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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今日の日記の続き。作業所に着いてからのお話。

今までマスクの紐を切っていたが、今日の作業はついにマスク本体。洗って繰り返し使える子ども用マスク本体の検品。

マスク本体

検品が終わった後はこの前までみんなでせっせと切った紐を通し、半分に折ってマスキングテープで紐を留め、袋に入れてパッケージングするところまでやるらしい。とりあえず午前中はひたすら検品。マスクなので衛生管理が大切。みんな頭にはキャップをかぶり、手指はもちろん消毒し、テーブルには消毒した布を敷いて、その他商品を入れるための作業用のかごなど全部消毒済み。検品が終わったら商品は再度消毒。手作りマスクをネットで売ってたりするが、あれってどこまで消毒してるのかなあ。

それにしても最近手元が全然見えなくなった。老眼はだいぶ前から進んでいたのだが、本当にここ最近、ここ数ヶ月といったところだろうか、近くのものがぜんぜん見えなくなり、ピントが合うところがなくて、細かい作業をやろうと思ったらメガネを外して近づけて片目をつぶってよ~く見て、という感じになった。「離せばわかる」どころの騒ぎではない。これ、本当にただの老眼なの?他の視力が出なくなる病気とかではなく?大学時代の先輩はそういう病気で視力がどんどん落ちて、メガネやコンタクトでは矯正できなくて、ついに視覚障害者として身体障害者手帳を持つまでに至ってしまった。高い確率で将来失明するという。そういう話を聞いているので少し怖くなった。

そう言えばそろそろ緑内障の定期通院だった。すっかり忘れていたが、マスクの検品で縫い目がほつれてないか、染みとかついてないか、そういう細かい作業をしながら、見えにくい、見えにくいと言っているうちに思い出した。せっかく体が動いたから、今日は午後から眼科に行くことにした。

バスで横浜駅に出て、ポルタでお昼ご飯。昨日、最近外食が続いているから控えないと、と書いたばかりだからはなまるうどんくらいで済ませようかと思っていたのだが、一風堂の前を通ったら引き寄せられてしまった。いかんなあ。

一風堂

眼科に行ったらわりとすいていた。受付で「今日はどうされました?」と聞かれたので、「緑内障の定期通院と、あと最近手元が急に見えにくくなった気がして、単なる老眼なのか、何かの病気の可能性があるのか先生に相談したくて」と話した。いつもの診察ではしない検眼をすることになった。

しばらく待って目の検査。あれはなんという人なのだろう。検眼士?目の検査をする他、いろいろ解説してくれたり相談に乗ってくれたりアドバイスしてくれたりする人である。いろいろ検査をしてその人にがっつり相談して、老眼鏡を作ることになった。

まずは通常通りの視力測定。左目は矯正しても1.0以上は視力が出ないらしい。ちょっとそれはショックなのだが、日常生活ではそれはそれで十分らしい。右は1.2出ているので問題ないとのこと。

そして今度は老眼の検査。これははじめてだ。と言っても大した検査ではなく、新聞の文字や単行本くらいの文字、スマホの画面など、わりと細かい文字から大きめの文字が書かれた紙を手渡されて、牛乳瓶の底みたいな検査用のメガネをかけ、レンズをいろいろ入れ替えながら「これとこれのどっちが見やすいですか?」という感じで近づけたり離したりしながら一番見やすい度数のレンズを探す。

この際だから、いろいろ疑問に思っていたことを聞いてみた。まず自分は間歇性外斜視なのでプリズムレンズを使っている。プリズムレンズでも遠近両用は作れるのか聞いたら、作れるが遠近両用自体が慣れがかなり必要とのこと。レンズの上半分が近視用、下半分が遠視用とはっきり分かれているわけではなく、上から下にかけて徐々に度数が変わる。レンズの下部の狭い範囲で手元を見ないといけないので、私のように作業所で手元の細かい作業を何時間もやるのはちょっとしんどいかもしれない。

それからプリズムレンズでも老眼鏡はできるが、今回の検査の結果、手元の老眼の矯正では斜視の影響はあまり出てないから、プリズムレンズは必要ないでしょうとのこと。おお、そうなのか。それは助かる。プリズムレンズだと作れるメガネ屋が限られてしまう。最近よくある安いメガネ屋ではプリズム眼鏡は作れないのだ。プリズムなしだと安く作れる。

他にもいろいろ聞いた。ハズキルーペは、あれは何なのか、と聞いたら、あれは単なる拡大鏡なので、見えてるものを大きくするだけだと。まあ原理は違うけど見やすくなることは見やすくなる。それから100円ショップにも老眼鏡は置いてあるが、あれは効果があるものか、と聞いてみた。あれは両目とも同じ度数で、そもそも近視でない人や、コンタクトレンズで近視を矯正した人が使うもので、自分に合う度数があれば使えばいいが、私のようにもともと近視の場合は、かけてもやはり近視で見えないだけ。近視の度数を計算に入れたレンズの度数にしなければ意味なしとのこと。ちゃんと自分の目に合わせた処方箋が必要。いろいろ謎が解けた。

検査の後、10分~15分くらいか、ソファに座って牛乳瓶の底みたいな仮のメガネをかけて試させてくれたのだが、スマホが見やすくて見やすくてたまらない。ああ、こんなにぼやけていたのを見ていたんだなあ、と。老眼は急にがくっと来る場合が多いと言われたが、まさに自分の場合もそうだったようだ。これは一刻も早く老眼鏡を作らなければ。

しばらくして診察に呼ばれた。今日の眼圧は右14の左12。右目が少し高いが気にするほどではない。特に目には異常はないので病気というわけではないとのこと。老眼ってこんなに急速に進むんですか、と聞くと、進みだしたら一気に、という人も多いです。今日作った老眼鏡も、3年くらい経ったらまた度が合わなくなって作り直さないといけないかも、と言われた。ひえ~、お金かかってしかたがないよ~。メガネの処方箋というものをまじまじと見たのははじめてかもしれない。

メガネの処方箋

眼科の後、そごうに寄って、

御座候

に寄って、さっそくメガネ屋へ行ってみた。今まで高い店に行かざるを得なかったが、今日は安いお店に行ってみようと思い、はじめて横浜駅西口の眼鏡市場を訪問。メガネにマスクというマニア垂涎(なんだそりゃ)の美女(マスクの下はわからない)が接客してくれた。名札に書いている○○萌萌香(ももか)という名前が気になった。

まずフレームを見て回ったのだが、え?こんなに高いの?と思った。安くても16,000円くらい。だいたいが20,000円台で、高いのはもっともっと。正直に「眼鏡市場ってもっと安いかと思ってました。これでレンズを入れたらもっとしますよね」と話したら、「それは全部レンズ込みの値段ですよ」と言われた。あ、そりゃ安いわ。あれこれかけてみて、ああこれは妻に一緒に来てもらって見立ててもらえば良かったな、と思いつつ(自分ではかけた顔がよく見えない)、まあこれがいいか、と思った21,300円の商品を選んだ。レンズにキズ防止加工を入れてもらってプラス3,300円。キズ防止加工は必要かどうか迷ったが、自分はつい服の裾でレンズを拭いてしまったりする癖があるので、つけておいた方がいいだろうと思った。今日は私の度数のレンズが在庫切れだったので一週間待ち。また来週取りに行かなくては。余計なお金がかかってしまった。これも歳を取ることに伴う必要経費か。

そのあとはバスで帰還。なんか長い1日だった。明日は作業所行けるかな。最近朝がだめだ。まあ今週はあと1日だから、適当に頑張ろう。朝がだめでも遅れていけばいい。


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