TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

昨日はしんどかったが、今日はわりと元気だった。このままずるずると悪い状態が続くとやだなあ、と思っていたが、なんとか持ち直した。

今日はメンタルクリニックの通院日。リフレックスを1錠減らしても、夜もちゃんと眠れるし、少々疲れやすいが調子も概ね安定していることを話した。そして、セカンドオピニオンを受けたいので、紹介状を書いてもらった。これでM病院に電話して予約がとれる。

その後、ヨドバシでお買い物したりして道草を食って帰ってきたら、日本年金機構から夫婦2人へのお便り。12月から障害年金の支給額を減らします、との通達。2人あわせて1ヶ月あたり1,300円くらい減らされる。別にそのくらい、と思った人は豆腐の角にでも頭をぶつけていただきたい。今の自分たちにとってはかなり大きな金額だ。1,300円なんて、1日の食費に相当する。けっこう厳しい。

物価はこれからどんどん上がるのに、年金は減らされる。世知辛い世の中だ。

 

 

そのうちいつの間にかどんどん減らされて、理由を聞いても「特定秘密事項です」で済まされてしまうのだろうか。

今日は寒かった。
昨日まで活動的だったのに、今日はしんどかった。
しんどいけど、できるだけ横にならないようにと、録画しておいたドラマを観たり、PCに向かってなんだかんだやっていた。
しかし、15時頃だっただろうか、やっぱり辛くて布団に横になったら、2時間くらい寝てしまった。
起きたら、体が鉛のように重い。頭の中にもやがかかっている。
相変わらず気温の変化に体がついていけない。そんな感じだ。

最近、自分では調子が良いような気がする。外出するのも苦にならないし、次から次へとやりたいことが頭に浮かんで、時間はたっぷりあるのに、全然足りないような気がする。
PCの前に座って何かをやり出すと止まらない。まあ、元々何かに没頭しやすい性格なのだが。昨日は不正アクセスに罠をしかけて待っている間、自分が管理している別のページに、フリーサービスのAjaxを利用したボタンを追加したり、地味な改良だがこのブログの右下に「トップに戻る」ボタンをこっそりつけてみた。
しかし、疲れ易い。ふと気が緩むと、どっと疲れを感じる。いつの間にか長い時間、気を張り詰めているから反動が来るのだろうが、昔に比べると疲れ易い。病気のせいか、歳のせいか。
今、少し自分でもやばいと思っているのが、早起き。夜は0時くらいに寝ているのに、毎日5時台に目を覚ます。できるだけ横になっていなければ、と我慢しているのだが、今日は我慢できなくて5時半に起きて、なんだかんだやっている。
「早起きは三文の得」と言うが、早起きよりも「睡眠時間が短い」というのが問題。睡眠時間は精神疾患におけるバロメーター。典型的なうつ病の症状では、よく「不眠」というのが出てくるが、自分の場合、鬱のときは睡眠時間は長くなり、躁のときは短くなる。今日の睡眠時間5時間半というのは、ちょっとイエローカードである。
自覚はあまりないが、こうやって客観的に自分の状態を観察してみると、軽躁状態のように見える。ただ、衝動買いをしたり、非常識なことをやらかして人に迷惑をかける、ということはない。妻から見ても、躁には見えないらしい。明らかに躁状態のときは、顔つきが違うそうだ。そうなったらもうレッドカードである。
できるだけ意識してブレイクを入れ、休み休みやらなくては。

今日、昨日の日記に書いたM病院に電話して予約しようとした。

診察券の番号を言っただけで、去年ODで救急搬送された、ということがすぐに伝わる、というのは電子カルテのありがたいところだ。そこの経緯を説明する手間が省けた。

今の状況を話して、なかなか減薬してもらえないのでセカンドオピニオンをいただきたい、という話をしたら、紹介状が必要だという。転院するときは当然だが、セカンドオピニオンを受けるのにも、現在通院している病院からの紹介状が必要らしい。

それがわかっていたら、昨日否が応でも紹介状を書いてもらうところだったが、また再来週の通院まで待たなければならない。

まあ、焦らなくてもいいか。ただ、いつでも病院を移る用意はこちら側にある、というスタンスを見せておかなければ、また減薬をなおざりにされかねない。

関係ないが「なおざり」と「おざなり」と、いつも「どっちがどっちだっけ?」と忘れてしまう。日本語は難しい。

今日はメンタルクリニックの通院日。クスリ漬けで膠着状態になっている現状を脱したいと思っていたが、どうすればいいのかわからなかった。しかし、ひとつ思いついた。それは「灯台下暗し」であったが、そのヒントをくれたのは、1112日のブログにコメントしてくださった匿名の方。

薬が多いから減らしたいと思っている(ODで入院した病院でもそう言われた)ことを主治医にはっきり伝えるか、あるいは病院を変えてはいかがでしょうか。

これに対して自分は、転院するといっても、自宅から近いところでないと通えないし、どこが単剤処方の方針の病院なのかわからないので、今のところ転院するつもりはない、と返事を書いた。

