら検査するそうだ。やだなあ。そういやドラッグストアでバイトしている彼女から聞いた話だが、痔の薬を買っていくのはおばさんと、そして若いきれいな女性が多いという。