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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:日々の出来事

昨日は、妻は家族と一緒に初詣。自分も毎年一緒に行っているのだが、昨日はちょっとしんどくて行けなかった。

夕方ころになると動けそうだったので、妻の実家に行き、ごちそうをいただいたり、義兄や姪と一緒になってトランプやら百人一首をする。高校時代に冬休みの宿題で「百人一首を覚えてくること」があったが、ひとつも覚えちゃいない。ごはんを食べて、トランプでさんざん遊んだ後だったので、実はけっこう疲れていた。複視の自分は、疲れると左目と右目の融像ができなくなり、ものが二重に見えるので、百人一首なんぞしててもわけがわからなくなる。

 

今日は朝から、相変わらず右胸の横っ面が痛い。以前帯状疱疹をやったときには、横から後ろにかけて痛くなってきたのだが、今回は前の方にも来ている。水疱が胸の辺りと、脇のちょっとした辺りに新たにできた。やっぱり二度目の帯状疱疹なのか。

痛みは少しずつ増してきているが、まだ我慢できる範囲。眠れなくなるほどになったら鎮痛剤を飲もう。日頃からたくさん薬を飲んでいるから、よけいな薬はできるだけ飲みたくない。

病院が開く6日まであと3日。明後日の5日には女子高生の姪からカラオケに誘われているが、かなり免疫が低下しているかもしれないので、自重しておいたほうがいいかな。

テレビでは紅白歌合戦が流れている。
自分はさきイカを食べながらそれを聞くともなしに聞いている。
我が家のいつもの年末の光景。
そろそろ蕎麦でも食うか。カップ麺だけど。

明日は妻の誕生日。うちは数年前から緊縮財政のため、お互いへの誕生日プレゼントは廃止している。だからしばらく何も贈ってない。

 

しかし、それもなんだかなあ、と最近思って、別に高価なものでなくていいから、何年かぶりにサプライズで贈ることにした。と言うか、妻があぶらとり紙を使っているのを見て、「それってどこで売ってるの?」と聞いた時に、あ、これなら安いし誕生日プレゼントにしよう、と思ったのだ。

超乾燥肌の自分にとって、あぶらとり紙は全く無縁のもの。妻はドラッグストアに売ってると言ったが、とりあえずネットで検索してみた。すると、なんか個性的な顔が出てきたぞ。

 

よーじや

 

「よーじや」という京都のお店らしい。オンライン販売のサイトを覗くと、ほお、コスメとか色々あって、あぶらとり紙もちょっとお高めだけど、これなら手が届く。

しかし、ここで痛恨のミス。

 

「あれ、よーじやじゃない、それ」

 

え?なんで?よーじやの画面は閉じたぞ。あ、なんとGoogleの検索画面で「あぶらとり紙」と検索しただけの画面に、この顔が小さく表示されていた。 画像検索ではないのに、ときどきGoogleは余計なお世話をしてくれる。

そこでさらに痛恨のミス。

 

「あ、しまった」

 

と言ってしまった。それで妻に全部悟られてしまった。

妻は離れていたところからPCの画面をちらっと見ただけらしい。しかし、この個性的な顔と「よーじや」の名前は有名で、雑誌などにもよく出てくるらしい。知っている人なら、遠目でも一発でわかるのだろう。とほほ。

 

しかたがないので、

「ばれてしまったけど、えーと、ちょっと高いねえ」

と牽制しておいた。そうすると、

「別によーじやじゃなくても、なんかくれるなら頂戴♪」

とのごきげんな返事。

 

そこで、仕込んだ。安いあぶらとり紙をAmazon注文したのと同時に、よーじやでもあぶらとり紙を注文した。Amazonなら送料も無料だし、来るのがめちゃくちゃ早い。注文してから24時間以内に来ることもよくある。よーじやの方は、発送まで2日くらいかかります、とネット販売のページに書いてある。

