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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今日は着替えることができた。

と書いても、何のことやら。とりあえず経緯を書こう。

先々週の土曜日、心理ワークショップに参加したときのこと。セラピストの先生から、

「今一番困っていることはなんですか」

と聞かれた。今の私が困っていることは、

「なぜか外に出られない」

ということなので、そう答えた。

暑いとか寒いとかいうわけでもなく、行きたくないところに嫌々行くのでもなく、とにかく外に出ることができない。最近は、けっして調子がいいわけではないが、ものすごく調子が悪いというほどでもない。

それなのに、外に出る気力がない。外に行く用事があれば、なんとかがんばって出られる日もあるが、出られない日もある。家の中では普通に過ごしているのに、外に出ようか、と思った瞬間、急に憂鬱になったり気が重くなったりして、体調が悪くなる。そのまましんどくて寝てしまうことすらある。

時には用事がなくとも、少しは外に出なければ、と思って、なんとか頑張って着替えて外に出てみることもある。少し歩いてみれば、気分が上がってくることもあるが、よけいしんどくなって、家に引き返すことも多々ある。これは出てみないとわからない。しかし、やはりそれ以前に「外に出る」までのハードルが高い。

そうなると、なんというかもう「着替えることすら面倒」になるのだ。普段は家の中ではスウェットなどのルームウェアを着ているが、

「外に出る?じゃあ着替えないといけない。着替える?いやいやいや無理無理無理」

我ながら書いていてアホらしい。しかし、これが現状なのだ。ただ着替えること、それだけのことが高いハードルになってしまっている。気が重たくて着替えることすらできない。「着替えるのがめんどくさいから外に出たくない」ではない。その先にある「外に出る」ことに対する拒否反応がいち早く出ているのだと思う。

「着替えられれば外に出られのですか?」

と先生に聞かれたので、出られるかもしれないし、出られないかもしれない、と答えた(と思う)。さらに、その週は割と調子がよく、3回着替えて外に出ることができた、と話した。

「じゃあ、とりあえずの目標を『着替える』ということにしよう。1週間のうち、何回着替えられたらいいと思う?」

「着替えるだけなら、できるだけ毎日できればいいと思うのですが」

「最初からそんなに高い目標を掲げてはいかん。とりあえず、週3回着替えられたらいいことにしよう」

ふむ、そうなのか。

目標が高すぎると、却って早く挫折する、というのはわかっているつもりだ。だから今では、「とりあえずこれくらいできれば」という、自分としては「高くない」目標を設定しているつもりなのだが、それが今の自分にとっては既に高すぎる、ということを自覚していないようだ。そこのズレが、悪循環を生み出している要因の一つかもしれない。

だから自分は言われた通り、とりあえず「週3回は着替える」ということを目標にした。

先週は、1日は妻と一緒にスーパーに行った。もう1日は電子レンジを買いにヨドバシに行った。そして土曜日。

「今週はまだ2回しか着替えてない」

ということに気がついて、外に出るつもりもないが、とりあえず着替えるだけ着替えてみた。外に出るのではなくて、ただ着替えるだけ、と思ったら、気が重くなることも何もなく、普通に着替えられた。そのまま部屋で過ごした。

最初はこれでいいのかもしれない。

今週は今日はじめて着替えた。妻が皮膚科に行くというので、まだ薬はあるが、自分もついて行って診察してもらった。ちょっとしんどかったが、着替えられた。よし、これで今週はあと2回。最悪の場合「着替えるだけでいいんだ」と思えば、ずいぶん気が楽である。どうせだから3日分まとめて着替えてしまえ。あ、いやいや、それは違う。

ついでだから、皮膚科に行った話。

最近背中に白いボツボツができている。自分では見えないので、妻にiPadで自分の背中を撮ってもらい、それを見てみると「なんじゃこりゃ?」という、本当に白いボツボツが点々とある。しかもけっこう大きい。妻が「ここは何の薬を塗っていいかわからない」と言うので、今日も一緒に診察室に入り、診てもらった。すると、

「老廃物が溜まったものです。周りと同じように軟膏を塗ってかまいません」

とのこと。おそるおそる、なぜこんなものができるのか聞いてみたら、またしても、

「老化です」
「老化です」
「老化です」
「老化です」
「老化です」

もう老化は飽きたからやめてほしい。と誰に文句を言ってもしかたがない。

以前所属していた山岳会の仲間であるNさんが、関東を離れるということで、送別会に来ないか、というお誘いが先日きた。とても行きたかったが、17時から錦糸町で、ということで、まずそこで躊躇した。

横浜から錦糸町なんて、以前はそんなに遠くは感じなかったが、今では電車でずっと立っていくのはしんどい。(座れれば別だが)
それくらい自分は弱ってしまっている。

それに、今では経済的に切り詰めているところ。飲み会に行くとなると、数千円。以前はそんなに高くは感じなかったが、今ではそれだけのお札が出て行くのはしんどい。(稼げれば別だが)
それくらい自分は困窮してしまっている。

とても行きたかったが、そこはぐっと我慢、と思って、泣く泣く以下の返事を返した。


お誘いありがとうございます。

Nさんとも久しく会ってないので、ぜひ行きたいところですが、ちょっと無理そうです。いろいろと理由はあるのですが、

・17時から錦糸町となると、行くのはいいけど、途中でしんどくなっても帰ってくるのが大変。

・夜遅くに帰ってくると、次の日の体調に影響が出る可能性がある。

・経済的に切り詰めているので、飲み会への出席は困難

な状況です。

特に経済的なことに関しては、区役所の生活保護担当の方から、
「今のうちからできるだけ生活を切り詰めてください」
と言われており、生活保護になった場合を想定した生活をしているので、今後飲み会などはご遠慮させていただこうと思っています。

