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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今日は1日じゅう寝ていた。朝起きて朝食を食べたあと、しんどくてまた寝た。昼食を食べてまた寝た。夕方は少し起きていたが、また夕食まで寝ていた。ずっとしんどかった。

昔、最初の会社に勤務していて鬱で苦しんでいた頃、よく見た夢がある。いや、夢というか半分夢というか。朝起きたが、動けない。会社に行かなければいけないのに、どうしても動けない。

起きなければ、起きなければ、起きて会社に行かなければ。

頑張ってようやく起きることができて、なんとか会社に行った。

・・・はずだったが、気がつくと、まだ自分はベッドの上で寝ている。しまった、あれは夢だったのか。今度こそ起きなければ、起きなければ、起きなければ・・・、

やっと起きて会社に行ったが、ふと気がつくとまだ自分は寝ていて、今度こそ起きなければ、起きなければ起きなければ・・・

それを10回くらい繰り返して、やっと本当に起きることができた。毎日のようにそんな状態が続いた。よほどプレッシャーを感じていたのだろう。

今日もそれに近いことが午前中に寝ている時に起こった。

目を覚ましたが、動けない。別に起きてどこへ行く必要もないが、動けないことが気持ち悪い。いつの間にか誰かが自分の頭を、背中を尻を触っていて気持ちが悪い。金縛りのときと同じ触覚の幻覚だ。とにかく起きて動きたい。起きなければ起きなければ起きなければ・・・。

どうしても体が動かない。妻の名前を呼んで助けを求めるが、助けは来ない。なんとか自力で起きなければ。

もがいているうちに、やっと起きることができた・・・と思ったその瞬間。やはりまだ寝ている自分に気がつく。くそ、またか。今度こそ起きなければ、と頑張って、体を反転させて、畳の上に這いつくばって、タンスに手をかけて・・・、

また布団で寝ていた。どうしても起きることができない。それを何十回繰り返しただろうか。ようやく起きて、這いつくばってトイレまで行ったら、妻が入っていた。妻の名前を呼んでいた、布団に寝ながら呼んでいた。まだ自分は寝ていた。必死で妻の名前を呼び、「助けて、助けて」と大声で呼んでいた。炊飯器の電子音が聴こえた。ご飯が炊ける音だ。夢なのかなんなのかわからないが、ずっと叫んでいた。

妻が気がついて起こしてくれた。言葉にはなっていなかったが、だいぶうなされていたという。今度こそ本当に起きることができた。「さっきご飯炊けた?」と聞くと、炊けたという。聴覚は働いていたのだ。それにしても、こんな風にうなされて起こされるのは久しぶりだ。前はもっと頻繁にあった。

やはり自分で自覚している以上のプレッシャーを感じているのかもしれない。ここ最近の心身の不調と、コントロールできない食欲と体重。それらが重なって、もがいているのか。

かなり追い詰められている。追い詰めているのは、ほかでもない自分自身だ。


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