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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2003年12月

今日も午前中はずっと寝ていた。いつものごとく朝早く起きたのだが、しばらくPCに向かってから朝食を食べて、そしていつものごとくまた寝てしまったのだ。

昼過ぎに起きてきて着替え、昼食のパンを買いに行く。今日はそんなに調子は悪くない。デイケアにはもう間に合わないが、精神的には割と安定しているので寝たきりということにはならない。パンを食べた後しばらくしてから郵便局へ行って用事を済ませて帰ってきた。そして、28日のボーカルアンサンブルのコンサートで来ようと思っている衣装を着てみることにした。
 

ガガーン

ウェストが入らない。あのズボンもこのズボンも入らない。ああ、せっかく夏にダイエットしてかなりウェストをしぼり、はけなくなったズボンがはけるようになって喜んでいたのに。最近またまた急激に太ってきて、特に腹が超巨大になってきたのだ。ちょっと目を離したすきに「ありえない」腹になってしまった。そして普段はいているのは太っている頃にユニクロやダイエーで1980円とかで買ったズボンに戻ってしまっていた。こんな服で舞台に立つのはちょっとありえない。幸い今日は調子がいい。ステージ衣装を調達すべく、横浜へ繰り出した。15時過ぎだっただろうか。

横浜のVIVREの5階と6階はまるまるメンズカジュアルのコーナーで気に入っている。ここでとりあえずカジュアル系の上下を揃えよう。そう思ったが、エスカレータを降りてすぐ入った店で、当初の目的とは違うハーフコートが目に入って、ちょっと気に入ってしまった。私が普段着ているコートは、なんと9年前にタカキューで1万円で買ったコートで、もう薄汚れて裏地もぼろぼろだ。それでも気に入っているのでずっと着ていた。彼女にも「いい加減買い替えたら?」と言われていて、そうだなあいいのがあったら買おうかな、と以前も買い物に行ったときにいろいろ見てまわったが今までいいのが見つからずにいた。目的とは別のものを買いに行ったときに、いいものが見つかるというのはマーフィーの法則か。しかし今日はステージ用の服を買いに来たのだ。優先順位は後なので、あとから気が向いたらまた来ることにして店を後にした。

結局1つのステージ用のズボンとシャツの組み合わせを買った。ウェストは改めて測ってみるとありえないほど肥大化していて悲しかった。あと残りの2ステージは、かろうじて入る黒のズボンと、上は適当に前回の使いまわしでいいや、と思っていた。黒いズボンは春にボーカルアンサンブルのメンバーの結婚式があったときに買っておいたのだ。それに合わせるシャツは1枚はうちにあるやつにして、もう1ステージ用に1枚買った。それでステージ衣装は終わりだ。

ズボンの裾直しまでに1時間半ほどかかると言うので、さっきのハーフコートの他にいいものがないか見てまわる。VIVREの他の店でもいろいろあったが、やはり最初に見たやつが一番いい。時間があるのでVIVREを出てダイエーまで行ってみた。ダイエーにもいろいろハーフコートが出ていて、VIVREのよりもずっと安いがそこそこよさげなものがあった。う〜ん、どうしようかなあ。迷ってしまうのだ。ダイエーが安いといってもVIVREにあったのもコートとしてはそんなに高くない。再びVIVREに戻り、最初に行った店に入って実際に着てみる。うん、やっぱりこれにしよう。そうやってコートも買ってしまった。今日はたくさんお金を使ってしまったよ。

せっかく横浜に出てきたので、裾直しが終わったズボンを受け取った後、ドトールで時間をつぶしながら彼女にメールを打つ。彼女は最近、横浜駅東口のポルタにあるラーメン屋「一風堂」のラーメンを食べたがっていた。「横浜に来ています。バイトが終わったら電話ください」とメールを打ってコーヒーを飲みつつ週刊アスキーを読みながら時間をつぶす。やがて彼女から電話がかかってきて横浜で合流し、ラーメンを食べて帰った。一風堂はやっぱりうまいのだ。今日もけっこう並んでいたが、並んででも食べる価値ありである。

家に帰ってきてから買ってきた服を試着して彼女に見てもらう。なかなか好評だった。しかしどんなにいい服を着たところでせり出した腹はみっともない。コンサートまであと12日だが、これから短期間でもいいからダイエットするのだ。急にモチベーションが上がってきた私は、久しぶりに20分エアロバイクを漕いだ。このエアロバイクもずっとお蔵入り、ではない、リビングの片隅に鎮座ましましていたのだが、これから毎日運動するのだ。そう思うと明日からデイケアに行けそうな気がしてきた。この調子で体を動かして、なおかつカロリー制限して少しでも腹をひっこめてステージに立つのだ。やるぞ〜!

