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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2005年9月30日

昨夜は22時過ぎに寝ようとチャレンジ。でも神経がたかぶってなかなか眠れない。追加眠剤を飲んでも眠れない。喉が渇いて何回も牛乳を飲んだ。結局眠れたのは何時頃だろうか。でも夜中は比較的よく眠れた方で、3時とか4時とかに目は覚ましたものの、6時に起きた。

会社に行っても仕事に身が入らない。昨日のミーティングの結果を課題管理表に反映させ、お客さんやその先の取引先、基盤チームとネゴっておかないといけないような急ぎの項目をまとめ、午後からチームのメンバーにレビューした。なかなか前に進まない。このプロジェクトは、なぜか私はサポート役だったはずなのに、いつの間にか推進役になっている。しかし、まだ自分もわけがわかってないのだ。タスクが洗い出せてない。だからスケジュールも作成できない。「とりあえずさあ、スケジュールひこうよ」と上司に言われてミーティングは終わった。しかし、私はもう今日はその時点で疲れ切っていた。席に戻っても虚ろな目で何も存在しない空間をずっと見ていた。

そんな私の状態に気がついたらしい上司が「大丈夫か、スケジュールひけるか?」と聞いてきた。「わかりません」と答えた。本当にわからないのだ。昼食のときに、昨日の人事部との話は上司にした。もうあとがない、今度調子を崩して休んだら、即退職になるかもしれない、という話をしたばかりだ。それで私がこういう状態なので、これはやばいと感じたのか、「わかったスケジュールは○○さんにひいてもらうから」と、私がやるべきスケジュール作成を協力会社に任せてしまった。

何も考えられなかった。頭の中が空虚な空間だった。何をしていたか覚えてない。と言うか何もしていなかった。何もできなかった。気がついたら17時半になって、しかたがないから帰ろうとしたら、「みんな集まって」という声がかかった。今日をもって寿退社する女性社員の挨拶だった。先週送別会をした女の子だ。彼女の挨拶があって、花束贈呈があって、みんなで書いた色紙を手渡して、その後はその子と女性社員がわいわいやっていた。「写真撮ってあげようか?」私が声をかけると、その子が「じゃあこれでお願いします!」と自分のデジカメをバッグから取り出したので、花束を抱えたその子を中心に、他の部署や派遣の女の子一同の写真を撮ってあげた。幸せな退職をする人間を、不幸せな退職をするかもしれない人間がカメラで撮る。皮肉なものだ。