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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2019年12月5日

今、うちの作業所では問題が起こっている。問題と思っていない人も多いかもしれない。12月18日にクリスマス会があるのだが、それに出たくないと言っているメンバーがいる。それに対して、職員が「みんな出るんだから出なさい」と詰め寄っている。昨日は椅子に座っているそのメンバーを職員3人で取り囲んで「こういう行事はね、全員参加なの」と相手の言い分も聞かずに参加を促していた。いや、促すというより命令に近い。完全にパワハラである。本人の「出席しない権利」を認めない。完全に人権侵害である。

クリスマス会は作業所の公式イベントとは言え、工賃は出ない、参加費は取られる、プレゼント交換もあってプレゼントを買わないといけないので、金銭的な負担を参加者に強いる。そういうイベントは昔ならいざしらず、今ではどこの組織でも任意参加が当たり前で、行きたい人は行けばいい、行きたくな人は行かなくていい、それが普通だと思うのだが、うちの作業所の職員はちょっと頭が古いのか、参加を強制するのだ。「みんな参加するんだから」というセリフ自体がハラスメントの常套句だとわかってない。彼は3人の職員に囲まれて泣きそうになっていた。なぜ行きたくないのか理由も言ってないが、そもそも職員は理由も聞いてない。「行きたくない」という訴えに対して「参加しろ」と圧力をかけるだけである。「明日になったら気が変わって行きたくなるかもよ~」みたいな言い方をしていて、ああこれは明日になっても「行け」という圧力をかけるという予告みたいなものだ、と思ってちょっと危機意識を持った。

こういうことは、私が昔働いていた会社なら、倫理委員会に通報したら一発で人事部から厳重注意が来るし、下手したら処分もあるかもしれないレベルである。そういうレベルのことだと職員は全く気がついていない。自分たちは「協調性を持たせるにはこうした方がいいのだ」という正義感で話しているのかもしれないが、ハラスメントをしている側にはその自覚がないという典型である。なんとか彼を救いたい、と思ったのだが、どうしたらいいのかなあと思っていた。自分が直接「それはパワハラですよ」と言って職員に言ってもいいのだが、それはまあ角が立つし、自分も逆恨みされる可能性がある。されたっていいのだが、他にびしっと言ってくれる第三者がいないか、あるいはこういう事案を円満解決するにはどうしたらいいかアドバイスを誰かくれないかな、と思って検索してみたら、法務省のサイトの「高齢者・障害者の人権あんしん相談」というページに「みんなの人権110番」という電話番号が載っていた。そこに電話してみた。

電話に出た職員が話を聞いてくれて、たとえばの方法ですが、その利用者さんのご両親なり保護者の方に言っていただくというのはどうでしょうか、とまず言われた。うむ、その方法がある。しかしこのメンバーはかなり親に甘やかされており、本人は仕事をしていても「この仕事やりたくない」とわがままを言ったりするので「どんな育て方されたのかしら」とか、今でも家族麻雀をして親が午前0時を回るまで起きさせていたりするので「生活リズムを守るのに親が協力しないのかしら」と職員自体が親に不信感を持っており、効果がないかもしれない。仕事の面で彼が協調性に欠けていて、職員がそれを問題視していてそれを親の躾が原因だと考えているのは事実だが、仕事のことと娯楽イベントのことでは話が別である。

その他の方法としては、いくつか相談機関があるのでそこに相談してみたら、と言われた。神奈川県や厚労省の方でも監査している機関があるし、横浜市障害者虐待防止センターというのもある、と教えてくれた。神奈川県や厚労省の方は検索してもちょっとわからなかったが、障害者虐待防止センターはすぐに見つかったので、電話して相談してみた。親身になってかなりの時間を割いて話を聞いてくれた。それは明らかに虐待ですね、と仰ってくれたのだが、そこは窓口だけで、この内容を他の機関に伝えて、そこが「これは看過できない」と判断するとその事業所には連絡があるかもしれない。申し訳ないがそこはお約束できないとのこと。まあそれはそれでしかたがない。丁寧にお話しを聞いてくださってありがとうございました、と言って電話を切った。何かが変わるといいのだが。

そんなことをやってたら、すごく疲れてしまった。やれやれ、何をやってるんだか。それにしてもうちの作業所の職員、根はいい人たちだと思うんだけど、やっぱり60歳オーバーの方たちというのはああいう認識なのかなあ。

昨日は22時半に就寝。平日はいつも21時半なのだが、今日は午後から某福祉施設でリカバリー系のプログラムなので作業所はお休み。なので22時半にした。よく眠れて、朝は7時半に起床。22時半に寝て7時半に起きれるんだったら、そろそろ平日の寝る時間も繰り下げていってみようかな。

しかし今日はちょっとしんどかった。午前中に作業所のパワハラの件について障害者虐待防止センターに電話したりして、神経がものすごく疲れてしまったのと、昨日までの疲れが残っているのだと思う。昨日は水曜日で1週間の折り返し点だ、この後調子はどうなるだろう、なんて思っていたが、予想通りちょっとばてている。その後昼食を挟んでずっと横になっていた。14時前に起きて支度をし、某福祉施設へ。

今日のプログラムは実りがあった。前半1時間はいつもやっている5つのキーコンセプトに関するディスカッション。そこで「ノーと言えない自分」という話が出てきた。私は先日書いた「作業所でイベントの実行委員を引き受けてしまった」という話をした。引き受けたからには、今後それを抱えながらどうやって自分の体調をコントロールしていけばいいか考えないといけない。

後半は今日のテーマである「調子が悪くなっている時のサインとその対応プラン」。前回は「引き金と注意サイン、それらの対応プラン」だったが、それを更に進めたもので、「これ以上行ったらもう自分のクライシスになる」という一歩手前の自分の状態のこと。ちなみに「調子が悪くなっている時」と「クライシス」の違いがわからないと前から思っていたのだが、今日説明があった。「調子が悪くなっている時」というのは、まだ自力でなんとかできる状態で、「クライシス」というのはもう自力ではなんともならない状態のことらしい。そうなる前に打てる手はないか、それを自分で考えましょうというのが今回の目的。

大きめの付箋に、自分が調子が悪くなった時のサインを思いつくまま書いていき、それに対して「こうしたら抜け出せる」という対応プランをまた付箋に書いていく。それをみんなで模造紙に貼り付けて見て、「これってどういうこと?」とか「ああこれ自分にも当てはまる」といろいろ話したりする。他の人の対応プランを見るのは非常にためになる。こんな感じである。(自分が書いたやつ以外はモザイクをかけている)

終わって帰ってきたが、その前にセンターの職員から先日の大学の発表で学生が先生に提出したレポートのコピーの束を渡された。ひえ~いっぱいあるよう。23ページもある。まだ読んでないが、じっくり読むことにしよう。せっかく話したから、ちゃんと伝わっているといいな。

学生のレポート

帰ってきたらぐったり。でも今日もなんとか乗り切った。明日1日行けば今週はおしまいだ。適当に頑張ろう。

今日の動画。「サイン」というのが出てきたから、Mr.Children「Sign」。