今日もだめだった。

朝は6時頃いったん起きるのだが、PCに向かってなんだかんだやった後に、また寝てしまう。この「また寝てしまう」というのが、まずもってどうにも悪い癖だと思っているのだが、どうしてもまた寝てしまう。そして起きられなくなるのだ。それを今日はカウンセラーに相談しようと思っていた。が、カウンセリングにも行けなかった。

昼頃、彼女に声をかけられたらしい。そして生返事は返したらしい。「らしい」と言うのは自分の記憶にないからである。

ようやく目覚めて起きてきたのは15時過ぎ。どうしようもなくやるせない気持ちがこみ上げる。あ〜あ、どうして自分はこうなんだろうか。なんでなんだろうか。自分を責めると悪循環に陥るから、こういうときはできるだけ開き直った方がいい。が、自責の念というか、自分がどうしようもない人間のような気分、自分が嫌で嫌でたまらないような負の感情をおしとどめることはできない。感情は自分の中からわきあがってくるものだから。

それでも少しは動けるようになった夕方、ボーカルアンサンブルの演奏会の当日進行表などをプリントアウトしようとしているときにアクシデントは起きた。

私が使用しているプリンタは2年前に購入したキヤノンのBJ F900である。インクは6色が独立したカートリッジになっている。実はこいつらのランニングコストがけっこう高いので、ネットで見つけた「詰め替え用ボトル」を買っておいたのだ。サードパーティ製のインクで、カートリッジを交換するのではなく、カートリッジに穴を開けてそこからインクを補充し、穴にシールみたいなものを貼ってカートリッジを再利用するというものだ。これを使うとランニングコストを4分の1くらいに抑えられる。

そしてプリントアウトしようとしたときに、フォトシアンのインクが切れた。はじめてのインク補充である。インクで汚れないようにティッシュを机の上に敷いて、説明書を見ながらインク交換を行おうとしたが、ちょっと失敗してインクが漏れてしまった。あらかじめインクが漏れないように、カートリッジのヘッド部分にあてるスポンジのようなものがついたコの字型の器具をカートリッジにつけていたのだが、つけ方が甘くてヘッド部分からインクが漏れてしまったのだ。あわててティッシュを何枚も取り出して拭いたのだが、その拍子にインクタンクを床に落っことしてしまった。あわれ、カーペットにべっとりインクがついてしまった。あちゃ〜、である。

プリンタのインクだからもちろん水性なんかではなく、急いで拭いてもカーペットのシミは取れないだろう、と思った私は、とりあえずカートリッジに器具をはめなおして無事インク交換を終了してプリントアウトを終えた。インク交換は慣れたらなんとかなりそうだ。次からは新聞紙でも敷いてやろう。それはいいとしてカーペットのシミは気になる。重い腰を上げ、薬局へ行ってカーペット用の洗剤を買ってきた。これできれいにしようと思ったが、これから年賀状の季節である。多分またインク交換を何回か行うだろう。せっかくきれいにしてもまた汚れるとしゃくなので、年末の大掃除のときにまとめてやることにしよう。というわけで私の机の足元にはフォトシアンのインクのシミがある。

夕飯を食べたあとくらいから精神的な不安定さが増してきた。実は薬局へ行ったときにも、どうにもならないような調子の悪さを感じていて、もういっぱいいっぱいだったのだ。「俺はこれからどうなるんだろう」そういう不安と、それに伴う精神的な不安定さ。体がぶるぶる震えだしてくる。しばらくそれは続いた。

21時くらいになって少し不安定さはましになった。ボーカルアンサンブルの楽譜を取り出してきてしばらく練習する。こんな夜に歌っては近所迷惑かもしれないがとにかく歌う。歌ったらだいぶすっきりした。消化不良のところも少し自分で納得できて次の練習に臨めそうだ。

やはり歌と同じように、病気を克服するのもある程度実績を重ねて自信をつけていくしかないだろう。ここのところの不調は、新しい薬が自分にあってない、というせいにしてしまおう。と言うか多分本当にあってないのだ。だってどんどん悪くなっているんだもん。