まずAmazonから平凡なあぶらとり紙が届く。ごめん、結局そんなのにした、と言いつつ、実はその後によーじやから届く、というシナリオだった。

しかし・・・・・・・・・・、

 

よーじやの方が先に来やがった。

 

なんでやねん。

 

まあ、妻は喜んでいたけど、自分の二段階計画は、結局失敗したのねん。

 

サプライズは難しい。

ベトナムに赴任している友だちからクリスマスカードが送られてきた。はて、ベトナムって宗教なにだったかな、と思ってWikipediaで調べたら、

公的に認められた宗教は、仏教、カトリック、プロテスタント、イスラム教、カオダイ教、ホアハオ教の六つである。このうち後ろの二つはベトナムで生まれたベトナム独自の宗教である。

とのことである。宗教国家ではないけど、「公的に認められた宗教」てのがあるのね。一応カトリック、プロテスタントも入っているんだ。なんだかちょっと意外。

日本ではなんでもありな状態だな。「公的に認められた」というのであれば、宗教法人はみんなそうか。いろんな宗教のお祭り的な部分だけを融合させて,ひとつの文化にしてしまうのは日本の得意技だ。クリスマスの1週間後にはお寺や神社に行って手を合わせる。そこに何の違和感もない。

自分は無宗教、というか宗教嫌いな人間だが、クリスマスはイベントとして盛り上がって、それはそれでいい。ただ、コマーシャリズムに乗せられている感は否めなく、なんだか悔しい。誰だよ、「クリスマスイブは恋人と過ごすのが吉」なんて決めたのは。

 

と言いつつ、妻とつき合い始めたのは、20011224日だったりするのだが。

9月にほぼスキンヘッドな坊主頭にしてから3ヶ月。

まあまあ伸びてきて、サイドの髪が鬱陶しくなってきたので、バリカンで刈ってみることにした。散髪代を浮かせるために、これから自分でやろうと思って買ったのだ。二千円いくらかだったので、すぐに元は取れる。髪の毛をキャッチするシャンプーハットみたいなやつも一緒に買った。

 

とりあえず洗面所の鏡の前に立ち、自分でやってみた。バリカンにはアタッチメントがいくつもついていて、髪すき用が長髪用と短髪用の2種類、短髪用アタッチメントが3mm6mm9mm12mmの4種類。どんなに刈ってもこの長さに揃うというアタッチメントである。取説によると、長い方から使っていって、徐々に短くしてできるだけ自然な感じでサイドや後ろを刈り上げるといい、と書いてあった。

 

・・・いきなり3mmでやってしまった。読んだことを無視した、というよりすぐに忘れてしまっていた。とりあえずサイドと首の後を刈り上げてみた。

 

途中で妻がやってきて言った。

「後ろ、変だよ」

そうかそうか、変か。変だと思ったよ。しかし合わせ鏡で見てもよくわからない。

「虎刈りになってるし、段になってるよ」

ありゃ虎刈りか。均等に刈れていなかったか。段は・・・、いきなり3mmからやってしまったという過ちに、そのとき初めて気がついた。

まあ虎刈りは、その辺を徹底的に刈れば、アタッチメントの長さで揃うのでなんとかなったが、問題はその後。取説とは逆に少しずつアタッチメントを長くしながら上に刈っていった。

 

悪戦苦闘した結果、まあまあの出来になった。「失敗したら、また丸坊主にすればいいや」と思っていたが、丸坊主は免れて、前髪も少しだが残った。スポーツ刈りという感じ。

 

妻にやってもらえばいいのだが、失敗したら嫌だと言ってやりたがらないので、自己責任でやるしかない。コツは、バリカンを当てる周囲を、もう片方の手のひらで触りなつつ、段になってないか把握しながら刈っていくことだと悟った。3mmのアタッチメントでも、少し浮かせれば4mm5mmになる。手で触りながら、買っているところが段にならないように、うまくグラデーションをつけられればオッケー。

 

ビギナーズラックかもしれないが、まあ、「失敗したら坊主」のつもりでお気楽にやればいいか。