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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2018年12月

今日は妻の誕生日。クリスマス前後に生まれた者の宿命として、あわれ妻は昔から誕生日とクリスマスのプレゼントをまとめられていたらしい。と言いつつうちではもう10年以上前からお互いに誕生日プレゼントもクリスマスプレゼントも廃止している。とは言いつつ、たまにはいつも頑張ってくれている妻に何かサプライズであげたいな、と思って妻が欲しがっていたCDをプレゼントすることにした。おととい横浜のビブレに行ったときにタワーレコードに寄って(と言うかそのために横浜まで出た)買ってきた。クリスマス仕様のギフトラッピングをしてくれた。クリスマスプレゼントではないのだが。

ラッピングされた誕生日プレゼント

朝イチで妻にあげた。冗談ぽく「誕生日だから何かプレゼントをあげないとね~」と言うと、妻は本当に冗談だと思ったようで、私が隠していたプレゼントを取り出して手渡すと、文字通りアイムベリーサプライズドな状態でとても喜んでくれた。あげたのはゲスの極み乙女。「好きなら問わない」。

ゲスの極み乙女。「好きなら問わない」

さっそく妻の中華MP3プレーヤーに転送した。妻が聴いてみたら曲順がおかしいとのこと。このMP3プレーヤーはバグだらけであちこちおかしいのだが、アルバムの10曲目が2曲目に再生されるらしい。さてはMP3タグのトラック番号を文字列としてソートしていて、1,2,3,…10となるのが、1,10,2,3,…となってるのだな、と推測した。これはPCでファイル名をつけるときにもやりがちで、ちゃんと順番に並べ替えるために「資料1,資料2」ではなく「資料01,資料02」などとファイル名をつけたりする。しかし、再生される順番は11曲目以降は正常で10曲目だけおかしいという。どういうバグなんだか。

昼過ぎに妻と買い物。スーパーへ寄った後、ケーキ屋へ。ちょっとお高いのでここではめったに買わないのだが、妻の誕生日なのでケーキを購入。ショーウィンドウには美味しそうなケーキが並んでいる。見ているだけでもお腹いっぱいになりそうだ。

ケーキ屋のショーウィンドウ

帰ってきてさっそくお誕生日会1次会。妻はいちごタルト、私はマルキーズショコラをチョイス。上品なお味でおいしかった。私はいつも迷った挙げ句チョコレートケーキになる。チーズケーキも好きなんだけどね。生クリームは少し苦手。

いちごタルト

マルキーズショコラ

そして夜は2次会でピザ。これは妻の希望で毎年そう決まっているのだ。おいしゅうございました。今日はカロリーオーバーだな。

ピザ

アドベント企画第3段。トライトーン「The Christmas Song」。トライトーンというと日本を代表するアカペラグループ、のはずなのだが一般にはあまり知られてないのかな。私が昔ボーカルアンサンブルグループで歌っていた時は、トライトーンの曲をたくさん演奏した。この曲も歌ったなあ、懐かしい。ライブにも足繁く通った。この動画はまだ北村嘉一郎がメンバーだった頃だからちょっと古いな。

今日は9時半起床。夜中何回か目が覚めて、そのたびに変な夢を見ていたなあと思った。

大学の合唱団の演奏会にOBとして乗ったらぜんぜん暗譜できてなくてしどろもどろで、おまけにステージ衣装でなく黄緑の変な服を着ていた夢。

社会人になって入った合唱団の練習に久しぶりに行ったらぜんぜん歌えなくて、途中からその場で忘年会になって料理がセッティングされ、自分が人数に入っているわけはないので、幹事の人に「いきなり来てしまったんですけど」と言ってる夢。

資格試験を受けるのに立命館大学が会場だったのでタクシーで行ったら、そんなに長い距離を走ってないのに6千円も取られて、会場に着くと集まりが悪いから開始時刻を遅らせることになったという夢。この夢は半分本当で、学生時代に資格試験を受けるのに遅れそうになったので実際に立命館大学までタクシーで行った。あのとき第一種情報処理技術者という資格をとったのだが、あれは後々就活時に役に立った。

どの夢も自分の今の心境を反映しているような気がする。演奏会の夢は、学生時代に戻りたいけどもうその頃と同じようにできない(暗譜できない)し、自分だけ変な格好をしているのは自分だけ他の人と違う道を行っていることを象徴しているような気がする。

合唱団の練習にいきなり行った夢は、一度合唱活動(仕事とかの暗喩?)からドロップアウトした自分は途中から活動を再開しようとしてもみんなと同じようにできなくて、そしてもう自分の居場所はないのだろうか、と思っているような気がする。

資格試験の夢は、もう一度仕事(及びその他の活動)をしたいからその資格を手にしたいと思っていて、手っ取り早く手に入れるため(時間短縮のため)にタクシーを使った(でも高いコスト=6千円がかかった)のではないか。でも自分だけが焦っていて、他の人達はもっとゆっくり来ているのだ。

そんなに深い意味はないんだろうけど、夢を見るたびに何か意味深なことを暗示しているような気がして、ついつい夢判断してしまう。

昨日の夜から「容疑者Xの献身」を読み始めて、今日の夕方に読み終えた。めちゃめちゃおもしろかった。最後のどんでん返しには驚いたなあ。今までの探偵ガリレオシリーズとは全く違う、物理学を利用したトリックとは一線を画した本格的なミステリーになっている。前も似たようなことを書いた覚えがあるなと思って検索したら、映画を観たときも同じような感想を書いているではないか。2008年11月29日の日記だ。ほぼ10年前か。