昨日は合唱団Pの忘年会に行けないと思いきや、ふと自分の体のモードが切り替わって行くことができた。この状態の変化はなんなんだろうか。何がきっかけなのだろうか。

今日は昨日と同じく一日中寝てた。夕方になっても頭はぼんやりしている。どこかへ行こうという気にもならない。横浜へ出て久しぶりにお寿司でも食べようか、と昼間は彼女と話していたのに、そんな元気もなく、ただただだるい。明日は月曜日。先週は1週間まるまるさぼってしまった。カウンセリングも行けなかった。明日は行けるだろうか。

今日も朝から夢見心地。

なんて気分じゃない。眠い、一日中眠たかった。と言うか一日中寝ていた。朝から昼まで、昼から夕方まで。

たくさん夢を見た。私の夢には最近の日常生活は出てこない。たいていは場面設定は昔、まだ学生だった頃で特に中高生辺りが多い。そして出てくるのも最近よく会う人ではなくて、昔の友人やら家族やらが多い。場面が実家であることも多い。もう20年くら会ってないのに夢の中にひょいと顔を出す人なんかもいて懐かしい。なんでそんな昔の夢ばかり見るのだろうか。目が覚めるたびに郷愁に浸っている。

今日は夕方から合唱団Pの忘年会。夕方目が覚めて、う〜んなんとか行けるかな、調子はまあまあかな、と思った。だんだん心配になってきた、というか自信がなくなってきたのだ。なんかだるい。これから電車を乗り継いで忘年会の会場まで行ってみんなと飲み会に参加して帰ってくる、ということができなさそうに思えてきた。自信がなくなってきたと同時になんかよけいだるさが増していった。「予期不安」であろうか。

行こうか行くまいか、さんざん迷った挙句、今日はやっぱりパスしよう、そう思って幹事にメールを打とうとしているとき、ふと気が変わった。と言うか自分の中で何かが変化した。「やっぱり行ける」なぜかいきなりそう確信したのだ。書きかけのメールを破棄し、仕度をして家を出る。

合唱団Pに顔を出すのは久しぶりだ。とは言え今日は忘年会なので歌うわけではないので、練習に出たらすっかり浦島太郎だろう。今年はボーカルアンサンブルでいっぱいいっぱいなので来年からまた活動再開だなあ。しかしTVECはパスするつもりだ。あまり自分に負荷をかけたくない。最近はバッハのモテ1を歌っているそうなので、それはぜひ歌いたいのだ。

忘年会はそこそこ盛り上がって、2次会は前にも襲撃した大学の後輩のU氏の家で遅くまで盛り上がる。私は終電で帰ったが、お泊りした人も何人もいることだろう。帰ってきたのは0時45分くらいだったか。しかし風呂に入って寝ようとしてもなかなか寝付けない。神経が高ぶっているのだろうか。結局また起きて追加眠剤を飲み、眠たくなるまでPCに向かってたまったメールを処理していた。そして3時くらいにまた寝たのだ。そして朝は7時過ぎに目が覚めた。遅く寝ても起きるのは早いというのは不思議なものだ。そもそも日中に寝すぎなのだが。したがってこの日記は翌朝に書いている。ああこりゃこりゃ。

朝はいつも通り調子が悪くて寝ていた。

今日は三鷹の森ジブリ美術館に彼女と行く予定だった。ジブリ美術館は普通の美術館やテーマパークと違って完全予約制である。事前にチケットを入手しておかなくてはならない。そのチケットもローソンチケットでしか手に入らない。それはいいとして、今日14時からのチケットをちゃんと入手しておいたのだ。だから今日は多少調子が悪くとも無理してでも行くつもりだった。

11時頃、彼女に「そろそろ起きないと」と起こされた。予定では12時に家を出ることになっていた。早目の昼食をカップ麺で済ませ、準備をしようとするが、とても動ける状態ではなかった。そのままソファに崩れ落ちるようにして寝てしまった。

結局チケットは無駄になった。私はここ数日では一番調子が悪い状態で、15時過ぎまで全く動けずに寝ていた。

明日はどうなることやら。明日は夜に合唱団Pの忘年会があるが、それもそのときの調子しだいと言ったところだろう。それよりも今後のボーカルアンサンブルの活動、そっちの方が気がかりだ。28日のコンサート本番、その前日と前週の怒涛のような集中練習。今現在、自分自身のできとしてはかなり不本意なものがあって、かなり最後に気合を入れて練習しないとやばいと思っている。家でも調子がいいときは練習を録音したMDを聴きながら自主錬をしているが、やはりアンサンブルはあわせてなんぼの世界だ。そのときまでに調子を立て直すことができるだろうか。一寸先は闇である。