TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2003年7月25日

昨夜寝たのは22時半頃。途中4時頃いったん目が覚めたがもう一度寝て、5時過ぎに起きた。よく眠れたようだ。病院だと3回は途中で目が覚めるが、家のほうが落ち着いてぐっすり眠れる。前の入院のときは、退院してからどんどん眠剤が減っていったが、今回もそうなるといいな。抗鬱剤もかなり減ったので、これで眠剤が減ればだいぶ薬が減る。

朝も早くから衣類の整理。Tシャツが山のようにあるが、もう古くてぼろくなったもの、あまり着ないものをどんどん捨てていく。Tシャツだけでもけっこうな量が出た。冬物に手をつけると、どれだけ不要な衣類が減るのかな。

ちょっとまた眠ってしまった。寝たりなかったのかな。テレビをつけっぱなしにしていたら、いつの間にか朝のNHKドラマをやっている。その後ゆっくりしてから、またまた衣類を整理していく。学生時代からとってあるシャツもあった。どんどん捨てていく。いらないかばんもけっこうあった。あっという間にポリ袋3つ分もゴミが出た。その後はアイロンがけ。捨てるかどうか選別したシャツの中から、ちょっとくしゃくしゃになっているものにアイロンをかけていく。けっこう暑いや。

昼になって彼女が来て、一緒に昼食。いつもパンだから、今日はおにぎりにした。と言ってもコンビニのではなく、近くにおいしい和菓子屋さんがあって、そこで売ってるおにぎりがおいしいのだ。マンションの契約に関して、審査に時間がかかっていて昨日連絡があるはずだったのに、マンションの管理会社の都合で今日の午前中に連絡がある、ということになっていた。しかし午後になっても連絡が来ない。う〜ん、さんざん待たせておいて、客を何だと思っているんだ。こちらから仲介業者に連絡してみたら、担当者が夕方まで戻らないと言う。おいおい、何をやってんだまったく。8月1日から契約したいのだがこの週末しか自分は動けないので、ちょっと早くしてほしい、と他の担当者に話すと、マンションの管理会社に連絡を取ってみるので折り返し電話するという。その電話もまた1時間以上待たされて、やっと審査が降りたので必要書類をそろえてください、という連絡が来た。ここで問題が発生。必要書類の中に源泉徴収があるのだ。まあ当然と言えば当然だが、契約者がいくら収入があるかちゃんと証拠がないと契約はできないだろう。入居申し込みの年収欄には、私は本来自分がもらっている年収、つまり復職したらもらえる年収を書いておいた。今は病気で休職中なんてことは言ったら不利になるかもしれないと思い、話してなかった。しかし源泉徴収を出せと言われると、やばいことになってしまう。去年の源泉徴収をそのまま出したら、ぜんぜん金額が違うじゃないか、ということになってしまう。まあ、もともと給料はいい方の会社で、今もらっている傷病手当金でもなんとか家賃を払って生活していける。だが、それを説明して通るかどうか?彼女はしきりに不安がっていて「どうしよう、どうしよう」と言っているが、ここをどうにかするのが腕の見せ所だ。相手は一個人でなくて管理会社。ここはごまかしようがないので、最初に話を通した近所の不動産屋へ行って事情を説明し、去年の源泉徴収とおととしの源泉徴収(こちらはまだ本来の年収に近い額)を見せ、さらに毎月もらっている傷病手当金の支給明細を見せて、源泉徴収ではこうなってるんですが、実際これくらいはもらっているのでなんとかなりませんかね?と相談したら、こちらからもプッシュしておくので話を通しておく、と言ってそれらの書類をコピーしていった。世間にも名の通っている会社なので、なんとかなると思いますよ、と言われた。もう引越の段取りまで決めているし、今のマンションの解約通知も出しているので、なんとかなってくれないと困るのだ。

その後、今度は腕時計の電池交換のために近くの時計屋に行く。すると、これは特殊な電池なので取り寄せになります。と言われた。え〜、そんな特殊そうな時計でもないのに。と思いつつ、そんなやっかいな時計なら買いなおそうかなあとも思った。普段私は登山用の腕時計「プロトレック」をつけているが、電池切れの時計はシルバーの、フォーマルな格好をしたときにつけるやつだ。しかし、長い間スーツなんか着ないのでずっと部屋で眠っていた。電池も止まったままだったけどほっといた。が、いつスーツを着ていくことがあるかもわからない。ちゃんと電池交換しようと思ったのだ。そんな特殊な時計かなあ、と思って文字盤の裏を見ると、「SOLAR」なる文字が目に入った。ん?SOLAR?気がつくとちゃんと秒針が動いている。なんのことはない、ずっと部屋で眠っていたので止まっただけだった。これからはちゃんと光に当てよう。

夕方、不動産の仲介業者から電話が入る。外出していた担当者が、先ほど行った不動産屋から源泉徴収の話を聞いたようで、傷病手当金の支給明細のFAXを見て、月額でこれだけ支給されているなら一応この物件の基準はクリアしているので大丈夫ですが、ただ最初に申し込んだときに書いた額と異なるので、マンションの管理会社の方で再審査、ということになるかもしれません、との話だ。よかった、今の収入でも基準はクリアしているようなので、再審査でもなんでもしてもらおうじゃないか。マンションの管理会社の担当者が18時過ぎに戻るらしいので、その後また電話をもらうことになった。しかし、ばたばたした一日だなあ。早く契約したいものなのだが。「今はお勤めしているようなことを仰ってましたけど」と突っ込まれたが「いやあ、最初からそういうことを言うと不利になると思ったので、会社に行っているふりをしてたんですよ。はっはっは」と流しておいた。やはりここは正直に行ってよかった。仕事をしててもこういうことはあるが、「あえて事実を隠す」「不利になることは言わない」「必要に応じて適当にはったりでごまかす」「正直に内情を曝け出す」など、いろいろシチュエーションによって使い分けなければ世の中渡っていけないだろう。彼女のほうはペシミストで、「どうしようどうしよう」とおろおろしているばかりだった。

夕飯は軽くおそばにした。彼女とテレビを見てたが、なかなか電話がかかってこない。今日はもうかかって来ないんじゃないか、あきらめかけた19時半ごろ、ようやく電話がかかってきて、やっと審査が通ったとの知らせが来た。よかったよかった、後は実際の契約だけだ。しかし、いつの間にかなんだか疲れた。病院にいると疲れないのに、やはりデイケアでスポーツやレクリエーションをやっていると感じないストレスを感じて「気疲れ」しているのだろう。職場に復帰した
らこういうストレスに晒されまくることになる。それまでの間、デイケアに通いながらいかにそういうストレスに自分を慣らしていくか、これはこれからの課題である。来週の月曜に病院に戻ったらカウンセラーに相談しよう。