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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

会社に行くのを断念して寝たのが8時頃。4時間ほど眠って12時過ぎに目が覚めた。自分の心身の感覚の変化に気がついた。自分自身をじっくり中から観察してみる。そして確信した。

「今日はなんだか行けそうな気がする〜」
(by Tenshin Kimura)

動く。頭は薄ぼんやりしていたが、体は軽く。鬱が抜けている。よし会社行くべ。外は寒いし、2週間以上も家にこもっていた。まだ頭はふらふらしているのでタクシーを拾って会社へ出勤。

大量のメールを読んで、私が進めていたところを同じチームの同僚が進めていてくれたことを確認し、ユーザ対応とかしたりして帰ってきた。帰りはそんなに疲れてなかった。

さて、ちょっとは効果があった断眠療法。明日は朝ちゃんと目覚めるだろうか。起きて動けるだろうか。明日は明日の風が吹く。風が吹けば桶屋が儲かる。それだけでよい。

夜が明けてごみを捨てに外に出た。

寒かった。寒さが身にしみた。家に戻ってもぶるぶる震えが止まらない。意識朦朧ふらふらの状態である。

この状態から強行突破して会社に行くのは無理だと思い、休むことにした。今から寝ることにしよう。

残念だ。

ただ今、水曜日の午前6時50分。
断眠療法を決行して、徹夜した。
眠い。
眠くて当たり前なのだが、眠い。
しかし、あと1時間で会社に行く時間だ。
行ってしまえば…、どうなることやら。
それとも会社は休んで寝た方がよいだろうか。
とりあえず行ってみて、しんどかったら午前中だけで帰ってくるという手もある。
とにかく、行ってみよう。

徹夜したこの晩に、ちょうどオバマ大統領の就任演説をやっていたのでライブで観た。
あんな大勢の群衆を観たのは初めてだ。200万人もの聴衆が集まったという。ちょっと圧巻だった。聴衆のための仮設トイレが5000個用意されたとか。思い切りアメリカンである。

それにしても、ワシントンはかなり寒いらしく、聴衆はみんな分厚いコートを着たり帽子をかぶったりしていたが、オバマ大統領は普通のスーツ姿だった。あの姿で20分も演説したらさぞかし寒かろう、なんてつまらんことを考えながらぼ〜っとテレビを観ていたのであった。

さて、もう夜が明ける。一か八か。その答えを探しに家を出る決意なのら。

今日も昨日と同じ。全く進展無し。

朝、今日もまた休むことを連絡するために会社に電話した。たいていは事務の女性が出て、うちの部署に周知メールで私が欠勤することが知らされる。いつもはそれで終わりだが、今回かなり欠勤が長引いていること、もうちょっとかかりそうなことなどを上司に直接話したかったので、取り次いでもらうようにお願いしたら、上司は今日は通院で休み、明日は本部にいるので、つかまえられるのは木曜日以降のようだ。

なんとかこの泥沼のような状態から早く抜け出したい。どうにかならないのか。
リスクを伴うが、ここは一発賭けに出ることにした。
断眠療法を決行しよう。
以前にもやって、数日は効果があった。効果が出るのは早いが、短期間で元に戻ってしまうのが特徴で、体に大きな負担をかける。しかし、2週間以上も休んでいる今、とりあえず1日でも顔を出したいのだ。

これから徹夜でゲームでもやって、ふらふらの頭で会社に行ってみることにしよう。
さて、吉と出るか凶と出るか。

そういや初詣でひいたおみくじは凶と出たな…。

昨夜は中途覚醒はなかった。

そして朝、目覚ましが鳴った。

布団の中から手を伸ばしてそれを止めた瞬間、

「無理だ」

と気づいた自分に愕然とした。

先週までの状態に戻ってしまった。

そしてそのまま布団の中で動けず、10時前になってようやく会社に連絡した。

ヤフオクで出品した商品が落札されて、オンラインで入金を確認したので、昼食を食べたあとに郵便局へ発送しに行った。妻に頼もうと思っていたが、昼を過ぎてからなんとか動けそうなので、自分で持っていった。妻も近所のスーパーに買い物に行くので一緒についてきた。

久しぶりに外に出て歩いた。今日はわりと暖かかった。しかし、足取りはのろのろと遅かった。こんな状態では、今年の初日みたいに、たとえタクシーを使って会社に行ったところで、やはりまともな仕事はできそうになかった。

この不調はいつまで続くのだろうか。最近数ヶ月の傾向だと、長くても2週間以内に切り替わるはずなのに。しかし、思い返してみたら近年1月というのは調子が悪いことが多い。暖かくなるのを待たないといけないのか?

しかし、そんなことは言ってられない。正直、4月からの派遣契約の更新が相当危ない状態だと思っている。今、首を切られたら絶体絶命である。貯金ももう何ヶ月分くらいしかもたない。派遣会社もこんな病人はもうどこにも紹介してくれないだろう。

ネガティブな思考に自分が傾いていく。いかん。信じるのだ。きっと良くなる。きっと良くなる。きっと。