経済的にはまだ若干の余裕があるのですが、このままだともう時間の問題です。家計簿とにらめっこしていると、今の生活では生活保護になったときに赤字になってしまう月が多いので、妻と相談して、「お金があるうちに・・・」と言うのは極力やめて、本当に何か必要になったときの臨時出費だけにすることにしたのです。

一昨日は電子レンジが壊れて、痛い出費があったところ(T_T)

今後もいろいろ不義理をすることがあると思いますが、どうかご容赦ください。

それでは、皆さまによろしくお伝え下さい。


その送別会が昨日だったのだが、そのときの写真をNさんがfacebookに10枚もアップしていた。

それを見て、とても後悔した。

とても懐かしい仲間がそこにたくさんいた。
10年以上会ってない顔がそこで笑っていた。
自分もその輪の中にいたかった。

無理は禁物、と思ってはいるのだが、「ここぞ」というときには、多少の無理は覚悟したり、出し惜しみをするべきではないのだろうか。思い出はなにものにも代えがたい。万難を排して、いや万難があろうと行くべきだったのか、それとも行きたいのを我慢して正解だったのか。

そもそも正解などない。そんなことはわかっている。自分が最善と思ったとおりに行動する。常にバランスを考えて行動する。それらを見極める感覚を身につける。

「山は逃げない」と山屋の間ではよく言われる。仲間にも、生きていればまたいつか会えるだろう。だから、次に会えるその日まで、なんとしてでも生き延びるのだ。たとえ這いつくばってでも。

先日、電子レンジを買った帰りにカラオケ店の前を通った時、チャットモンチーの「バスロマンス」が流れていた。PVが流れていたので、思わず立ち止まって見てしまった。別にチャットモンチーのファンというわけではないが、バスロマンスは自分の好きな曲で、聞くたびになぜかせつない気分になる。

この曲をはじめて聞いたのは、テレビ番組「僕らの音楽」でチャットモンチーと蒼井優がコラボしたときだ。放送を見てすごく気に入って、CDを借りてきた覚えがある。3年間の遠距離恋愛の末、彼氏と無事結ばれるという女の子の目線で書かれた曲である。およそ自分には似つかわしくない。

なぜこの曲でせつない気分になるのかわからない。単に好みとかそういうのではないと思う。自分の潜在意識のどこかで、何かが共感しているのかもしれない。

自分の潜在意識が何を考えているか、直接聞いてみたい。

新しい電子レンジがうちにやってきた。
久しぶりに家電製品を買い替えると、いつもその進歩に驚く。

今まで使ってきた電子レンジを床に下ろすとき、めちゃめちゃ重たかった。しかし、新しいやつは、同じくらいの大きさで、ずっと軽くなっていた。それでいて機能はずっと豊富だ。この際だから、スチーム機能がついている機種を買ったのだ。妻は取説についているレシピ集を見てわくわくしている。

お値段は2万円ちょい。10年前に買った電子レンジの約半分のお値段。自分はこの10年で全く進歩していないのに、重量だけは増している。電子レンジの中に入って3分ほど加熱して欲しいところだ。(意味不明)

昨日の日記で電子レンジがぶっ壊れた、と書いたその後の話。

うちは冷凍食品に頼りまくっているので、電子レンジがないと非常に困る。早く新しいものをゲットしなければ。とりあえず昨日の夜のうちに、ネットで調べまくって機能を比較したり、売れ筋のランキングやら価格.comのクチコミやらを参考にして、買う機種を選定した。

幸い今日は朝8時台に起きることができたので、しんどいながらも9時過ぎに家を出て、ヨドバシへ直行。昨日の夜にネットで注文してもよかったのだが、ヨドバシはネットショッピングでは延長保証をつけられない。Amazonもまた同じである。

平日午前中の家電売場はがらがら。お目当ての商品はすぐに見つかったので、店員を呼んでこようと思ったら、向こうから来てくれた。これが休日なら店員をつかまえるのが大変なところである。どうやらこの商品はヨドバシも一押しの商品のようで。「迷ったらこれ」とまで書いてあった。

お会計をしたら、表示価格より900円安かった。店員も「あ、値段下がってますね」とのこと。POPの価格は昨日ネットで調べたのと同じだったのだが、お会計をしてみると値下げされていたのだ。ちょっとラッキーだった。

ネットと店舗で価格が違うことはときどきある。地デジ対応テレビを買った時もそうだった。あの時も同じように、ネットで機種選定し、延長保証がつけられないのでお店まで買いに行ったら値段が違っていた。

その時は、ネットの価格より店頭価格が高かったので、店員を呼んで「ネットの価格より高いんですけど」と話をすると、「ちょっとお待ちください」と確認しに行った。数分後戻ってきて「ネットのお値段でけっこうです」と言われた。調べずに行くと損するところだった。と言うか、とりあえず値切ってみればよかったのだろうか。

午前中に行ったのだが幸いして、当日配送が手配できた。今は電子レンジを待っている。早く来ないかな。

今月は今まで臨時出費がなかったので、せっかく予算内に収まりそうだったのに。(ボソッ)