それにしても、全く自分の記憶力の悪さには感謝する。映画館に観に行ったというのにさっぱりストーリーを覚えていないのだ。お陰様で新鮮に読書を楽しめた。東野圭吾の本はもっと読んでみたい。3年前に入院していたとき、クロノセラピーという断眠療法と光療法を組み合わせた治療法の治験をやったのだが、その断眠時の夜中に彼の「流星の絆」を読んだ。あれもとてもおもしろかった。また彼の本を借りてこよう。図書館のサイトで片っ端から予約してたら上限の6冊に達してしまった。と言うか上限の冊数を知らなかった。予約順位が4桁とか3桁の本は予約を取り消すとするか。

今日は9時起床。また最初に勤めていた会社が出てきた。なにかのテストを受けていたのだが、さっぱりわからない。問題の意味すらわからない。自分がずっと会社を休んでいたときにみんなが教わったことなので、自分だけぜんぜんわからなくて困っている、そんな夢だった。嫌な夢だ。

午前中は読書。「誰にもわかるハイデガー」を一気に読んでしまった。詳細は前の記事に書いたが、超難解な本を超大雑把に解説されてなんとなくわかった気にさせられる本だった。あとには何も残らない。

午後イチで生協のカタログを見ながら来週届けてもらうものを選んでいく。お正月特集で、おせちの具材などうまそうな食材がたくさん載っている。うう、目の毒だ。こういう少しお高いものには手が出ない。一年に一回くらいちょっと贅沢を、とか思ったりするけど、結局いつもまあいいやで終わる。

その次の週が生協の正月休みで配達がないので、できるだけ多めに頼まなければいけない。うちはメインのおかず(ほとんど冷凍食品)をはじめ、水やら牛乳やら米やら重いものは生協頼みなのだ。たっぷり頼んだけど、冷凍庫に入るかな。それでも多分足りなくて買い物に行かないといけないだろうけど。ネットで注文を入力したらお会計は6,639円。ひえ~今までの最高記録なり。

午後はそのあと、前にも書いたがAndroidのChromeをデータセーバーOffにしたときに、ローカルサーバ、つまりこのサイトにWebアクセスできない問題を調べていた。以後、ほとんど自分の備忘録。

Chromeで接続できない

ネットワーク診断ツールでPING、HTTP接続はOK。名前解決はできているし80番ポートも通っているし、サーバにログも出る。他のブラウザ(Firefox、Opera Mini)で試したらちゃんと表示されている。WAN経由(プロキシ経由)でなくLAN経由なのはApacheのログから見て間違いない。なぜChromeだけ接続できないの?ログを見ててもパケットが来ていない。不思議なのは、同じセグメント上のブロードバンドルーターやWi-Fiアクセスポイントの管理画面にはHTTP接続できてログイン画面が出るのだ。なんでサーバだけ接続できないの?一番考えられるのは、なんらかの原因でChromeがサーバのアドレスとしてルーターのWAN側のIPアドレスを見ているということだが、それを確かめる方法はないのかな。ルーターで全てのパケットのアクセスログを見るか、端末側でChromeからサーバにアクセスするパケットをtcpdumpみたいので監視できればいいのだが。

と苦戦しているうちに、いつの間にかアクセスできるようになった。そう言えば前もそうだった。なんかわからんが時間が経つと解決したのだ。いやそれは解決になってないのだが。Chrome側でなにか良からぬものがキャッシュされていて、その期限が切れたからアクセスできていたような気もする。あ、そうか。データセーバーをオンにしていると、ローカルアクセスでもプロキシを経由するからサーバのホスト名を名前解決したらWAN側のIPに変換されるのか。さてはそれをキャッシュで保持していると見た。ちょいと調べたら「スマホを再起動」でDNSキャッシュがクリアされるとな。また今度試してみよう。

今日はそれにかかりっきりだったので外出できなかった。まあ今日はいいや。

アドベント企画第2段。MONKEY MAJIK × 稲垣潤一 × GAGLE「クリスマスキャロルの頃には -NORTH FLOW- (Short Ver.)」
稲垣潤一の曲を、本人も交えて仙台コラボ、らしい。原曲よりいい。ところでこの動画の字幕をオン(右下のメニューから設定できる)にすると、ちょっとおもしろいことが起こる。

筒井康隆「誰にもわかるハイデガー」読了。ハイデガーの「存在と時間」という本を、超ざっくりと解説するという内容。原著はめちゃくちゃ難解で、例えばこんな感じなんですね、と引用が出てくるのだが読んでも何を書いているかさっぱりわからない。

現存在は、他の存在者のあいだで出来(しゅったい)するにすぎない一つの存在者ではない。現存在が存在的に際立っているのは、むしろ、この存在者にはおのれの存在においてこの存在自身へとかかわりゆくということが問題であることによってなのである。だが、そうだとすれば、現存在のこうした存在機構には、現存在がおのれの存在においてこの存在へと態度をとる或る存在関係をもっているということ、このことが属している。しかもこのことは、これはこれで、現存在が、なんらかの仕方で表立っておのれの存在においておのれを了解しているということにほかならない。この存在者に固有なのは、おのれの存在とともに、またおのれの存在をつうじて、この存在がおのれ自身に開示されているということである。存在了解内容はそれ自身現存在の一つの存在規定性なのである。現存在が存在的に際立っているということは、現存在が存在論的に存在しているということによる。

こういうのを、一般の人を前にして講演会で噛み砕いて解説した内容を書き起こしたのがこの本。それでもちょっと難しい。筒井康隆自身も解説していながら「ここのところはちょっと僕もよくわからないんですけど」とか言ってたりする。とにかく「存在と時間」という本は難解らしい。読んでてまあ言いたいことはわかるけど「で?」ということが多い。結局哲学ってのは死の恐怖を克服するために出てくるものなのか。逃げてはいかんとな。死から目を背けるのは頽落(堕落)だと。人はやがて来る死を受け入れることによって良心的になる。本当かなあ。