 

しかし、そこに答えがあるではないか。私がODをして搬送された病院が。私のお薬手帳を見て「毎日がプチOD」と言ったM病院が。そこなら減薬を進めてくれるだろう。

しかしM病院は少し遠い。通院はバスを乗り継いで行けば交通費はかからないが、多分1時間以上かかるし、去年退院したときにタクシーで帰ったら、3千円くらいした記憶がある。元気なときはいいが、しんどいのに何十分もバスのつり革をつかんで通うのはつらい。

それに他の自治体でも同じだと思うが、横浜市は地域連携医療を進めている。クリニックで済む患者はできるだけクリニックへ行くのが原則で、紹介状なしでは総合病院では初診料が高くつく。まあ、それは最初だけだが、定期的に通院となると、やはり自宅から近くがいい。

 

そこで考えた。

初診料はしかたがないが、とりあえずM病院を受診して、セカンドオピニオンを得よう。 

去年に入院したので自分のカルテはあるはずだ。しかし、去年「毎日がプチOD」と言われたときのことは、自分はまだ朦朧としていてあまり覚えていない。ただ、5人くらいの先生がずらっと並んでいて、いろいろ聞かれたことに答えたというおぼろげな記憶しかないが、その中で唯一覚えている言葉なのだ。

改めてきちんとした形で精神科を受診し、そこでセカンドオピニオンを得て、今の主治医につきつけて、減薬してもらうようにお願いしてみよう。それでも埒が明かないようだったら、他の病院をM病院に紹介してもらう。どこの病院のどの医師があまり薬を出さないか、減薬に応じてくれるか、という情報をM病院が持っているかどうかわからないが、お願いしてみる価値はある。

 

ところで「セカンドオピニオン」て、こっそり他の病院へ行って「他所ではこんなこと言われました」と事後報告するのか、それとも先に「他の医師にも相談してセカンドオピニオンを聞いてきます」と宣言して行くのか、はて?どうすればよいのやら、と思ってネットで調べたら、最初にちゃんと言っておいたほうがよいとのこと。

 

とりあえず今日の診察では、少し話が長くなりますが、と前置きをして、以下のことを伝えた。

  • こんなにたくさんの薬を毎日飲むのはもううんざり
  • 抗鬱剤だけでも4種類飲んでいるし、先生もいっぱいいっぱいだと言っているが、それでずっと安定していないので、はっきり言って薬なんか効いてると思えない
  • 今まで、薬を追加してから、効き目がないと増量していく、というのを繰り返してきた。それでも効き目がないなら中止してくれたらいいのに、ずっとその薬が処方され続けている。リフレックスもサインバルタもジェイゾロフトもノリトレンも全部そう。
  • 調子が悪いと言っても、鬱そのものよりも、体がしんどいという身体的な症状がつらい。これはうつ病の陰性症状だと思っていたが、薬の副作用ではないのか
  • 今まで日本では多剤処方が当たり前だったが、うつ病学会も多剤投与を見直すガイドラインを出したり、今はそういう流れになっている
  • 去年も話したが、ODでM病院に搬送されたときに、「毎日がプチOD」と言われた

  • とりあえずM病院に行ってセカンドオピニオンをもらってくる

 

医師は苦い顔をしていた。「M病院では、多すぎる、とは言われるだろうね」と言っていた。わかりきったことである。多剤処方については、「単剤で効いたらそれでいいんだけど」と言われたが、多剤でも効いてないのだ。

 

今まで何回も減薬をお願いしてきたのに、この1年で、寝る前のデパスが抜けたのと、ノリトレンが若干減っただけで、ほとんど変わりない。どうものらりくらりとはぐらかされているような気がする。

10年近くここのクリニックに通っていて、よく患者の話を聞いてくれるいい先生だと思っていたが、結局は薬を大量に出す、という点では精神科医としてはいい先生とは言い難い。昔と違って、薬を大量に出した所で、病院はちっとも儲からない仕組みに変わっている。なんでこんなに薬を出すのか、なんでこんなに減らすのを渋るのだろうか。
(ひょっとしてMRからキックバックがあったりして)

 

とにかく、渋々に見えたが、少しずつ減薬していくことになった。今回はリフレックスが1錠減って1日2錠になった。

 

とりあえず、今日は減薬に応じてくれたので、しばらくは様子を見よう。しかし、それでよしとはしない。明日M病院に電話して予約をして、近いうちに受診して相談しよう。

 

「セカンドオピニオン」を持ちだされるのは、やはり医者にとっては気持ちのいいものではないかもしれないが、こっちだって必死である。最悪の場合、自分で勝手に減薬してやろうと思っている。ただ、少しずつ慎重に減らさないとリスクを伴う、ということはわかっているので、一気に抜くということはしない。「アシュトンマニュアル」という減薬のためのマニュアルもある。

 

まだまだ道のりは遠い。